当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫ここから「報道ステーション」となります。
早速、今日のコメンテーターをご紹介します。
北海道大学、政治学がご専門のおなじみ中島岳志さんです。
よろしくお願いします。
まず、今日は上場になった。
株が売り出されたということで市場は大にぎわいの様相を呈しておりますね。
株全体もつれ高しております。
日本郵政、親会社とそれから、ゆうちょと、かんぽこの3つの会社の株が売りに出されたわけですけど考えてみると日本郵政というのは100%政府が株を持っていた。
その一部が日本郵政に関して売りに出されているということを考えますとまだまだ半官半民というところもありまして、民営化にもっともっと向かっているときに一部株を持った民間の人たちはこの先がぼやけているぞと。
どういう民間会社を目指すんだというところをついてくる可能性もあるわけですし、もう1つ気になる点といいますか忘れちゃいけないのはこの日本郵便ですが今、郵便事業というのは大変、赤字になっているわけですね。
ですから、ゆうちょとかんぽからおよそ1兆円の委託料ということでなんとかここをまかなっている。
ここは非上場で株は売りに出されておりません。
だからそういうことを考えると全体で見るとまた、民間の一部株を持っている方々がここの扱いに関しても1兆円のお金がいくというのは効率が悪いんじゃないかとかいろんなところを突いてくるという課題もあるわけです。
≫28年前のNTT以来となる大型上場。
初値がついたのは、場が開いて30分ほど経ってからだった。
≫午前9時30分を回りました。
郵政グループ3社で日本郵政とゆうちょ銀行にいずれも売り出し価格よりも高値がついての取引となっています。
≫日本郵政、ゆうちょ銀行かんぽ生命の初値はいずれも売り出し価格を上回った。
とりわけ、かんぽ生命の初値は33%増しでNTT上場時の値上がりとほぼ同じ水準。
初日の3社の時価総額は17兆円を超えた。
出だしはひとまず好調な滑り出し。
証券会社はどこも活況を呈していた。
≫都内のネット証券会社では朝から問い合わせが相次いでいるんですね。
郵政3社の上場で、普段より1.5倍の問い合わせがあったそうです。
≫この証券会社では郵政上場を機に顧客を呼び込もうと売買手数料を最大54%引き下げた。
そのかいあってか新規の口座開設はいつもの月の3倍に増えた。
≫売り出し価格が手ごろで配当の利回りも高い郵政株。
このため郵政3社の株を買いたいと申し込みが殺到し抽選の倍率は3倍から10倍になった。
≫郵政3社の上場にあたっては先月から全国で積極的な宣伝が行われてきた。
名古屋市の地下鉄の車内では郵政上場のポスターで埋め尽くされた。
一連の広告の費用を出しているのは上場主体の日本郵政グループではなく証券業界。
証券業界としては郵政の上場をきっかけに更に多くの投資家が株式市場に参入することを期待する。
上場を引き受ける証券会社の数は61社と空前の規模。
業界を挙げての上場劇となった。
≫興味は示されました?≫郵政民営化イエスかノーかを問うた小泉元総理は…。
≫今日の上場で国には郵政株の売却益およそ1兆4000億円が入る。
水面下で絵を描いたのは財務省だ。
例えば、売り出し価格についてはもっと高めの設定を望む声もあった。
しかし、これに財務省が…。
≫日本郵政株を所管しているのは財務省。
あえて手ごろな価格で上場に臨んだのにはわけがある。
≫財務省は2020年度までに郵政株の売却を繰り返して確実に4兆円を確保する考えだ。
この4兆円は全額東日本大震災の復興予算に充てられる。
売却益の目減りは許されない。
財務省のトラウマは28年前のNTTの上場だ。
≫NTTの場合、売り出し価格は119万円だったがバブル経済の波に乗り2か月後には一時318万円をつけた。
