<木曜劇場>オトナ女子 #04 2015.11.05


(池田・亜紀)当たった当たった!
(萠子)いい男じゃん。
(亜紀)まあね。
(文夫)ドラマで初期段階でうまくいきそうな恋愛が駄目になるパターンっていうのはたくさん書いたな。
(佳織)こんなおばさんとどうして?
(萠子)自分もきっちりおばさんになってるってことに気付くのよ。
(純一)さすが大人の女は鋭いね。
(沢田)お子さん3人も一人で育てた方からしたらすごい甘ちゃんですよね。
(伸治)やっぱり亜紀じゃなきゃ駄目なんだよ。
(伸治)俺たちやり直すんだ。
(亜紀)放してよ。
(伸治)何だよ?
(文夫)出ていくって。
(池田)俺と付き合ってもらえませんか?結婚を前提に。
(萠子)こうやってヨガをやるとエッチにもいいの。
(みどり)うん。
(萠子)体が柔軟になってどんな体位でもできるようになるし血行がよくなって感度もアップするらしいよ。
(みどり)おお。
それで?どうなの?池田さんとは。
(亜紀)結婚を前提にお付き合いしてくださいって。
(みどり・萠子)うん?えっ?えっ?
(みどり)それってプロポーズってこと?お付き合いして何の問題もなければ結婚しようってプロポーズってことだよね?
(萠子)そうかなぁ?
(みどり)えっ?
(萠子)プロポーズだったらさ「結婚してください」でよくない?わざわざ「前提に」って付けるところに結婚からの逃げ道をつくっておこうっていう男のずるさを感じるね私。
(みどり)まだお付き合いしてないのにいきなりプロポーズって変でしょう?
(萠子)別にいきなりだっていいじゃん。
私たちにはもう無駄撃ちしてる余裕なんてないんだよ。
時間的にも精神的にもさ。
(みどり)まあそれはそうなんですけどね。
でどうなの?亜紀は何て返事したの?もちろんOKでしょ?
(亜紀)まだ。
(みどり)えっ?何で?
(亜紀)今ね返事しなくてもいいって。
(萠子)そうなの?まあ結婚前提にってことだしね。
いいかげんに返事するのも何かなってさ。
(萠子)で体の相性どうなの?
(みどり)出た。
体?
(萠子)ねえ。
もうやったんでしょ?
(萠子)あ痛っ。
まだだよ。
(萠子)どうなの?それってさ。
エッチもしてないのに結婚前提ってさおかしくない?何か絶対裏があるよ。
(みどり)誠実な人なの。
体の相性よりね性格が合うかって方が重要なのよ。
(萠子)体の相性重要だよ?そっちの方がぴんときてなくてもさあっちの方がぐっと合うってこともあるからね。
(みどり)いや。
逆にねいいなと思っても体の相性でげんなりってこともあるよ。
(みどり)ほら。
自分勝手だったり変態だったりさ。
(萠子)そうだよね?だから早くやっといた方がいいんだって。
私たちには時間をかけて愛を育む余裕なんてもうないんだよ?
(みどり)えーっ。
それだとさ体だけの関係になっちゃわない?
(萠子)えっ?
(みどり)ほら。
萠子。
あったじゃない。
半年付き合ってた彼にさ別の女彼女ですって紹介されて。
あれきつかったよねぇ。
(萠子)あれはきつかったよね。
(みどり)ねっ?
(萠子)っていうかさ私の話はいいの。
(みどり)じゃあさ体だけの関係にならない方法は?
(萠子)それは…。
だから…。
ほら。
1回やるだけやってもったいつけるとかさ。
(みどり)もったいつけるとかって意味分かんないわ。
待った待った。
もう。
あのね。
今話してるのはさいいかげんな男のバージョンでしょ?池田さんは違うの。
ホントに真面目でね誠実な人で。
一緒にしないでくださいね。
(萠子)ああ。
大きく出たね亜紀。
だから私はねゆっくりでいい。
甘いの!いいんだよ。
(みどり)ねえねえ。
じゃあさ萠子はさ。
ねっ?
(萠子)うん?
(みどり)栗田社長とはやったのか?
(萠子)それは…。
(みどり)ほら。
まだなんじゃん。
あのね。
焦んなくったっていいの。
社長のことが本当にいい人かどうか自分の目で見極めることが大切。
うん?亜紀の言うことはのんき過ぎんのよー。
痛てて…。
痛い。
ホントに痛い。
(萠子)もう。
痛いよ。
(社員)中原さん。
こちらチェックお願いします。
了解。
(バイブレーターの音)
(池田)「今度の日曜映画見ませんか?」「『オーロラの涙』とかどうですか?」「あっ。
それ私も見たかったんです」
(池田)「じゃあ銀座で。
2時に待ち合わせで」「はい」「あっ。
映画の後は?」
(池田)「おいしい店探しておきます」「その後は」違うか。
「楽しみにしてます」
(池田)「僕もです」・
(社員)中原さん。
うん?
(社員)高山先生が下にいらっしゃってます。
ああ。
OKOK。

