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アニメ好き以外にも見てほしい「涼宮ハルヒの憂鬱」の魅力を伝えます

アニメ

私はアニメオタクではありません。ですが、最後まで見たアニメはいくつかあります。アラレちゃんだとかドラゴンボールだとか、ゴールデンタイムに放送されていた往年の名作とかそういうのじゃなく、深夜枠で放送されるようなアニメです。そのうちの1つを、つたない表現ではありますがお勧めさせて頂きたいのです。

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前述「アニメオタク」というのは蔑称で使用したわけではありません。むしろ、敬意を込めて使いました。というのも、私は日本のアニメや漫画の文化に対して理解を示す気持ちがある一方、彼らのようにその世界にどっぷりと漬かってそのコンテンツを全身で楽しめるような熱中ができていないのです。ですので、「羨ましい」と思えるのですね、そこまで好きなものがあるということを。

読者様の中には素晴らしいアニメレビュー記事を書かれる方もいます。そんな中で、私にとって今回の記事を公開することは大変恐縮です。しかし、こんなにわかでも「面白かった」というようなアニメがあって、それを誰かに伝えられればそれが「アニメを見たことがない人にとっての、初めてのきっかけ」になるのかもしれないと思い、記事を書く次第なのです。前段が長くなってごめんなさい。

 

涼宮ハルヒの憂鬱

一大ブームを巻き起こした、ライトノベル発、谷川流の名作です。私が出会ったのはブームからすでに4~5年は経過していた頃です。アニメを見ました。

 

ストーリー

高校の入学式でトンデモ美少女の『涼宮ハルヒ』が自己紹介で「ただの人間には興味がない。この中に宇宙人・未来人・超能力者・異世界人がいたら私のところに来い」と大マジで言い放ったのをきっかけに、それに巻き込まれていく青年『キョン』の一人称視点で物語が進む、不思議な学園コメディーSFものです。

 

面白さは「意外性」

地上波では、第1話でなんの脈絡もなく、摩訶不思議な内容が放映されてしまい、物議を醸しましたが、第2話から普通にストーリーが進みます。DVDで借りるのであれば、「憂鬱」シリーズから借りればこのような混乱は起きないと思います。

始めは入学式~SOS団設立と、特に不思議もなく、ハルヒのハチャメチャでサイケな振る舞いに苦笑しつつアニメを見ることになると思うのですが、第3話あたりで無口な『長門有希』が、キョンにカミングアウトを始めたあたりから「お、これは...?」というふうな感じに引き込まれます。なので、私は初心者の方には、少なくともここまでは見てほしいと思うのです。

意外性はさらに続き、キョンは突然、宇宙人に命を狙われます。これまた本当に「えー!?」というような展開で、思わず吹き出してしまいそうになる(笑)けど、ここでも長門有希の素顔がもうひとつ垣間見えるシーンがあり、これまた見応えたっぷりなのです。ここまで見てくれれば、あとは憂鬱シリーズは最後までぶっ通しで見てしまうこと請け合いです。

 

最大の魅力は「キョンのぼやき」

主人公的役割を担うキョンの一人称で物語は進むのですが、キョンは常に自分の考えていることを言葉にします。声優さんも大変だったのだろうなと想像してしまいますが、これまた面白いのですよ。朝、学校に登校するその最中でも、ただ黙々とそのシーンがながれるのじゃなくて、キョンが見た世界や情景をしっかりと言葉にして「語って」くれるのです。それがまた理屈っぽいけどこそばゆいというか、聞いてて気持ちが良いのですね。例えるなら「見る小説」とでもいいましょうか。原作のライトノベルでもその語りはバリバリと描かれており、これが谷川さんの真骨頂なのかなぁと。

 

ラブコメも

ないとは言えないのですが、なにせハルヒが「ツンデレ」です。なので、ちゃんと見ていないと「ん?」というくらいの微量な「デレ」を見逃してしまいがちになる(笑)ですが、そこもまた奥ゆかしくて、見ていて微笑ましいのですね。個人的に、露骨なラブコメであるとか、主人公ハーレム型のアニメというのは、見ていてとっつきは良くありません。なので『涼宮ハルヒの憂鬱』の恋愛比率は丁度良かったです。メインと恋愛で9:1くらい。これはハルヒのツンデレ比率と同じです。憂鬱シリーズの最後には、キョンとハルヒはそれなりな納まり方をしてくれます。「恋愛も見たい!」という方もここでなんとか溜飲を下げて頂けるのではないでしょうか。

 

結語

いかがでしたか。ネタバレにもならないようなアニメレビューになってしまいましたね。しかし、これで少しでも『涼宮ハルヒの憂鬱』を見てくれる人がいれば、本当に嬉しいのです。良く「布教」なんて揶揄っぽく言われてますよね。オタクが人に好きなものを進める行為。あれは至極普通のことですよ。自分の好きなものを、誰かにも好きになってほしい。喜びを共有したい。これ、純粋な気持ちなんですよね。

だから私も大好きな涼宮ハルヒの憂鬱を知らない人に伝えたい、共有したい!そんな、勢い任せの気持ちで記事を書かせて頂きました。

 

これで筆を置きます。

 

アニメレビューの諸先輩方、補足等あれば言及などで遠慮なく取り上げていただきたい。

 

それではみなさん、ごきげんよう。

 

 

あ、私は圧倒的にハルヒ派です。もっといえばハルキョン派。割とメジャーな思想を持っています。

 

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