ところが、これがピークでその後、株価は下げ続け多くの株主が損失を抱えた。
このため今回、財務省は上場後に株価が下がらないよう売り出し価格を抑え官民挙げて郵政株を確実に売りさばく選択をした。
≫郵政株の売却益はいわば国民の財産。
今後、復興予算に4兆円の売却益が充てられる予定だが肝心の被災地では予算を消化しきれず関係のない事業への流用も指摘された。
果たして有効に使われるのか。
話を郵政グループの今後に戻す。
≫ただ、これは民営化への第一歩に過ぎない。
持ち株会社である日本郵政の株式の9割は依然として政府が保有しておりグループとしての経営の自由度が制約され課題が多い。
≫株が一部上場されて盛り上がるというのはいいことだと私は思います。
だけど真壁先生がおっしゃるようにそういう見方をしなきゃいけなくていろんな角度から見なきゃいけないと思うんですね。
ちょっと出てきた復興予算のこともそうです。
あれだけ流用していていろんな問題があって予算も使い切れていないときに4兆円を必ず入れる。
本当に入れるのかという視線も大事だと思います。
それから、我々マスコミも忘れちゃいけないんですけど株上場ばっかり言ってちゃいけないのはなんといってもゆうちょマネーはかつてどんな使われ方をしたかですよね。
道路公団に湯水のように金が流れてもしかしたら、いらない道路もいっぱい作っちゃったんじゃないかそれから官僚の天下りで特殊法人に金がいってそこでも湯水のようにやりたい放題やっていたじゃないか。
いろいろな使われ方をした。
これじゃだめだということでかんぽ含めてゆうちょに関しては今後、完全民営化のビジョンを示せというところを見ておかなきゃいけないし完全民営化になったら今度はあまねくサービスの郵便局のユニバーサルサービスはじめとして過疎はだめとなったらなんのためのサービスかと反対側からも見なきゃいけない。
すごい複雑だと思うんですよね。
さて、がらっと変わって次、小川さんです。
≫続いてのニュースにまいります。
女性は男性と違って離婚後6か月間再婚することができません。
これは、生まれてくる子どもの父親が誰なのかという問題を防ぐためということで明治時代にできた法律なんですが皆さんどう思いますでしょうか。
今日はこの件とそれから夫婦別姓に関して最高裁で弁論が開かれました。
≫明治時代から変わらず続いてきた女性の結婚の在り方が大きく変わるかもしれない。
今日、最高裁の大法廷で弁論が開かれた。
問われたのは民法の2つの規定が法の下の平等などを保障した憲法に違反するかどうかだ。
女性だけに再婚を禁止する期間を定めているこの規定は憲法に違反すると女性が国を訴えた裁判。
≫訴えたのは岡山県の30代の女性で1審、2審では敗訴していた。
女性は前の夫と結婚した直後から暴力を受け続け実家に逃れていた。
離婚するために裁判を起こしたが離婚が成立したのはおよそ1年半後。
離婚の直前に、現在の夫との間に子どもができたがすぐに結婚することができなかった。
≫6か月間は再婚を禁止するという規定は生まれてきた子どもの父親が誰なのかという争いを防ぐ目的がある。
これは明治時代に定められた法律がそのまま引き継がれたものだ。
原告の女性側はDNA鑑定の技術が発達し父親をめぐる争いは防げると主張している。
≫一方、国側は妊娠が明らかになるまで再婚を6か月間待つことは現在も合理性は失われていないと主張した。
街で聞いた。
≫次に問われたのは民法のこの規定。
≫結婚後に別々の名字を選べないのは憲法に違反するとして男女5人が国を訴えた裁判。
どちらの名字を選ぶかは自由だが現在、結婚したカップルの96%が夫の名字を名乗っている。
原告は、結婚後も仕事を続ける女性が増え職業上の不都合に直面していると訴えた。
≫1996年、法務省の諮問機関である法制審議会は再婚を禁止する期間を短縮することに加え夫婦別姓も選べるようにした答申を出した。