(沙織)広報部の吉野さんできちゃった結婚すんだって。
(玲奈・圭子)えーっ。
(美和)来年には寿退社らしいよ。
(圭子)いいな。
(玲奈)超勝ち組じゃないですか。
(美和)うん?どうかした?
(亮介)ああ。
いや。
別に。
(圭子)そうだ。
どうだったんですか?この前の合コン。
いい人いました?
(玲奈)まあまあレベル高かったですよね。
(圭子)へえー。
(玲奈)あっ。
あのときいい感じになってた人とはどうなったんですか?
(沙織)まあね。
取りあえずキープかな。
(玲奈)ふーん。
(圭子)えっ。
いいなぁ。
(美和)キープってことは他にもいるんだ?
(沙織)っていうか私他に好きな女がいる男を振り向かせる方が燃えるんですよね。
(圭子)おおー。
(玲奈)うわ。
魔性の女ですね。
(美和)あっ。
ねえ。
そろそろ行こっか?
(一同)はい。

(沙織)糸くず付いてた。
(亮介)あっ。
どうも。
(沙織)悩んでんだ?中原さんのこと。
(亮介)えっ?
(沙織)相談乗るよ?
(美和)あのう。
いかがでしょうか?まだシナリオの初稿なんですけど。
(文夫)足りないですね。
何が?波乱が。
波乱?最後はハッピーエンドを目指すわけでしょ?だったらできるだけ波乱に富んだ展開の方が面白い。
なるほどね。
(美和)でもできる限り入れたつもりなんですけど。
(沙織)会う約束したのに擦れ違っちゃうとか誤解されたのにホントのことが言えないとか?その上さらに盛り上がる感じが欲しいですね。
「波乱があるほど盛り上がる」物語が現実と違うところですね。
(圭子)ですよね。
自分の恋愛にはそんな波乱起こってほしくないっていうか。
確かに。
うん。
まあそうなのかもしれないけど現実の恋愛もあまり波乱がなさ過ぎるのもかえって問題ですよ。
(亮介)えっ?問題あります?ヨットは風がないと前に進まないでしょう?それとおんなじ。
恋愛も適度な波風が吹いた方が刺激になっていいんです。
(玲奈)なるほど。
平穏な日々の上にあぐらをかいていると自然消滅することになりかねませんよ。
(美和)うーん。
何となく分かります。
(美和)ライバルが現れてちょっと嫉妬したりとか。
そういうことがあった方がいいのかも。
それでライバルに彼氏取られちゃったらどうすんですか?
(美和)だからそうならない程度の小さな波風。
(圭子)波乱がある方がいいけどあんまり大きなのも困るって…。
ちょっとちょっと。
それちゃんとコントロールできるんでしょうね。
できるわけないでしょ。
じゃあどうしろっていうんですか?ここは恋愛教室じゃないんですよ。
いや。
そこをねちょっとぱって。
ぴって言ってくれりゃいいのに。
何か…。
別に個人的な相談をしたかったわけじゃないですから。
ふーん。
そうなんですか?ただ…。
うん?高山さんには感謝してます。
えっ?どうしてかな?自分でもどうしたらいいか分からなかったからです。
そんなことよりこれからのことを考えた方がいいんじゃないですか?何ですか?あなたの恋愛ですよ。
あまりのんきなこと言ってると後で後悔しますよ。
あのう。
脅すようなこと言うんだったら解決法とセットでお願いいたします。
そこまで親切にする義理はないな。
じゃあお口を挟まないでください。

(純一)ああ。
高山さんですよね。
はい。
社長の栗田です。
(純一)栗田です。
お世話になってます。
よろしくお願いします。
お願いします。
(純一)いやぁ。
光栄です。
あの高山先生に当社のアプリの監修をしていただけるなんて。
先生なんてそんな大したもんじゃありませんから。
(純一)また何をおっしゃいますか。
ヒット作を生みだす秘訣を教えてやってください。
ヒットなんていっても昔の話ですしあんなの単なる運ですよ。
(純一)その単なる運のつかみ方を教えていただきたいんです。
知りません。
(純一)また。
企業秘密ですか?監修のギャラたっぷり支払ってよ。

