1時になりました。
ニュースをお伝えします。
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会のホームページが、昨夜からきょう午前にかけて、閲覧できない状態になりました。
組織委員会では、短時間で大量のアクセスがあったとしていて、サイバー攻撃の可能性も含めて調査しているということです。
乳がん検診の際、マンモグラフィー検査に、超音波の検査を組み合わせると、40代の女性の乳がんの発見率を1.5倍に高めることができるとする研究成果を、東北大学などのグループが発表しました。
この研究は、東北大学の大内憲明教授などのグループが、全国の40歳代の女性、およそ7万6000人を対象に行いました。
乳がんの早期発見のために各自治体で行われている乳がん健診では、マンモグラフィーと呼ばれるX線検査が行われていますが、40代の女性の場合、乳房の乳腺が多く、がんを発見しにくいのが課題でした。
このためグループでは、マンモグラフィーに超音波の検査を加えてみたところ、がんの発見率が0.33%から0.5%と、1.5倍にまで高まったということです。
超音波検査を組み合わせることで、乳がんの発見率が高まると、大規模な臨床研究で明らかになったのは初めてだということです。
グループによりますと、今後、自治体が行う検診に、超音波を組み込むには発見率が高まったことで、死亡率が下がる効果を示すことが必要だということですが、大内教授は、マンモグラフィーで判断しにくい場合、オプションとして超音波が使える可能性を示せた。
超音波検診の体制作りを進める必要があると話しています。
日銀は、先月上旬に開かれた金融政策決定会合の議事要旨を公表しました。
多くの委員は、物価は上昇基調にあり、追加の金融緩和に踏み切った1年前の状況とは、明確に異なるという認識を示していました。
この会合のおよそ3週間後に開かれた金融政策決定会合では、追加の金融緩和には踏み切らず、今の大規模な金融緩和策を維持することを決めましたが、判断に至った背景には、多くの委員の間で、物価が上昇基調にあるという認識が共有されていたことがあったと見られます。
温暖化の影響でとけて減少してきたとされている南極の氷について、NASA・アメリカ航空宇宙局は実際には増えていたとする研究結果を公表し、今後、議論を呼びそうです。
南極の氷を巡っては、世界各国の科学者で作る国連のIPCCが、おととし、温暖化の影響でとけて失われ、海面が上昇していると発表していました。
しかし、NASAが衛星を使って、南極を観測して分析したところ、1992年以降、西部では氷が減少していたものの、東部などでは増加していて、南極全体では氷は増えていたということです。
増加の要因は、1万年前から降雪が増え続け、それが圧縮されて氷になったとしています。
こうした結果から、NASAは、海面の上昇は南極の氷がとけたためではなく、別の場所で想定以上に氷がとけていたなど、別の要因があったと指摘しています。
南極の氷の増加のペースは、1992年から2001年にかけて、毎年1120億トンでしたが、2003年から2008年にかけては、毎年820億トンに落ちているということです。
NASAでは今後、減少に転じる可能性があると指摘していますが、今回の研究結果は、科学者などの間で議論を呼びそうです。
2015/11/05(木) 13:00〜13:05
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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