しかし自民党を中心に家族の名字がバラバラでは家族の一体感が失われ絆が弱まるなどといった慎重な意見が相次ぎ議論は20年以上たなざらしにされてきた。
横浜市に住む30代の夫婦。
5年前に結婚式を挙げたが籍は入れず事実婚を選んだ。
名字を変えると仕事で培ってきた人間関係が失われると考えたからだ。
≫ただ不安も多い。
≫最高裁大法廷で弁論が開かれるということは明治から続く民法の規定が見直される可能性が十分にあるということだ。
早ければ年内にも判決が言い渡される。
≫2つのこと出ましたけどどっちとも、明治の時代よりというんじゃなくてもういいんじゃないの変えてもと思いますよね。
≫新しい伝統とか作られた伝統という言葉がありますけどこういう夫婦が必ず特に同姓でなければならないというのは極めて近代的な日本の制度なんですよね。
ですから必ずしも日本の伝統ということはできないと思うんですね。
ですから広く見直すべきだと私は思いますね。
≫女性としてどうですか?半年間は子どものことをいろいろ考えたうえで結婚ができないという女性だけにはめられることはどうですか?≫なんで女性だけなのかなと。
妊娠とかもあるかもしれませんがこれだけ、家族観ですとか結婚観が多様化していてまた、離婚の形も1つではないわけですから120年前の民法がずっと引き継がれるのがやっぱり違和感がありますよね。
≫本当ですよね。
だって司法で最高裁ですけれども政治のことで考えると今の政府は何、こじつけているんだと怒られるかもしれないけど国際環境の変化によって大きく変わらなきゃいけないと≫日本にも、いろいろと今後どうなるかによっては影響が出てくるという視座で見ますとちょっと古いですけど見てください。
共産党軍を率いる毛沢東が現在の中国の礎を作った。
そして一方、国民党軍を率いていた蒋介石は台湾へと移ったと。
分断から、なんと66年経って中国の国家主席とそして台湾の総統が会って話をする。
それの意味、背景を探ります。
≫中国・台湾分裂以来初となるトップ会談は中国の習近平国家主席の滞在に合わせ7日、シンガポールで行われる。
歴史的会談は、来年1月の台湾総統選を見据えたもの。
キーワードとなるのは1992年に中台間で合意された中国と台湾は不可分という原則1つの中国だ。
中国と台湾の与党・国民党はこの原則を中台交流の基礎としてきたが独立志向の強い野党・民進党はこれを認めていない。
その民進党が政権を獲得する可能性が大きくなっているのだ。
馬英九政権は就任以来中国との関係強化を推し進め台湾経済は大きく中国に依存するようになった。
その一方で、中国の影響力増加への警戒感からか反発も強まっている。
去年3月には中国とのサービス業の市場開放協定を強引に推し進めようとしたため民主主義を踏みにじったとして学生らの抗議行動が発生。
去年11月に行われた地方選では与党・国民党が惨敗した。
だが1つの中国を認めない民進党が政権を奪取した場合中国との関係が悪化し経済が不安定化する可能性もある。
中国はトップ会談をすることで台湾の経済界を揺さぶり民進党を牽制する狙いだ。
≫ということなんですが続いてのニュースも中国が関連してまいりますけどもその前にASEANの国防相会議。
ここに中国、アメリカが参加をして日本も参加しておりますけどもあの重要な南シナ海をめぐって中国とアメリカがある程度やり合っている中でどうなるかというニュースなんですけど航行の自由が入るかといわれていました。
アメリカの航行の自由もこの文書に入るかといわれていたんですが入らないと。
中国がある種、表面上は押し切った形に見える。
一概にそうは言えないようですが。
これは、どういうことかということなんですがそこを見ていくとはっきりさせておかなきゃいけないのは、やっぱり東南アジア10か国大体、色分けされてきて微妙だと。
アメリカだけに組したくない中国だけに組したくないいろんな思惑がある。
