旬の小鉢が大好きな豆助
・豆助きょうは今が旬のあれを使った小鉢よ
その小鉢とは?
それは…
旬の食材
そう長葱を使った小鉢
その長葱を堪能できるのがゆでたささみと酢醤油でさっぱりと頂く…
「日本人でよかったぁ」心からそう思わせてくれるこれぞ旬の小鉢
あなた〜できたわよ〜
日本っていいなぁ和風総本家のお時間です
皆さんも一度は目にしたことのあるさまざまな物を蘇らせてしまうニッポンの再生職人
皆さんが日ごろよく目にしている日本人にとって欠かせない大切な物が…
美しくよみがえり驚きの変化を遂げます
長らくこの地に建つビルの中にある物を再生する職人さんがいます
それは革製のバッグ
こちらの会社「林吾」は創業から74年鞄や財布名刺入れなど…
その模様は伝統の技を使い漆で描かれたものまで
大手百貨店に革製品の修理を中心とした…
修理にも力を入れている…
今回再生するのはこのバッグ
購入して22年がたち表面に付いた大小の傷
内張りの生地は縫製が破れはがれてしまいファスナーは引き手が取れ開閉しにくい状態
そのバッグの再生を依頼したのは奈良県生駒市に住む…
そう今回乾さんが再生を依頼したバッグはご主人が母親を介護してくれたお礼を込めて旅先で買ってくれた思い出の品
まずは…
古い内張りをきれいに取り外すため縫製の糸をほどいていきます
縫い目を一つ一つ丁寧に…
わずか2mmほどの縫い目が500か所以上
革に傷が付かないよう細心の注意を払いほどいていきます
縫い目をほどくのに3時間
革を一切傷つけることなく糸を抜き取りました
そうして丸ごと抜き取った古い内張りは当然処分するのかと思いきや…内張りの…
縫い合わせていた糸を切っていきます
内張りは新品に交換するためもう古いものはいらないはずですがパーツごとに解体していくといいます
それは…
そうバッグを再生するため新しい内張りに交換するといってもそれを作るための型紙がありません
そこで…
いくつものパーツに分けられた内張り
本革のパーツやファスナーブランドのロゴ入りの金具などは再利用されます
厚紙の上に内張りのパーツを置くと型紙を作り始めた職人さん
同じ形にカットしていき…
今度はその型紙に沿って新しい内張り用の生地を裁断
5つのパーツを切り出しました
その出来上がった新たなパーツに…再利用する本革のパーツやファスナー部分
金具類を組み合わせていきます
お客さんの思いが詰まった製品を再生するために手間ひまがかかろうともできるかぎり元の素材を生かし風合いを残すという職人さん
こうした小さな積み重ねが仕上がりに大きく影響してくるのだといいます
そしてボンドで仮留めしたパーツを縫い付けていくのですが…
実はこの作業に…
職人さんの言う「同じ穴を拾う」とは…
もともとバッグを作るときにあいたミシン針の穴にひと針ひと針狙いを定めて針を通し同じように縫っていくのです
手間はかかりますが見た目のよさはもちろん新しい穴が増えることで革の強度が弱まってしまう心配もありません
こうして…
そのミシン目を見てみると…
見事に同じ穴を拾っていますこれぞ熟練の職人技
出来上がったパーツをミシンで縫い合わせれば新しい内張りの完成です
それをバッグの中に取り付ける方法にもこだわりが
内張りと違って目に入る表側は手間のかかる手縫いでより美しく仕上げると言います
そしてここでももともとミシンでできた針穴に狙いを定め同じ場所にひと針ひと針縫っていきます
ミシンを使えばほんの十数分で出来上がる作業
それを職人さんは半日をかけて手縫いで行うのです
革製品の修理はミスの許されない一発勝負
求められるのはその状態に合わせた最善の仕事
手縫いの作業は6時間に及びました
縫い終わったバッグがこちら
500以上の針穴すべてに以前と同じように糸を通しています
こうしてはがれていた内張りは美しく再生されました
続いて取りかかるのはショルダーひも
手提げバッグとして再生するため短い持ち手にします
その中ほどには補強とデザインを兼ねて本革を巻いて縫い付けました
こうして手提げ用に生まれ変わった持ち手
すると今度は別な職人さんが何やら始めました
色の異なる顔料を混ぜ合わせ水で溶いていきます
そうここからは傷や色落ちした箇所の色入れの作業
顔料をいくつか混ぜ合わせ革に合わせた色を作ると色落ちしたところに塗っていきます
細かい傷や薄い擦れ跡も見逃さず筆で丁寧に色を入れていく職人さん
そうしておよそ3時間
購入して22年の間にできた無数の傷や色落ち箇所が本来の色を取り戻しました
そして仕上げに…
艶出しクリームを塗れば光沢がよみがえりバッグは見事に再生
以前と比べてみるとご覧のとおりに
小さな傷はもちろん目についていた大きな傷もほとんど目立たなくなりました
もとはファスナーで開閉するバッグでしたが使いやすいマグネット式に改造
手提げバッグとして再生した今回のお値段は…
すごいわぁ…
着物にもよく合います
こうして22年前にご主人にプレゼントされた大切なバッグがよみがえりました
とここであなたに質問
次に再生するのも…
3つの鍵をヒントにお答えください
再生するのはこの方
続いては…
何やら黒みがかった一見すると灰のような粉を使用
さらにこの細い棒状の物
これも材料に使われます
そして依頼したのはこの方
果たして…
一体な〜に?
