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ヨルダンの訓練施設で銃乱射 5人死亡
11月10日 6時00分

ヨルダンにある警察の訓練施設でヨルダン人の警察官の男が銃を乱射し、訓練の教官を務めていたアメリカ人など5人が死亡しました。男はその場で射殺され、治安当局が動機など背景を調べています。
ヨルダンのモマニ・メディア担当相は9日、国営通信を通じて、首都アンマンの郊外にある警察の訓練施設でヨルダンの警察官の男が銃を乱射したと発表しました。
この乱射によって、訓練の教官を務めていたアメリカ人2人と、南アフリカ人1人、それにヨルダン人2人の合わせて5人が死亡したほか、アメリカ人やヨルダン人の合わせて4人がけがをしたということです。
男は同僚の警察官に、その場で射殺されたということです。
地元のメディアによりますと、この訓練施設では主に隣国のイラクやパレスチナなどから集めた治安当局者への訓練が行われていたということで、ヨルダンの治安当局は、警察官の男が銃を乱射した動機など背景を詳しく調べています。

オバマ大統領 「緊密に連携し真相究明」

アメリカのオバマ大統領は9日、ホワイトハウスで記者団に対し、「制服を着用した者が訓練施設で犯行に及び2、3人のアメリカ人が殺害され、複数の人がけがをしたと把握している」と述べました。そのうえで、オバマ大統領は、「現在、捜査が行われている。われわれは真剣に受け止めており、何が起きたのか究明するためにヨルダン側と緊密に連携していく」と述べ、ヨルダンの治安当局とも連携し、真相の究明を急ぐ考えを示しました。

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