このあと中島先生にその辺りを解説してもらいます。
≫出されるはずの共同宣言はなし。
ASEAN・東南アジア諸国連合の10か国に日本やアメリカ中国などを加えた拡大国防相会議は南シナ海の問題をめぐって意見が対立し異例の事態となった。
≫本来ならば国防大臣全員が参加するはずだったこの記者会見なんですが共同宣言が出されなかったためにマレーシア単独での会見となってしまいました。
≫実は共同宣言の文言をめぐってはアメリカが南シナ海問題への言及や航行の自由の原則を盛り込むよう主張していた。
しかし中国がこれに強く反対し決着がつかなかったのだ。
しかも、共同宣言ではなく議長声明という形に格下げしたがその中でも南シナ海への言及はおろか一般的な航行の自由の文言すら入らずに終わった。
中国が押し切った形だ。
≫笑顔で会場を去った中国側。
暗にアメリカを批判するコメントも発表した。
≫争いは昨夜の、米中の直接会談でも繰り広げられた。
≫これに対し常万全国防相は中国が作った人工島の周辺にアメリカが艦船を派遣したことについて挑発的だと批判した。
≫深まっているかに見える米中の溝。
ただ、専門化の見方は違う。
≫注目すべきはアメリカが今回の直接会談でも全ての当事者に対し航行の自由を求めると表現した点だという。
≫というような見方が出ていますけど。
さっきも言いましたように中島さんに、1つこの肝心のASEAN。
南シナ海を取り囲んでいないところも含めてですけど色分けをイメージしておきたいなと。
≫南シナ海での領土問題なのでASEAN諸国と中国が全面的に対立をしているように思いがちなんですけれどもしかし、東南アジアのASEANの中にはいろいろと中国に対するスタンスが異なるんですね。
例えば、直接的に領土問題を抱えているベトナム、フィリピンマレーシアですね。
この国の間でも少し微妙な違いがあるんですけどこれらの国々青で塗ったところというのは今回の航行の自由については賛成であるという国ですね。
マレーシアなんかは少しバランスをとりながらいろいろスタンスを調整しているという感じです。
しかし、一方でミャンマー、ラオスカンボジア。
赤で塗ったところがありますけどここは中国からの援助に非常に大きく頼っているところがある国で経済的なつながりが強いということで中国に対して厳しい態度にはなかなかでない国。
≫非常に戦略的になっていますね。
タイやあるいはインドネシアやシンガポール、ブルネイもちょっと微妙なところがあるんですけどこういう国は中間派といいましょうかあまり態度を鮮明にしない。
バランスをとろうという国です。
この背景に何があるのかということですがやはり中国としてはASEAN10か国というのが一枚岩で中国と何か話をしようということになると強敵になるわけですね。
ですからこれをなんとかして引き裂きたいというそういう戦略があって一部の国には非常に強く援助をし、経済的なつながりを深めてきた。
どうもその成果が今回のトーンダウンですね。
議長声明のトーンダウンに表れているかもしれないですがしかしASEANの諸国の中には当然、ミャンマーなんかを含めて中国の軍事的な拡張主義に対しては懸念があるわけですね。
非常に微妙なところというのが今回の会談では表れたのかなと思いますね。
≫興梠先生おっしゃったように管理された対決モードをある種、醸し出しながらお互いに落としどころを狙っているという米中はあったにせよ中国のもくろみとしては今、言ったようにASEANをうまく分断することで決して一枚岩にさせてアメリカとべったりにさせないと注目しているわけですね。
もう、何作戦だかわからない。
多層構造になっていますね。
≫マイナンバー制度来年の1月から運用が始まります。
もうすぐです。
政府は行政の手続きが簡略化される簡単になるといったメリット、目的を掲げていますけどマイナンバーはITの公共事業である。
こういう指摘もあります。