(玲子)社長。
次の予定が。
(純一)おお。
じゃあまた今度ゆっくり食事でも。
この違和感は何だ?いや。
別に社長と一緒に仕事するわけじゃないですからね。
じゃあ失礼します。
お疲れさまでした。
(みどり)うん?
(みどり)はい。
坂田です。
沢田先生。
どうかしました?
(沢田)あのう。
実は…。
はい。
(沢田)実はそのう…。
えっ!?えっ。
そんな…。
えっ。
どうしよう?あっ。
はい。
はい。
分かりました。
はい。
すぐ向かいます。
あっ。
ちょっと。
どうしよう?あっ。
ちょっと待って…。

(ノック)・
(ドアの開く音)
(みどり)ああ。
(沢田)あっ。
すみません。
(みどり)すいません。
うちの子がケガしたってどういう…。
実は…。
(陵)坂田陵。
(陵)名誉の負傷をいたしました。
(みどり)えっ?何だ。
大したことないじゃない。
(沢田)他の子が階段から滑り落ちそうになったのを助けようとして…。
(陵)自分が落ちましたとさ。
テヘヘ。
(みどり)「テヘヘ」じゃないわよ。
(陵)痛い。
(みどり)すいません。
(沢田)いえ。
大丈夫?
(陵)痛っ。
(沢田)ああ。
ごめん。
(みどり)ご面倒をおかけしました。
(沢田)いえ。
小さいケガでも一応保護者の方にご連絡することになっていて。
かえってご心配おかけしましたね。
(みどり)あっ。
いえ。
それじゃあありがとうございました。
(沢田)はい。
(みどり)失礼いたします。
あのう。
(みどり)はい。
またダンスの練習見に来てください。
えっ。
私なんかが行ってもご迷惑でしょ?そんなこと…。
(沢田)応援してくれる人がいるって励みになるんです。
(みどり)私でも?
(沢田)もちろん。
(生徒)沢田っち。
じゃあね。
(生徒)先生。
じゃあね。
(沢田)おう。
じゃあなじゃあな。
(一同)さいなら。
じゃあな。
からかっちゃ駄目ですよ。
それじゃあ。

(池田)あっ。
そうそう。
今日の映画で気付いたことがあって。
えっ?何ですか?
(池田)途中で映像のトーンが変わったでしょ?えっ?そうですか?
(池田)主人公の心情に合わせて映像も変えてるんだなと思って。
わあ。
もう全然気が付かなかった。
私はどっちかっていうとヒロインのアンクレットがものすごく気になりました。
(池田)アンクレット?どうして恋人ができたのに前の男にもらったものを身に着けてるのかなって。
何かの心理表現なのかななんて思って。
(池田)へえー。
そんなもの着けてましたか?いや。
面白いな。
お互い全然違うところ見てる。
ホント。
(池田)映画の見方なんて色々でいいんですよね?違う見方があるから一緒に見て面白い。
池田さんってホントにいい人ですね。
(池田)えっ?どうしてですか?だって「そんなことも気付かなかったのか?」ってホントに嫌みを言う人たくさんいますよ?
(池田)そうですか?高山さんだったら「どこ見てんだよ?」ってすごい嫌み言いますからね。
あの人。
高山さんはあれでいいんですよ。
えっ?
(池田)僕はデートの下見をするような慎重な人間です。
高山さんは出たとこ勝負の冒険家みたいな人でしょ?うーん。
色々な人間がいるから面白いんじゃないですか?そうなんですかね。
あれ?下見ってまさか…。
(池田)今はしてませんよ。
学生のころの話です。
ですよね?
(池田)そろそろいい時間ですね。
あっ。
ですね。
この後は?はい。
(バイブレーターの音)
(池田)あっ。
ちょっとすいません。
(バイブレーターの音)
(池田)はい。
ええ。
分かりました。
すぐに戻ります。
お仕事ですか?
(池田)ええ。
入稿した原稿に不備があって会社に戻らないと。
じゃあすぐに戻んなきゃですね。
(池田)ホントにすいません。
いえいえ。
とんでもないです。
(池田)また連絡します。
はい。
(女性)このシャンパンおいしい。
(純一)85年のビンテージのシャンパンだからね。
(一同)こんなおいしいの初めて。
私も。
ねっ?うん。
(純一)偶然手に入ってさ。
みんなじゃんじゃん飲んじゃって。
(一同)ありがとうございます。
いただきます。
(萠子)はい。
お代わり。
(純一)ありがとう。
(女性)こちらは?
(純一)えーと。
お花屋さんの大崎さん。
いつもお世話になってるんだ。
大崎です。
(女性)ああ。
女の人にあげてる花束こちらで買うんだ?
(純一)そう。
色々アドバイスもしてくれてね。
出張でフラワーアレンジメントもしてますのでぜひ。
(山田)帝京エンジニアリングの山田です。
LaLaBlossomの大崎です。
よろしくお願いします。
(山田)頂戴します。