さあ本日の和風総本家は「ニッポンの再生職人」でございますこれふだん使う物ですか?ふだん使いする……なんでしょうねただそのカバンもそうかもしれませんけどていねいに使っていてもどうしてもその形がまあ崩れるという表現で正しいのかわかりませんが変形してしまうと依頼した方女性の方でしたけどそれは男女問わず…問わないですね問わない?誰がいちばん持ってる?この中でいやぁみなさんたくさんお持ちなんじゃ…えっみんな持ってる?たくさん?みなさん1つはお持ちだと思いますけどおまえ何個持ってる?私はまぁ残念ながらといいますか…1つ?
(山瀬)でも持ってるのかやっぱり
(小倉)だいたい何をする時に使うっていうのも…たとえば朝昼晩とかそういうのは言ってもらえないですか?ああ…朝昼晩問わず問わず?
(萬田)家の中で使う物?中でも外でも
(山瀬)え〜?
(笑い声)…それヒントホント?
(小倉)ホントふつう使ってる?じゃあ言いましょうか最後にもういちばん持ってるのは萬田さんです以上です!何を持ってんだろ私ではお出しください
(萬田)わかんないよな〜なんかこれちがうよなぁ小倉さんからいきましょう指輪指輪っていやちょっとまぁ…アクセサリー
(萬田)そうだねアクセサリーいやなんか…
(笑い声)書き終わってからアクセサリー全般のほうがなんかのちのち有利かなってちょっと思っ…て山瀬さんなるほどあ〜なるほどサングラス萬田さん超似合いそうだからたしかにいくつも持ってそう
(小倉)あなるほどな〜いくつもあるわね〜黒い粉末は何か樹脂で溶かしてであの棒みたいなのここに入るじゃないですかこう…あ〜あるあるあるはい萬田さんいきましょうこれはさっきと重なるねお財布お財布…でもほら恥ずかしながら1つっておっしゃったでしょ?あなたがはい
(萬田)あっじゃあもう…言っちゃったよ
(笑い声)ねぇなんだ〜
こちらにある物をよみがえらせる職人さんがいます
パールが外れてしまい…
プラチナのリング部分もいびつに変形していて周りには無数のキズがついてボコボコに
さらにリング部分だけでなくパールが載っていた石座の下の装飾も潰れた状態
かなり激しい傷み具合ですが…
それを修理するのはこの道48年の再生職人
今回指輪の再生を依頼していたのは神奈川県横浜市に住む…
その指輪はご主人から結婚30周年の記念に贈られたもの
以来家族の節目となるような特別な日に必ずはめていました
ご主人からプレゼントされ家族の歴史とともに歩んできた宝物をこのままにしておけないと修理を依頼
一体どのようによみがえるのでしょうか…?