どうなんでしょうか。
≫千葉県鎌ケ谷市役所。
地下の一室に大量の郵便物が届いた。
≫先月から郵送が始まったマイナンバーの通知カード。
実際の個人番号カードは希望する人にこの通知カードと交換で配られる。
住民が不在などで届かなかった1300通が留め置かれている。
直接本人の手元に届かないと情報漏洩にもつながりかねないからだ。
すでに住民票などへの記載は始まっていて希望すればマイナンバー入りの文書が発行される。
≫実は、取材後の今日夕方この鎌ケ谷市内で郵便局が通知カードを別人に配達していたことが明らかになった。
いくら慎重に対応しても漏洩の落とし穴はどこにあるかわからない。
例えば横浜市内での例。
先月26日転出証明書を求める女性が区役所を訪れた。
ほかの窓口に行っている間に職員が誤って全く別の人に女性のマイナンバーが記された書類を渡してしまったという。
女性の希望でマイナンバーが変更されることになった。
そして、茨城県の取手市ではマイナンバーが記載された住民票100人分を誤って交付。
自動交付機の設定ミスが原因だった。
≫「報道ステーション」で確認できただけでもマイナンバーの変更という対応を行うのは12の自治体。
全国で少なくとも93人に影響が出ている。
いずれも行政や郵便局のミスによる漏洩が原因だ。
今のところ番号の変更だけで済んでいる。
しかしマイナンバー制度の運用が始まる来年1月からは、我々の負担が大きく増すことになる。
漏洩が起きたらまずマイナンバーが変更されカードが再発行される。
そして新しい番号を税務署や年金事務所などに伝えることになる。
一体誰が伝えるのか。
それは、マイナンバーカードの所有者我々自身だ。
更に…。
国は普及促進のためマイナンバーカードにクレジット機能をつけたり運転免許証や健康保険証との一体化なども検討する。
また東京オリンピックではチケット代わりにする構想まである。
カード再発行になればこうした機能の変更作業を行うのも自分自身になる可能性がある。
マイナンバー制度は国と自治体のシステムを作る初期費用でおよそ2700億円が投じられている。
更に民間のシステム投資を含めると2兆円から3兆円かかるともいわれる。
≫漏洩を完全にゼロにすることは不可能だ。
国は漏洩時や紛失したときのために24時間態勢のコールセンターを設けることにしている。
マイナンバー制度は初期費用だけでなく年間のランニングコストが毎年200億円程度とされる。
しかも、マイナンバーを扱うのは行政だけではない。
≫中島さん、この前、私も「モーニングショー」を見ていてもっと勉強せにゃあかんと思ってたんですが今おっしゃってたこととつながるんですが、小さな企業でものすごいお金をかけて初期投資をしてきちっとプロテクトして漏洩しないようなシステムを作って結果、大変な状況の中で長い時間かけると漏洩する懸念がある。
漏洩したらまたそこでお金がかかる。
それのいたちごっこをやっていてどれだけお金がかかるかと考えると利権じゃないのといいたくなってくるんです。
これはメリット、デメリット精査しないといけないと思いますね。
もう走っちゃってますけど。
≫いろんな論点があるんですけどメリット、デメリットですがメリットというのは税金、納税逃れというものを防ぐという問題ですよね。
公正な負担ということがいわれていますけれどもこれに資するメリットは非常に大きいと思います。
しかし一方でさまざまなものが一体化されていくという話が出ていますけれども例えば預金口座なんかもこのマイナンバーとセットで管理をされるということの話にその延長上でなっていこうとしていますけどこうすると国側が資産を管理していくという方向に進みかねないわけですね。
これで、いろんなことが考え得るんですけど例えばですが資産の管理をされると生活保護なんかですと窓口に行って申請をするときにいやいや、あなたの親族にはこれだけたくさん資産を持っている人がいるじゃないですかとそっちに頼ってくださいというような親族に対する扶養の義務というのが強まっていく可能性が考えられる。