(ノック)
(純一)もうみんな帰ったよ。
(萠子)パーティー用にお持ちした華やかなお花を寝室用にアダルトな雰囲気でアレンジし直してみました。
いかがでしょうか?
(純一)怒ってんの?だって私はお花屋さんの大崎さんなんでしょ?
(純一)だってそうだろ?どうして今お付き合いしてる人だって紹介してくれないの?
(純一)今日は仕事関係の人が多かったからさ。
君の営業にもなったろ?
(萠子)嘘。
他に女がいたからでしょ?どの女よ?それとも全部?どうしてほしいのかな?一人に絞れとは言わない。
せめて一番にして。
それが無理ならもう会わない。
時間の無駄だから。
(純一)君がそんなことを言う人だとは思わなかった。

(池田)あっ。
すいません。
(池田)実は中原さんに結婚を前提にお付き合いをしてくださいと言いました。
ほう。
それまたずいぶんと単刀直入ですね。
(池田)でもまだ返事をもらってないんです。
(池田)何度か会ってはいるんですが映画を見たり食事をしたり。
でもそこから先に進んでいいかどうか。
うん。
女は言い訳を用意してほしいんですよ。
相手の情熱に押し切られたという言い訳をね。
(池田)この年になると相手を傷つけたくない。
いや。
自分が傷つきたくないだけなのかもしれません。
いい人ですね。
冗談はやめてくださいよ。
まあ幾つになっても男は恋愛のアマチュアです。
(池田)女はプロですか?まあ男よりかはね。
いや。
中にはアマチュア丸出しの女もいる。
まあ特に中原亜紀はアマチュアですよ。
どちらかというと。
(池田)そうですか?まあそれなりに恋愛はしてきたんだろうけどどうも学習が足りてないというか。
(みどり)うーん…。

(陵)ただいま。
(みどり)お…おかえり。
は…早かったね。
(陵)何かあったの?
(みどり)うん?うーん。
うん。
ちょっとね。
ちょっとご近所のね…。
(陵)お母ちゃん。
手伝おうか?
(みどり)ううん。
いいよいいよ。
手伝わなくって。
宿題やりな。
ねっ?後でお…おやつ持ってってあげるからこれ。
(陵)うん。
(賢三)小倉トースト返しと。

(ドアの開く音)はい。
(賢三)いらっしゃい。
こんにちは。
あれ?今日は何か?あのね。
こないだのご意見に従ってシナリオをちょっと直してみました。
目通していただけないかなと思いまして。
どうぞ。
波乱ね。
波乱ねすごい足してみましたよ。
(くしゃみ)すいません。
赤字のところ直したところなんでチェックしてみてください。
まあ後でゆっくり読んでご連絡します。
あっ。
お願いします。
(賢三)むむっ。
小倉トースト返しの返し。
(賢三)むむむ…。
これ将棋ですか?
(賢三)はい。
難しそう。
これこういうふうにしたらどう?
(賢三)やめて。
やめて。
それ。
駄目ですか?こっちは?池田さんとは会わなかったんですか?はっ?さっき来てたんですけど。
えっ?あっ。
そうだったんですか。
行き違いでしたね。
何か話しました?いや。
仕事の話だけ。
あっ。
そうですよね。
コーヒーお願いします。
(賢三)はい。
「もっと大きな船が必要だ」えっ?『ジョーズ』でサメと遭遇したときのロイ・シャイダーのせりふです。
ああ。
アメリカじゃ大事件に遭遇したときに使う慣用句になってんですよ。
何か大事件があったんですか?あなたと池田さんにはあった方がいいってことです。
普通の恋愛も波乱がないと前には進めませんよ。
何で高山さんがそんなこと言うんですか?仕事で関わってる2人が横でわっちゃわっちゃしてて煩わしいんです。
うまくいくのか駄目になるのかはっきりしてほしい。
すいませんね。
横でわっちゃわっちゃしてて。
ベストは嵐だな。
嵐?2人で田舎に出掛けてって嵐に遭って山小屋に閉じ込められるみたいな展開。
うん。
何勝手に波乱のシミュレーションに入っちゃってんですか?まあ頭の体操ですよ。
嵐なんてありがちですね。
オーソドックスと言ってください。
だいたい予定どおり嵐なんて来るわけないじゃないですか。
まあそうですが。
新しい環境に身を置かないと何も起こりませんよ。
いつもの街で映画を見て食事してるだけじゃ変化がない。
まあそうですね。
ってか何でその情報を?今度の日曜日はドライブで決まりだな。
箱根辺りはどうですか?いや…。
人のデートの計画立てて楽しいんですか?思い付きで言ってるだけです。
採用するかどうかはそちらの自由です。
あなたの計画なんて採用するわけないじゃないですか。
池田さんとドライブに行ったことあるんですか?ないですよ。
ドライブというのは狭い空間に男女が長時間二人きりになるんです。
距離を縮めるには絶好の機会だ。
えっ?運転中の車内で人は緊張状態に陥りやすい。
そのような状況の中で恋愛感情が高まりやすいことは証明されてるんです。
はあ。
いわゆる吊り橋効果ってやつです。
ハハハ。