職人さんが初めに取り出したのはこの道具
歪んだリングの形を完全な円に直すためまずは唐草模様の装飾のつぶれてしまった部分を削り落とすとのこと
「リューター」というペン型の道具を手に取り…
さらに完全な円にするため…
とても単純な方法ですがその効果はテキメン
きれいな円に
続いての作業は…
今度は唐草模様が変形しているこの部分
対になる右側のパーツと比べると形の違いが一目瞭然
かなり模様が変形しています
わずか2mmほどのパーツを手作業で修正
ルーペ越しの作業は繊細かつ大胆
長年の経験に裏打ちされた絶妙の力加減でプラチナ製のパーツの形を整えていきます
するとそこで…
バーナーに点火し接着作業に移ります
プラチナより低い温度で溶けるロウ材を使ってそれを溶かすことで接着するロウ付け
これで接着完了
指輪の石座の下の変形していた唐草模様が元の左右対称の形に
指輪を再生する作業は続きます
取り出したのは…
なんと指輪を切り始めました
豆助どうなっちゃうのかしら心配ね
職人さん糸鋸を手にするとなんと切り始めました
確かにリングの厚みが一定ではなく薄い部分が見受けられます
さらにリングの周りには無数の傷がついていてボコボコの状態
傷はたたいて修復することができますがリングが薄くなり強度が弱まってしまいます
そのため職人さんはすでに薄くなっているリングを切り取り新しいリングをつなぐことに
新しいリングの材料はこちらの粉末
実はこれ…
それをバーナーで…
1700度の高温で熱します
するとプラチナの粉が溶けて液体に
そのプラチナを冷まして固めて使います
切り落とした部分のリングを作る工程
金槌でたたいてからローラーに通すと…
それをカットするとあの専用の棒に巻いてリング状にしていく職人さん
そのあと余分な部分を切り落とします
こうして出来上がった新しいリング
ところが石をのせるパーツとつなぎ合わせるとご覧のように…
すると職人さんヤスリを使い新しいリングがピタリと合うように削っていきます
あえて機械を使わず目の異なるヤスリを使い分けることで細部まで思いのままに加工できると言います
こうして大きな段差のあったつなぎ目が…リングを付け替えたとは分からないほどに再生
最後に細いプラチナの棒で再生するのは最初に削り取った唐草模様のパーツ
指先ほどの小さなペンチを器用に使い細いプラチナを折り曲げて模様を作り上げていくこの道48年の熟練の技
その細工の小ささたるやわずか2mm
手作りの唐草模様の装飾が指輪に取り付けられ仕上げに指輪全体を機械で磨き上げます
あとは真珠を取り付ければ完成です
こうして大切なパールの指輪が美しくよみがえりました
指が心配になるほどゆがんで傷だらけだったリングは新たに付け替えられ…つぶれていた唐草模様の装飾も再生
輝きを増した石座の上で真珠がいっそう美しい輝きを放ちます
今回の指輪を再生したお値段は…
いよいよ依頼者の手元に戻る日がやってきました
都内の店舗での受け渡し
さぁドキドキの対面です
(依田さん)どうぞお開けください私が?
(依田さん)はいドキドキ…おぉー…これがこれになりましたですね〜
家族の特別な日につけていた結婚30周年のご主人からの贈り物
美しく再生したこれからは特別な日が増えそうです
クイズは「指輪」ということで小倉さんお見事でした!いや〜よかったズバリ
(拍手)ただ山瀬さんのサングラスはすべてヒントを…符合してましたからわかんないで指輪って書いた人よりやっぱサングラスって書いたほうが納得がいきましたよねそうなんですよね
では早速あなたに質問
続いても誰もが目にした事のある物です
次の3つの鍵をヒントにお答えください
再生するのはこの方
続いては材料
再生にはこちらの木の棒を使用します
そして再生を依頼したのはこちらのご夫婦
こんにちはよろしくお願いいたします
さてこの…
一体な〜に?
全体は木の物じゃないの?木の部分もあるというふうにあぁそう?増田はいくつ持ってる?私は…今手元にはありませんが実家に帰ればいくつかあります実家にあるような物なの?実家でありそうな感じはしますね宇梶さんは使ってそう?お持ちであってもまったく驚かないですねまみちゃんのが意外?持ってたらじゃあまあどちらかといえば
(小倉)意外?持ってたら…宇梶さんのほうがイメージはしやすいです
(宇梶)全然わかんないわかんないですよすいませんけど
(笑い声)可能性ありますよわかりましたお出しいただきましょうどうぞ
(小倉)ないよ可能性では小倉さんせーの木のくつ
(笑い声)もうね思い浮かばなかったの
ところで豆助こんな日本の地名知ってる?