いろいろほかのことも考えられます。
≫いってみれば大きなお世話で把握されちゃうんですよねいろんなことがね。
≫お金の流れが把握されるということです。
更には健康情報もマイナンバーとセットでという話もあるわけですね。
そうするとプライバシーの問題は一体どうなるのかということも出てきます。
≫国に丸裸にされているものですからね。
≫更に、個人番号カードですけどメリットがあるのは先ほど出てきましたけど運転免許証とか1枚になって便利だな。
お財布の中が余裕ができるなと思われる方もいると思います。
更に、ICチップが入っているわけですがこれが民間に開放されるということもあるわけです。
例えばお財布の中を見るといろんなお店のポイントカードがたくさんあって私も、お財布が太くなって困るんですけどこれを一元化する話もあったりしてそれはいいじゃないかと思われる方もいると思うんですね。
しかし、一方でこれには情報漏れというリスクがあるわけですよね。
こんなお買い物情報まで漏れてしまう可能性が出てきたときにこれをどう考えるのかという問題がありますよね。
更にそんなところまで国に場合によっては把握される可能性がある。
その辺り、全部総合して考えないといけないですね。
≫これはもうちょっと見切り発車すぎるんじゃないですかね。
制度がしっかりしていない。
だだ漏れになる懸念もある中でとにかく便利だ、便利だって進めていっちゃう既成事実化するということでお金はどんどんかかっていくわけですから。
もう1回お金に戻りますが例えばいろんなものがカードの中に情報が書き込まれすぎることの弊害を今後またこの番組でやらなきゃいけませんしカードに組み込まれるICチップどういうことになっていくかな。
これ、どこまでの制度が要求されていくかなということもありますよね。
≫私あまり拡大しすぎないほうが≫おととい、福岡県のみやま市で16歳の男子高校生がひき逃げされる事件がありました。
男子高校生はいまだ意識不明の重体です。
逮捕されたのは93歳の女でした。
≫フロント部分の左右に何か衝突した跡が残る軽ワゴン車。
この車を運転しひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは無職の加藤ミトリ容疑者93歳だった。
この車はマニュアル車で普段からよく乗っていたという。
≫事件が起きたのは2日午後4時前。
周囲は田んぼが広がり見通しがよい。
警察によると加藤容疑者が運転する軽ワゴン車は男子高校生が乗った原付きバイクと出合い頭に衝突。
その後、ガードレールにぶつかりそのまま走り去ったという。
男子高校生は今も意識不明のままだ。
現場に残された車の破片などから加藤容疑者が浮上。
更に事件当日に軽ワゴン車を修理に出していたことがわかり証拠隠滅の恐れもあるとして逮捕に踏み切った。
警察の調べに対して加藤容疑者はガードレールに当たったことは覚えているがバイクに当たったことはわからないと容疑を否認している。
近所の人は加藤容疑者の運転について以前から心配していた。
≫加藤容疑者は受け答えもしっかりしていて警察は認知症などの影響はないとみている。
≫何歳であれ関係ないんです。
ひき逃げってのは本当に卑劣ですよね。
パニックになっちゃうっていいますけど人がそこで倒れているという認識がある以上はもう絶対逃げるなんてあり得ないわけです。
≫本当にこの子の容体が心配です。
≫この番組でも政府と沖縄は対話するべきだと再三再四いっているところがあるわけですけれども対話はおろか今日の動き。
警視庁の機動隊が入ってきた。
さあ、排除するぞということですよねこの光景。
≫東京から派遣された警視庁の機動隊およそ130人が今日からキャンプ・シュワブゲート前の警備に投入された。