(女性)ねえねえ。
差し入れ持ってきたよ。
(一同)おおー。
ありがとう。
すげえ。
えっ?いいの?
(女性)ねえねえ。
沢田君も一緒に食べよう?
(沢田)ありがとう。
(男性)うわ。
超たくさんある。
(男性)超おなかすいてたんだ。
(みどり)あーあ。
何やってんだ私?すいません。
生ビール下さい。
(従業員)はいよ。
(沢田)陵君のお母さん。
(みどり)あっ。
どうも。
(みどり)どうも。
隣いいですか?
(みどり)あっ。
はい。
どうぞ。
さっき見てくれてましたよね?練習。
(みどり)えっ?
(沢田)背中が見えたから追い掛けてきたんですよ。
(みどり)あっ。
また来ていただけてうれしいです。
(みどり)いや…。
(沢田)すいません。
ハイボール下さい。
(従業員)はいよ。
あっ。
同じのでいいですか?
(みどり)いや。
私はもう。
あのう。
そろそろおいとまします。
すいません。
(沢田)まだ来たばっかりじゃないですか。
(みどり)でも…。
一杯ぐらい付き合ってくださいよ。
はい。
じゃあ一杯だけ。
(萠子)ふん。
もうあんな男知らない。
そうだけどさやけ食いは体に毒だよ。
(萠子)いいの。
でそっちはどうなの?えっ?別に。
(萠子)あれだよ。
いい年した男女がさセックスもしないままデートだけって結局は相手のことそんな好きじゃないんだよ。
えっ?
(萠子)池田さんはいい人かもしんないけど恋い焦がれてるっていえる?まあそれはね。
あっ…。
(萠子)触れてみたいって思ったりしないの?人目もはばからずキスしたいっていう衝動に駆られたりさ。
何言ってんのよ?あんただってさ社長とエッチしてないくせによく言うよ。
私はいいんだよ。
むしろやる前にあんな人だって分かってよかったよ。
(バイブレーターの音)
(バイブレーターの音)あっ。
池田さんだ。
あっ。
ちょっとお待ちを。
もしもし。
(池田)こんばんは。
あのう。
箱根のことを色々調べてみたんですが乙女峠ってところから見る富士山や仙石原のススキ草原なんかが見ごろみたいです。
ああ。
なるほど。
向こうでお昼にしたいと思うので午前中に都内を出ましょう。
はい。
了解しました。
ドライブって久しぶりです。
何か目新しいことって緊張しますね。
そうですね。
(池田)じゃあ当日。
はい。
よろしくお願いします。
何か仕事の打ち合わせみたいな電話だね。
箱根に行くの。
何だ。
ちゃんと段取りしてんじゃん。
段取りしたっていうかまあさせられたっていうかね。
あっ。
芦ノ湖神社行っちゃ駄目だよ。
何で?あそこカップルで行くとさ墓穴掘るからね。
嘘?OK。
分かった。
じゃあ私の分まで頑張って。
何かホントにドキドキしてきちゃった。
(昴)失礼します。
津軽どりの炭火焼きとノドグロの一夜干しお待たせしました。
(萠子)おおー。
来た来た。
ねえ?みどりって忙しいの?何かけさね連絡したんだけど全然返信来なくてさ。
(昴)ああー。
末っ子の学校のことかもしれないですね。
ああー。
(萠子)少しは兄弟で協力してさ母親が男つくる暇つくってやんなさいよ。
(昴)そうっすね。
母ちゃん。
ホント男っ気なくて。
(昴)セクシーのかけらもないんですよ。
パンツはおなかまであるやつだし腹巻きなんか巻いてるんですよ?
(萠子)女にとって冷えは大敵なんだよ。
そうそう。
最近おしゃれ腹巻きなんかもあるし。
(みどり)うん?
(みどり)あれ?
(みどり)嘘…。
(沢田)しびれてる…。
(みどり)えーっ?ちょっ…。
うわ。
(萠子)お待たせしました。
ありがとうございました。
(男性)配達行ってきます。
(萠子)よろしくね。
はい。
(バイブレーターの音)はい。
(純一)よかった。
出てくれた。
何のご用ですか?
(純一)冷たいじゃない。
時間の無駄だからもう会わないって言ったはずよ。
(純一)君が一番だと言っても?
(萠子)嘘。
嘘じゃない。
一番好きだ。

