「戦争と平和の資料館ピースあいち」(名古屋市名東区)で8日、安全保障関連法反対を訴えてきた学生団体・SEALDs(シールズ)などの若者らを招いた交流会があった。戦争体験者から高校生まで100人ほどが集まり、平和に対するそれぞれの思いを語り合った。

 戦争の教訓を次の世代に伝えようと同館を運営するNPOが企画。「平和憲法を守ろう」と各地で声を上げてきた若者と、実際の戦争を知る世代との間には、豊かな対話が成り立つのではと考えたからだった。

 「祖父の体に戦時中の弾の痕があり、お風呂で触らせてもらった」。SEALDsのメンバーで国際基督教大学4年の元山仁士郎(もとやまじんしろう)さん(23)はマイクを持ち、子供のころを振り返った。沖縄県宜野湾市の出身だ。

 「肌で感じた戦争が声を上げた根底にあったのかもしれない」。そして、「世論が反対でも現政権は安保法を成立させた。民主主義の危機という問題意識で活動を続けたい」と語った。

 高校生も話した。名古屋経済大高蔵高3年の日比野和真さん(18)は今年、「高校生・戦後70年『未来』プロジェクト」に参加。3月に戦争体験者の話を聞いたことがきっかけだった。「若い僕たちが平和を築いていかないと。過去に学び、人々の無関心を関心に変えていきたい」