政府によると、沖縄県警からの要請を受けたものだというが沖縄の基地問題をめぐる抗議活動の警備に東京の警察があたるという構図。
地元の人にとって同じ沖縄の警察であれば通じ合える部分もあるかもしれない。
地元は政府の強硬姿勢の表れだと反発している。
椅子ごと排除されたこの女性。
15歳のときに沖縄戦を体験し火炎放射器で焼かれて大やけどを負った。
不自由な足を引きずり座り込みに戻ろうとするが機動隊が行く手をさえぎる。
≫アメリカの運輸当局が1社に科す制裁金としては史上最高額です。
≫タカタ製エアバッグの欠陥問題でアメリカの運輸当局は3日対応の遅れが被害拡大を招いたとしてタカタに対し85億円から最大で242億円の制裁金を科すと発表した。
タカタのエアバッグをめぐっては作動時にガス発生装置が破裂し金属片が飛び散る欠陥が判明。
アメリカでは7人が死亡100人近くが怪我をしている。
≫北海道での旭化成建材の杭打ち工事で実際に報告書を作成した男性が口を開いた。
≫データ偽装を自分が行った可能性があると認めたこの男性は偽装が発覚した釧路市、紋別市稚内市など合わせて4件の工事で報告書を作成した人物だ。
≫一方、国が立ち上げた有識者委員会は…。
≫工事に関して設計段階における地盤調査のやり方などについて確認や検証が必要だということだ。
≫原子力規制委員会が異例の勧告を出すことを決めた。
高速増殖炉もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構では安全を確保できないという厳しい内容だ。
≫もんじゅは3年前におよそ1万点の機器の点検漏れが発覚。
規制委員会が改善命令を出したにもかかわらずその後も新たな点検ミスが相次いでいた。
勧告の相手は機構を監督する立場の文部科学大臣だ。
半年以内に別の運営組織を探すよう求める方針でそれができない場合はもんじゅの廃炉に向けた議論が高まることになる。
≫運営組織を変えてどうなるものでしょうか。
本当に今まで1兆円の金が投じられ年間の維持費が200億円というこのもんじゅ一体何が生まれてきたのかということですよね。
地元の方々へのフォローというのは長年ですから大事だと思いますけど。
空模様まいりましょう。
林さん、お願いします。
≫お伝えします。
こちら、けやき坂では今日からイルミネーションが始まりました。
こちらには65本のけやきの木があるんですがそこに、およそ120万ものLEDが輝いています。
今年は去年より更に増えて過去最多となっているんです。
より輝きが増したように感じました。
この先は晴れ続きとお伝えしてきましたが明日は晴れエリアが少し狭まりそうです。
六本木の木々も色づいてきました。
今、紅葉がどこまで進んでいるのか今日はこちらを用意しました。
見てみますと見ごろとなっているのが主に、東日本で西日本でも色づき始めています。
標高が高い山などではすでに見ごろとなっているところもありますね。
今年は見ごろが長くなっているところもあるそうです。
紅葉と聞くとモミジを思い浮かべる方も多いと思いますが今日ご紹介するのはモミジだけではありません。
桜の名所として知られる青森県、弘前公園。
ちょうど半年前、ここを桜の取材で訪れたんですが今はすっかり秋の装いになっています。
春には一面ピンク色に染まっていた桜。
それがまるでお色直しをしたようですね。
桜の葉は黄色やオレンジ色に染まるんですが今年はいつもより赤みが強いそうです。
今、まさに見ごろを迎えています。
≫よく見ると、桜の紅葉は1枚1枚が違った色づきをしています。
色づくとすぐに落ちてしまうそうですがまだ、今週いっぱいは楽しめそうです。
落ちてきた葉を手にとってゆっくり眺めてみるのもいいかもしれません。
≫弘前から一転しましてスポーツ担当の青山さんは今日は福岡に取材に行ったんですね。
