すてきにハンドメイド「おでかけの足元に! レース風くつした」 2015.11.05


お好みで七味とうがらしもお試し下さい。

(テーマ音楽)秋の深まりとともに足元がちょっと冷えてきますよね。
そんな時毛糸で編んだ温かいくつしたはいかがでしょうか?このおしゃれなレース風のくつした。
実はかぎ針の基本的な編み方の組み合わせで作れるんです。
程よい厚みなので今ある靴に気軽に合わせる事ができるんですよ。
また毛糸の色を変えてシックな雰囲気に。
ショートブーツと合わせるとエレガントな足元になりますね。
カジュアルな服装には明るい色の毛糸で。
スニーカーとも相性バッチリです。
足元のおしゃれの幅が広がるレース風のくつしたで秋のお出かけを楽しみませんか?「すてきにハンドメイド」。
今回からはニットの大特集です。
私たちの足元をご覧下さいませ。
温か〜い。
ご紹介するくつしたをはいてみました。
手編みのくつしたって少し分厚くて室内ではくというイメージがあったんですがこれだとレース風なのでいろんなコーディネートが楽しめそうですね。
ちょっとくつしたの全体をあちらでご覧頂きましょう。
今回の作品レース風のくつしたですけれども厚みはあるんですがふんわり柔らかなので靴の中にスッと足が入るんですよ。
そうですね。
はきやすいしね。
教えて下さる方をご紹介致します。
ニットデザイナーの田沼英治さんです。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
お願い致します。
ニットのくつしたってね私たち棒針で編むというイメージがあるんですけれどもこれはかぎ針なんですよね。
それはどうしてなんでしょうか?やっぱり棒針で編むとなると難しいイメージがありますよね。
私自身ニット業界を盛り上げるという仕事をしてまして手軽に作れるニットをデザインして多くの人に知ってもらいたいと思い今回かぎ針1本で編める作品を考えました。
確かに私もやってみようかなという気分になりますものね。
お手軽な感じですよね。
では改めて今回のお薦めポイントを教えて下さい。
基本的な編み方を組み合わせる。
できるんですね?その心は?3つのパーツで3つの編み方でできるようになっています。
3つの編み方。
こちらをご覧下さいませ。
これはつま先とそしてかかとと履き口の3つのパーツに分かれているんですね。
つま先とかかとは細編みでできてて丈夫になっています。
レース模様は長編みと鎖編みで横にも縦にも伸びるのではきやすくなっております。
3つの編み方さえ知ってれば誰にでも楽しんでもらえると思ってます。
ここがね頑丈そうですもんね。
丈夫に。
つま先は爪でね破れたり。
そう穴開いちゃいます。
かかとは擦り切れたりしがちですよね。
でも細編みですから安心ですよ。
それではこのくつしたの作り方ご覧下さい。
材料です。
毛糸は中細程度のソックス用のものを使います。
ソックス用というのがあるんですね。
ウールとナイロンを混ぜ合わせたもので伸縮性があるのでかぎ針で編んでもはきやすいんです。
まずつま先から細編みで編んでいきます。
記号図はこのようになっていて中心から目を増やしながら細編みでだ円に編んでいきます。
土台となる…作り目はゆる〜く編んでらっしゃいますね。
4目めから1段めめで一気に10目に増やすのでゆるめに編んだ方が編みやすくなります。
1段めはまず立ち上がりの鎖編み1目を編みます。
次に作り目の1つめの裏山に針を入れ…続けて残りの作り目にも細編みを1目ずつ編み入れます。
作り目の4目めがポイントでだ円のカーブを作ります。
まず細編みを1目入れもう一度同じ目に細編みを1目編み入れます。
ここでグルリと回して編む方向を変え更にもう一度同じ穴に細編みを1目編み入れます。
こうするとだ円の片側のカーブ部分が作れます。
次の目は作り目の鎖編みの残りをすくい細編み1目。
その次の目も同じように細編みを1目編み入れていきますそして最初の目に戻ってきました。
ここにだ円の反対側のカーブの部分を作るため細編みを2回編み入れます。
最後に立ち上がり1目に針を入れ引き抜き編みをすると1段めの編み上がりです。
このように小さなだ円形になり編み目が全部で10目になっています。
ここから増し目をしながら編み広げていきます。
ここがつま先の一番先の部分ですね。
2段めは立ち上がりの鎖編み1目編み次の目に増し目をします。
増し目は同じ穴に細編みを2回編み入れる編み方です。
だ円の直線部分になる目は細編み1目を繰り返し…。
だ円のカーブになる目は増し目をすると覚えて下さい。
あとは記号図に沿って増し目をしながら17段まで編んでいきます。
だ円のカーブの部分が足の側面にあたるんですね。
よく考えられてますね。
ホント。
側面の部分を増し目で作る事で足にフィットする丸みの形になります。
こちらが17段めまで編み上がったものです。
目の数が50目になっているとOKです。
これでつま先部分が編めました。
続いて足の甲と底のレース模様を編んでいきます。
こちらが記号図です。