(萠子)人が来る。
(純一)見られても構わない。
ちくわ。
今日の夜ね遅くなっちゃうかもしんない。
っていうかね朝になるかもしれないな。
ゆっくりお留守番しててね。
いってきます。

(ドアの開く音)はい。
(賢三)いらっしゃい。
こんにちは。
あれ?デートの約束ですか?はい。
ここでね10時に待ち合わせしてるんですよ。
だいぶ早いお着きですね。
コーヒーでも飲んでゆっくりしてからと思って。
張り切って早く来たんですね?遠足前の子供みたいだ。
あのう。
私の話聞いてました?『君の名は』みたいにならなければいいんですが。
えっ?「待ち人来たらず」ですよ。
はい?まあせいぜいゆっくりしてってください。

(ドアの開く音)
(賢三)いらっしゃいませ。

(賢三)ありがとうございました。
(呼び出し音)
(アナウンス)ただ今電話に出ることができません。
ピーッという…。
(通話を切る音)・
(雨音)
(賢三)うんうんうん?うわわ…!?あらら…。
(賢三)すごい雨。
嘘!?
(アナウンサー)東日本の上空に停滞する低気圧の影響で関東地方は今後大荒れの天気となるでしょう。
波乱の始まりですねまさに。
で嵐の後はどうなるんでしたっけ?まあ俺に言われてもね。
(賢三)電車も止まりそうですね。
うわー。
これじゃタクシーもつかまらないだろうな。
デートはどうする?池田さん。
ホントどうしちゃってんだろ?
(賢三)すみません。
うん?
(賢三)ちょっと雨漏りが心配になってきたんでうち見てきます。
よろしくね。
マスター。
ハハッ。
マスターの家もかなり年季入ってるからな。
お店どうすんですか?お店。
この雨じゃ客なんか来ませんよ。
やっぱり私行ってきます。
行くってどこ行くんですか?池田さん。
そこまで来てるかもしれないし。
あのう。
雨で立ち往生してるかもしんない。
今はここにいた方がいい。
あちこち捜し回っても危険なだけです。
食べてる食べてる。
おおー。
(チャイム)
(バイブレーターの音)
(萠子)はい。
(純一)あっ。
もう出ちゃった?実は急に仕事入っちゃってさ。
(萠子)えっ?
(純一)今会社なんだ。
今日は会えそうにないよ。
ホントごめん。
そう。
大丈夫。
あのう。
まだ家出る前だったから。
(純一)ごめんね。
(萠子)うん。
じゃあ。