≫はい、福岡に行ってきましたがその前にテニスからお伝えしていきます。
速報です。
錦織圭選手のパリマスターズの2回戦。
相手は、対戦通算成績2勝2敗。
地元フランスの実力者です。
≫錦織圭悲願のマスターズ初優勝へ。
相手は世界ランク32位のシャルディ。
先週の大会は右肩の痛みにより欠場していた錦織。
怪我の影響は全くない。
相手のサーブは200キロを超える。
拾う…。
最後は、見事なロブショット。
第1セットは錦織が奪う。
しかし、続く第2セット。
強烈なサーブを連発されるとタイブレークの末落としてしまう。
最終セットは錦織が攻める。
一気にギアを上げるとブレークを重ねる。
サービスゲームでは…。
速い攻撃。
そして迎えたマッチポイント。
最終セットは6−1の圧勝。
錦織が3回戦進出を決めた。
≫福岡に行って取材してきたのはこちらです。
侍ジャパンが新たに挑む戦い世界野球プレミア12。
大会は日曜日宿敵・韓国との一戦で幕を開けます。
いつも解説をしてくださっている稲葉篤紀さんが侍ジャパンの打撃コーチを務めているんですがその稲葉コーチ自ら韓国に飛んで視察しました。
今日の全体練習の模様と併せてご覧ください。
≫明日の強化試合を前に稲葉打撃コーチを直撃。
≫普段は違うチームに所属する選手たち。
集まるのも短期間のため全体練習は互いの意思を確認し合う貴重な場となる。
≫日曜日に迫った開幕戦相手は韓国。
ここ10年で5勝6敗と負け越している。
≫先月7日。
ポストシーズン真っただ中の韓国リーグに足を運んだ稲葉。
その目的は侍ジャパンの打撃コーチとしてどうしても見ておきたいピッチャーがいたからだ。
≫忘れもしない2008年北京オリンピック。
稲葉はこの男にやられた。
キム・グァンヒョン。
稲葉をはじめとする日本は最速150キロに迫るストレートと鋭く曲がるスライダーに苦しめられた。
キムが先発した2試合に敗れた日本はメダルを逃すことになった。
あれから7年。
今年、14勝を挙げ韓国のエースに君臨するキム。
その実力は稲葉の目にどう映ったのか。
≫持ち味は健在。
≫たくさん経験をしてきているのでそういう意味でも、なかなか打ち崩すのは難しいかなというね。
≫では、日本はどう攻略すべきか。
≫個人個人である程度絞り球、狙い球というのをやっぱり決めていってやるっていうのがいいんじゃないかなと思いましたけど。
≫日本との開幕戦。
先発の最有力候補とされるキム。
打ち崩すことができるのか。
一方、バッターで警戒すべき選手。
まずは日本シリーズMVPイ・デホ。
日本での実力は誰もが認める。
そのイ・デホが昨日、こんな言葉を残した。
≫イ・デホをして最高のバッターといわしめた男の衝撃の一発。
≫この打球もう一度見てみると…。
なんとバックスクリーンの向こう側へ。
警戒せよパク・ピョンホ、29歳。
4年連続ホームランと打点の2冠に輝く韓国史上最強ともいわれるスラッガー。
このオフ、ポスティングでのメジャー移籍も確実視される。
≫規格外のこの男抑えることができるのか。
韓国戦で先発する大谷は韓国史上最強バッターパク・ピョンホについてこう語った。
≫林さん、弘前行かれましたけどね。
桜は今年は平年より赤みが強い?≫赤みが強いとおっしゃっていましたね。
園の方が。
2015/11/04(水) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]
“郵政3社”が上場…株式市場は期待沸騰も起爆剤となりうるか?▽マイナンバー「ここが問題」▽高速増殖炉もんじゅに勧告か?▽弘前の紅葉
詳細情報
◇番組内容
“郵政3社”が上場…株式市場は期待沸騰も起爆剤となりうるか?▽マイナンバー「ここが問題」▽高速増殖炉もんじゅに勧告か?▽弘前の紅葉
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:41582(0xA26E)