三重県にあるこの町かつての志摩の国紀伊半島の端に位置していたことからこの地名が生まれたと言います
「国の崎」と書いて…
もしよかったら覚えておいてください
こちらにある物をよみがえらせる職人さんがいます
その再生する物とはこちら
「屋根屋鋏」とは…
今回の依頼者は庭木の剪定に使うそうです
今回再生を依頼した…
庭木の剪定をするのに愛用していた道具だそう
そう再生する「屋根屋鋏」は肝心の刃がサビついているうえ…
ガタガタ
そんな状態だけに…
もはや何も切れません
農具を取り扱って創業から128年
老舗鍛冶店の4代目野口さんは依頼者の思いのこもった屋根屋鋏をどのように生まれ変わらせるのでしょうか?
さあいよいよ…
まずは刃の表面を覆う80年分のサビを落とす作業から
高速回転する硬いブラシで磨いていきます
サビを落とし終えると肝心の切れ味を取り戻すべく刃の再生に取りかかります
ここで大切なのは刃先の角度調整とのことですが
一見するとただ研いでいるようにも見えます
しかし…
そうその研ぎ方こそ今回の再生の大事なポイント
実際に職人さんが…
たしかに…
というのも太い庭木を切っても刃こぼれすることのないよう頑丈にするため
さあここからは長年にわたり使用されてきた柄を取り替え最後に…
ガタつきの原因であるカシメそして刃の角度調整を行えば屋根屋鋏の再生作業は完了です
再生前と比べてみるとご覧のとおり新品同様
サビついてまったく切れなくなっていた刃先は…
断面が丸みを帯びた丈夫な「ハマグリ刃」に
もちろんその切れ味は…文句なし!
以前とは比べものになりません
今回の「屋根屋鋏」の再生のお値段は…
よみがえった「屋根屋鋏」の受け取りの日
こんにちは〜
(野口さん)はいいらっしゃいませどうも〜失礼します
(野口さん)はいすいませんじゃあこちらになりますのですいませんお待たせしましたありがとうございます
待ちわびた…
豆助見逃しちゃダメよ
待ちわびた…
果たして?
はぁ〜すごいわああ全然思ったのと違いますねきれいに上がって…ええ
(野口さん)そうですか?
(関口さん)こんなになるとは思ってもみませんでしたそうですかありがとうございます直ったよって言って
(野口さん)いえいえ恐縮ですね
亡き父愛用の「屋根屋鋏」
その切れ味を思い出とともによみがえらせてくれる職人技がここにも
使い古された物にたしかな技術で新たな命を吹き込む再生職人
いい物を末永く大切に使い続けたいと願う人たちの強い味方
日本の再生職人っていいな
また1つ笑顔が増えましたねということでクイズの正解は「屋根屋鋏」ということで…わかるわけねぇ
(笑い声)そっちだったか!ってなんないでしょ?屋根屋鋏っていうことばがさ初めてきょう言ったよオレ生まれてから
(萬田)そうねですよね?なんかけっこう誰でも持ってていつでも使うっていう感じで言ってたよ〜?宇梶さんがね前使っててとか…イメージですからイメージ持ってました?2つ持ってた!
(山瀬)え〜!
(笑い声)2015/11/05(木) 21:00〜21:54
テレビ大阪1
和風総本家「日本の再生職人」[字]
修復の技ニッポンの再生職人〜
甦る!30年前の指輪&
革バッグ…駆け込み寺
殺到!農具再生の名工
詳細情報
番組内容
22年前、夫がプレゼントしてくれた思い出の革バッグ・・・使い込まれ傷が目立っていたものを驚きの技で新品同様に生まれ変わらせる職人さんに密着。そのほか結婚記念日に贈られ、とても大切にしていたある物や、サビが目立つ剪定用ハサミなど、使い手の思いが詰まった品に再び命を吹き込む技は圧巻!
出演者
萬田久子
東貴博
小倉久寛
宇梶剛士
山瀬まみ
【進行】
増田和也(テレビ東京アナウンサー)
音楽
【音楽】「和風総本家」テーマ曲 縁の詩(えにしのうた)、一心(いっしん)
【作曲・演奏】上妻 宏光、KOBUDO—古武道—feat.上妻宏光
ホームページ
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