(走行音)・
(ドアの開閉音)・
(純一)大丈夫?
(純一)ああー。
すごい。
・ねえ。
(純一)でも急に会いたいだなんて君がそんなこと言う人だとは思わなかった。
・あなたの困る顔が見たかったの。
(萠子)こんにちは。
(純一)ああ。
・誰?
(純一)いやぁ。
私のこと一番好きって言ったよね?
(美和)フフッ。
それ私にも言ってましたけど。
もしかしてめんどくさくなっちゃったのかな?それでドタキャンしたと?そんな人ですか?そんな人じゃないと思いますけど。
結婚詐欺師は真面目で誠実な男を装うらしいですよ。
あのう。
私のこと怒らせたいんですか?フフッ。
ああー。
何か腹減ったな。
何か作れませんか?ここで勝手に作ったらまずいでしょ。
いいでしょう。
勝手に店押し付けて出てったんだから。
(おなかの鳴る音)うん?まっそれもそうですね。
ああー。
何か。
何かないかな?何でもいいんだよね。
ないね。
何かありましたか?あっいえ。
うんと。
えーと。
えー。
ありました。
あっ。
何かアラビアータか何か作りましょうか?お願いします。
何か食べられるものを。
こう見えても料理はそこそこなんで。
ほう。
うーん。
そこそこだな。
うん?ミネストローネも作りましょうか?うーん。
何か?いや。
物語が浮かんできた。
何ですか?嵐に遭って一組の男女がとある山小屋に閉じ込められた。
どこにも連絡が取れない。
しばらく2人で過ごすしかない。
空腹がつらくなる2人。
食べ物は見当たらない。
さあどうする?何ですか?こんなときに。
さあどうする?どうもしませんよ。
嵐がやむまで待ちますよ。
そうはいかない。
嵐は長引きそうだ。
このままだと飢え死にしてしまうかもしれない。
男はポケットにあったチョコレートを半分に割り女に分けてやる。
二人きりの会話は初めはぎこちない。
だが一つのチョコレートを2人で分け合ってるうちに次第にうち解けてくる。
冗談やめてください。
そこで待っててください。
はいはい。
恋愛アプリにも役立つかと思って話したんだけど。
まあいっか。
苦っ。
萠子。
どうしたの?
(萠子)みどり。
(みどり)びしょびしょじゃん。
ちょっともう入って。
(陵)どうぞ。
(萠子)ありがとう。
(みどり)お茶くらい飲んで落ち着いて。
(萠子)お構いなく。
(碧)お酒の方がいいんじゃないですか?痛っ。
(みどり)そういうお構いはいいから。
ねえ?君たちさちょっとそっちの部屋で遊んでて。
(一同)はーい。
すいません…。
(みどり)ねっ。
悪いね。
(みどり)ねえ?どうしたの?
(みどり)大人の付き合いするんじゃなかったの?
(萠子)そのつもりだったの。
だけど…。
(みどり)ちょっ。
ちょっと待ってて。

(一同)来た来た来た。
(みどり)こら。
こら!
(一同)うわー!?
(みどり)もう何やってるの?あっちの部屋行ってなさい。
大人の話してるの。
ほら。
もう。
(一同)大人の話してんだから。
お酒ないですか?お酒はいい。
(みどり)ごめんごめんごめん。
どうぞ。
(萠子)他の女といるとこ見ちゃった。
(みどり)分かってたことじゃないの?
(萠子)そうなんだけど。
私のこと一番好きって言ってくれたのにな。
(みどり)そんなの意味ないよ。
(バイブレーターの音)何だ。
お母さんか。
こんなときに何よもう。
ああー。
(萠子)どうかしたの?
(みどり)うん?ううん。
何でもない。
やっぱりお酒飲もうか?
(萠子)うん。
(みどり)これでいい?
(萠子)ありがと。
いただきます。
しょっぺえ。
いや。
うまいといえばうまい。
(せきばらい)何ですか?いや。
さっきの物語の続きをつい考えてしまうんです。
作家のさがですね。
ハァ。
いや。
大丈夫です。
何か思い付いても言いませんから。
そうですか。
あっ。
そうか。
フフッ。
フフッ。
うん?うん。
おっ。
いいぞいいぞ。
チッ。
これはいいな。
中身言わないんだったら勝手に黙ってやってくれます?今頭ん中ですごい展開になってます。
聞きたくないですか?聞きたくない。
そうですか。
男と女は敵同士。
うん?まっどうせ暇だしねそういう設定だったらお話作りにお付き合いしてもいいですよ。
敵同士か。
なるほど。
それもあるな。
刑事の女が容疑者の男を逮捕して護送する間に嵐に遭って2人で助け合うしかなくなるってパターンだ。
男は実は無実だった。
そう。
だからそれを証明するために一度逮捕するしかなかった。
2人は敵同士だったが実はほのかに恋心を感じていた。
敵同士なのに何でほのかに恋心感じちゃうんですか?物語ならよくあるでしょう。
お約束ですよ。
そんな2人が嵐で閉じ込められた。
これはスリリングだな。
いったい何が起こるのかな?考えて。
うーん。
寝る。
寝る。
寝たら話にならないでしょう。
そっか。
じゃあどっちかの体が冷えちゃって。
で熱が出る。
そうか。
それでお互い体を温め合うしかなくなるんだ。
そうだね。
うーん。
今のは却下。
ありきたり。
じゃあ女はおなかをくだすんだ。
男には手錠がかけられてるからトイレには一緒に入る羽目になる。
やだ。
そんなの。
じゃあ話を元に戻しましょう。
温め合うときの女の心境は?女はドキドキする。
でもこのまま運命に身を委ねてはいけないとそうも思ってる。
えっ?どうして駄目だと思う?だって…。
そうだ。
女には他に婚約者がいるからだ。
おおー。
それは盛り上がるな。
前にも言ったでしょ?かせが恋愛を盛り上げるんです。
許されない2人か。
でもどうしてお互い意識し始めたんだろうな?今まで会ったことがない男のタイプだったとか。
女の価値観をことごとく否定されたとか。
おお。
それもかせだ。
うーん。
お互い長い時間を過ごすことで2人の価値観の相違が埋まっていく。
そして嵐という特殊な状況の中で2人はたがが外れたようになっていき…。
「いけない!」と拒絶する女。
「いいじゃないか」男は女を抱き寄せる。
「ああ!?」痛っ。
あのう。
高山さん。
恋愛物はやめたんじゃなかったんでしたっけ?そうだ。
やめたんだ。
ですね。
失礼。
いやいや。
違う違う。
しょっぺえ。
駄目だ。