複雑に見えますがレース模様は長編みと鎖編みを組み合わせた基本的な模様編みになっています。
まず1段め…次にかぎ針に糸を引っ掛けつま先の細編みの頭をすくい長編みを編み入れます。
長編みはできた3つのループを2本ずつ2回引き抜いて編みます。
ここからまず扇の模様を編んでいきます。
まずつま先の細編みの5つめの目をすくい長編みを1目編み入れます。
そして同じ穴に2目全部で3目長編みを編み入れます。
次に鎖編みを2目編み更に同じ穴に長編みを3目編み入れます。
これで扇の模様ができました。
次はV字の模様を編んでいきます。
扇模様を入れた目から5つめの目に長編みを1目続けて鎖編みを2目編み同じ穴に長編みをもう1目編み入れて作ります。
これでV字模様と扇模様の2つのセット。
2つで1つのセットになるんですね。
そうです。
14目で1セットになりこれを5セット編むとつま先を1周する事になります。
段の最後は立ち上がりの鎖編み3つめめの裏山に針を入れ引き抜き編みをし更に始めの鎖編み部分をそっくりすくい引き抜き編みをし次の段へとつなげる。
2段めは…あとは1段めと同じ模様を繰り返し11段めまで編み続けます。
最後は引き抜き編みをして11段めの編み上がりです。
これでつま先から甲と底の部分までが完成しました。
一見すごく複雑そうに見える模様なんですけど長編みと細編み…。
あっ長編みと鎖編みを合わせるだけであんなふうに扇になったりVになったりね。
面白いですよね。
そしてこちらをご覧下さい。
このつま先の増し目のところですがちょっとややこしいですよね。
2段めと3段めが6つずつ4段め以降は1段おきに4つ増し目をしますと覚えて下さい。
もし最後に数が合わなければ1段前まで戻って目を増やして数を合わせてもらえば大丈夫です。
50目になってればOKです。
一番外側の目が50目。
外側の目が足りないなという時50…。
最後のところで増やしたりしていいですか?そうですね50目めになる最後の段の時に増やして頂いて良くてもし最後で段が増えてたら1段戻って減らして数を調節して頂ければと思っております。
多すぎる時はちょっと戻って減らす。
その方がきれいに…。
そうですね。
きれいに仕上がるのね。
仕上がるねという事ですか。
更に編んでいく上での注意点はありますでしょうか?これがつま先の部分の編んだものなんですけど必ず表側からかぎ針を入れて下さい。
実は編んでる途中で編みながらクルクル回ってしまって中表になっている場合があります。
この場合逆方向から編んでしまう事になるので記号図と合わなくなってしまいますので。
このいちばん下の糸が出てる方を表目という基準にしまして編んでいって下さい。
もしひっくり返ったまんまずっと編んでいくとどうなるんですか?反対側が表になってしまうんで形もあんまり良くないですしはき心地もそんなに良くなくなってしまいますので。
そうなんですか。
そして足のサイズなんですが皆さんそれぞれ大きさが違いますよね。
サイズ調整はどうしたらいいですか?今回のくつしたは24センチを基準に作っております。
レース模様の1段はおよそ1.2センチになっていまして小さいサイズの方はレース模様の段数を少なくして大きい方は多くする事で調節ができます。
ここですね。
これ一つ一つが1.2センチずつという事だから私はこのままいきます。
私はまあ…1段くらい増やそうかな〜という。
そうですね。
増やしたり減らしたりねサイズ調整が可能という事ですね。
いずれにしてもつま先とかかとの間の段数を増やすんですよね。
そうです。
かかとより上を増やしてもサイズは大きくなりませんね。
そこだけ皆さん気をつけて下さい。
それでは編み方の後半に参りましょう。
VTRです。
まず履き口まで編みましてそのあとかかとを編んでいきます。
11段めの続きからで記号図はこちらになります。
そのためにかかと穴を作りながら履き口まで編んでいきます。
11段めから12段めは前段の鎖編みをそっくりすくい引き抜き編みをしてつなぎます。
立ち上がりの鎖編み3目続けて鎖編み2目そして長編み1目を編み入れます。
鎖編みができたら編み始めから…この開いた部分がかかと穴になります。
あとは模様の続きを11段めと同じように編んでいきます。
12段めの編み終わりも同じように…13段めは最初の長編みをしたらそこから5目めの鎖編みの裏山に針を入れ扇模様を編み入れます。
鎖編み5目ごとに扇とV字の模様を編み入れ最後に引き抜き編みをします。
このあとも24段になるまで模様編みを繰り返し編んでいきます。
最後は糸を10センチほど残して切り糸を引き抜くと履き口まで編み上がりました。
これはまっすぐに編んでいるんですがかかと穴があるから勝手にこの足のカーブに沿ったように編み上がってくれるんですね。
きちんと「く」の字型の反対みたいな感じになってますね。
なってますね。
最後にかかと部分を編みつけていきます。
まずかかと穴に土台を作っていきます。
記号図の緑色の部分です。
この鎖編みと細編みを繰り返し左端まできたら長編みに引き抜き編みをします。
という事は土台は半周だけなんですか?そうなんです。
