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 沖縄防衛局は10日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる同県名護市辺野古の海上にボーリング調査のための台船を設置し、7月から中断していた調査を約4カ月ぶりに再開する準備を始めた。県が移設に反対する中、辺野古で埋め立て本体工事とボーリング調査が同時に進むことになる。

 沖縄本島の西海岸に停泊していた台船が9日に移動を始め、10日早朝に辺野古沿岸部に到着した。移設計画に伴い地質を調べるためのボーリング調査は、24地点で行う計画だが、台風の影響や政府と沖縄県との辺野古移設に関する集中協議による中断などにより、5地点で終わっていない。

 移設予定地に隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前ではこの日も移設に反対する約70人が抗議行動を行った。市民団体「ヘリ基地反対協議会」共同代表の安次富浩さん(69)は「埋め立て予定地で土器や石器が見つかり、政府は焦っているのだろう。県民も県知事も反対する作業は絶対に止めなければならない」と話した。(吉田拓史)