(ドアの開く音)
(池田)いやぁ。
ぬれた。
池田さん。
(池田)よかった。
まだいてくれた。
ホントにすいませんでした。
こんなに遅くなってしまって。
実は携帯を家に忘れてしまって。
えっ?大雨で高速は大渋滞だしもうたどりつけないかと思いました。
でもどうしても今日会いたくて。
これ。
あっ。
箱根。
どうして?そのう。
すいません。
下見に行ってしまいました。
あっ。
下見なんてよくないと思ってたんです。
予定外のことがあっても2人で体験することが大切なんじゃないかって。
でも性分ってなかなか変わんないもんですね。
下見ですか?ええ。
中原さんとの初めてのドライブを楽しいものにしたいと思うとつい。
2015/11/05(木) 22:00〜22:54
関西テレビ1
<木曜劇場>オトナ女子 #04[字][デ]

「這いあがる40歳!!」
篠原涼子 吉瀬美智子 鈴木砂羽 谷原章介 江口洋介ほか

詳細情報
番組内容
 亜紀(篠原涼子)は、高山(江口洋介)の担当編集者・池田(平山浩行)から、結婚を前提とした交際を申し込まれた。それを知った萠子(吉瀬美智子)やみどり(鈴木砂羽)は、体の相性が大事、時間をかけて愛を育む余裕はない、などと勝手なことを言い始める。そんなふたりに対して亜紀は、池田は誠実な人だからゆっくり考えたいと返す。
 亜紀たちが制作を進めているアラフォー向け恋愛アプリのシナリオが上がった。
番組内容2
それを読んだ高山は、波乱が足りないと助言する。風がなければヨットが進まないように、恋愛にも適度な波風はあった方が刺激になるというのだ。
 萠子は、栗田(谷原章介)の自宅で開かれたパーティーに呼ばれる。が、そこで「お花屋さんの大崎さん」と紹介されたことに傷ついた萠子は、他に女性がいてもいいがせめて1番にしてと栗田に迫る。
 みどりは、陵(浦上晟周)の担任・沢田(千葉雄大)から学校に呼び出される。
番組内容3
陵が、階段を滑り落ちそうになった生徒を助けようとして軽いケガをしたという。その際、沢田は、またダンスの練習を見学に来てほしいとみどりに伝える。
 池田とのデートのため、カフェで待ち合わせていた亜紀だが、大雨のために外に出られず高山と2人だけカフェに取り残されてしまい。
出演者
中原亜紀・・・ 篠原涼子 
大崎萠子・・・ 吉瀬美智子 
坂田みどり・・・ 鈴木砂羽 
栗田純一・・・ 谷原章介 
高山文夫・・・ 江口洋介 

工藤美和・・・ 市川実和子 
立花沙織・・・ 平山あや 
前川亮介・・・ 吉沢亮 

沢田健太・・・ 千葉雄大 
池田優・・・ 平山浩行 

山岡伸治・・・ 斎藤工(友情出演) 

霜田賢三・・・ 池田成志 

スタッフ
【脚本】
尾崎将也(『結婚できない男』『梅ちゃん先生』他) 

【プロデュース】
中野利幸(フジテレビドラマ制作センター『ディア・シスター』『ラスト・シンデレラ』他) 

【演出】
田中亮(フジテレビドラマ制作センター『医龍4』『ラスト・シンデレラ』他) 
関野宗紀(『ディア・シスター』『医師たちの恋愛事情』他) 

【主題歌】
中島美嘉「花束」 

【制作】
フジテレビジョン

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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