ここで次の段からの編み始めがこれまでと反対になるので記号図で確認して下さい。
記号図に沿って……グルリと1周細編みをしていきます。
1段めの完成の時点で目の数は全部で50目になっています。
ここから記号図に沿って減らし目をしていきます。
かかとの側面にあたる部分で減らし目をする事で足に合った丸みを作る事ができます。
かかとは減らし目つま先は増やし目でしたね。
減らし目は目に針を入れ糸を引き出し編み目が未完成のまま隣の目に針を入れ糸を引き出します。
そしてできた3つのループを一気に引き抜く編み方です。
この要領で記号図に沿って17段めまで減らし目をしながら編んで下さい。
最後まで編めたら糸を20センチほど残して引き抜きます。
目の数は全部で6目になりこのように小さな穴が開いている状態になります。
引き抜いた糸をとじ針に通し目の外側の糸を1本ずつすくっていきます。
全部すくえたら糸をキュッと引っ張って下さい。
このように穴がふさがります。
ピッタリ締まりました。
これでレース風くつしたの完成です。
お〜できた。
すごい…。
何かねレース風のくつしたっていうのですごくこう…。
模様もすごく複雑なんじゃないかとか難しいイメージがあったんですけどたった3つだけですよね編み方。
それをちゃんとマスターして記号図どおりにやればできちゃいますね。
しかもかぎ針1本で。
ね〜ホント。
すごいです。
お手軽です。
今こちらにいろいろな色そしてくるぶしのところの長さが違うソックスを用意致しましたけれどもこんなにバリエーションも違いますしそれからコーディネートのしかたもね工夫する事ができるんです。
ちょっとVTRご覧下さい。
レース模様なので下にタイツをはくと色が間から見えます。
タイツの色を変えるだけでさまざまなバリエーションを楽しんでもらえます。
同じくつしたもまた雰囲気が変わりました。
こちらはかかと穴から履き口までの模様編みの段数を倍に増やして編むとできます。
こうやってハイソックスとしてもはけますしちょっとスッと下げていくとそうそう…。
クシュっと。
クシュクシュとね。
これもかわいいですよね。
高校生風になりましたよ。
これもかわいい。
ルーズソックス風ですね。
こちらが今のルーズソックスですね。
それからこちらはラインが入ってますね。
1段ごと毛糸の色を変えるとラインの入ったようなくつしたにもなってまた表情が変わってできます。
なるほどですね。
自分でアレンジができると編むのもね楽しくなりそうですし毛糸はソックス用のものがお薦めなんですね。
手洗いをできるような毛糸のタグにウールナイロンと書かれているものやウールでもウオッシャブルと言って洗えるものがあるのでそういったものですと洗濯も楽にできますね。
お店に行ってソックス用の毛糸を下さいって言えば売ってもらえるんですか?ありますね。
何しろ洗濯が楽だっていいですよね。
安心してできます。
ウールって縮んじゃうんですよね。
くつした最初に作って洗ったらはけないっていう事があるのでね。
それは悲しい。
そして洗濯ができてこういうすてきなくつした奥野さんいかがでしょうか。
そうですね私なかなか手編みでくつした作るってすごくハードルが高いなと思ってたんですがこれだったら何かできそうな気がしますしいろんなバリエーションも楽しめそうなのでこれからの季節ちょっとかぎ針持ってやってみたらすてきだなと思いますね。
ホントに。
洗濯をして毛玉ができる事もちょっと心配ですけどこのソックスは大丈夫ですか?そうですねウールナイロンの糸で毛玉ができにくい素材を選んでデザインしてます。
では最後にひと言皆さんにアドバイスをお願いします。
自分で好きな毛糸を選んで自分で作ればオンリーワンの作品ができます。
編み物を楽しんでお出かけも楽しんでくれたらと思います。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

(テーマ音楽)2015/11/05(木) 11:30〜11:55
NHKEテレ1大阪
すてきにハンドメイド「おでかけの足元に! レース風くつした」[字]

「くつした」を「かぎ針」でレース風に編む!秋・冬の足元をおしゃれに彩る「くつした」の編み方をニットデザイナー・田沼英治さんが伝授。「つま先」「かかと」も簡単に。

詳細情報
番組内容
秋・冬のおでかけに!足元を、おしゃれに彩ってくれる「くつした」を「かぎ針」で編もう。素足に履いても、ストッキングや別のくつしたに重ね履きしてもかわいい「くつした」の編み方を、ニットデザイナー・田沼英治さんが伝授。「くつした」を編むときの難関、「つま先」と「かかと」の丸みを出すところは、簡単に編めるよう、田沼さんが工夫した。服や靴に合わせて、いくつも編んでみては?おでかけが楽しくなること、請け合い。
出演者
【講師】ニットデザイナー…田沼英治,【司会】奥野史子,杉浦圭子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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