よしもと新喜劇【「ニュー・シネマ・サスペンス!?」】 2015.11.06


(場内拍手)
(啓之)こっちが3脚ですね。
オッケー。
(新名)ええ〜こっちのセットは準備オッケーやな。
啓之そっちは?
(啓之)こっちもオッケーです。
(新名)オッケーか。
じゃああとはこの音声マイクをあそこにセットするだけやな。
おっちょっと待て啓之。
(啓之)はい。
(新名)どこが準備オッケーやねんなお前は。
床汚れてるやないか。
(啓之)ほんまですねちょっと。
(新名)ここもお前カメラで映すねんでほんまにもう〜。
なんかで拭け拭けお前。
(啓之)そうですかじゃあこれで。
すみません。
(新名)それで拭いたらあかん!やめろ!お前は。
何してんねん!?
(啓之)えっ?
(新名)これマイクやん。
モップやない。
(啓之)すみません。
(新名)もうええ。
置いとけこれ。
(啓之)分かりました。
(新名)俺が拭いとく。
ほんまにお前は怖いわ。
何すんねや。
よっしゃよっしゃこんな感じやな。
(安尾)おじゃましますか?
(新名)いや聞かれても。
あの…すみませんいやおたくがおじゃましたんで「おじゃましますか?」って「か」はいりませんよ。
「か」いらない…。
お二人はここで撮影する映画の関係者の方です。
そこは「か」いるでしょ!「関係者の方ですか?」って。
関係者の方ですか?あっはいそうです。
私ここのホテルの従業員の安尾といいますか?知りません!安尾といいますが…。
あっ「が」ですか。
ほなちゃんとてんてん付けてくださいよ。
てんてん…。
じゃぢょうがらみなざんを…。
(新名)誰が全部付けろ言うたんですか!おでづだいで…。
いや何言うてるか分かりませんよ。
全部じゃなくていいんです。
全部じゃなくて?社長から皆さんをお手伝いするように言われてますんでなんでも言うてください。
(新名)そうですか。
すみませんありがとうございます。
(まみ)わあ〜ここよ!ここがロケ現場よ。
(安尾)ちょ…ちょっと勝手に入ってこられたら困りますよ!ここはね映画の撮影で貸し切りになってますから関係者以外立ち入り禁止なんですよ。
(まりこ)ええ〜?
(安尾)ちょ…ちょっとペットの持ち込みも困りますよ。
(まみ)ペット?ペットなんか連れてきてませんけど。
(安尾)ゴリラがおるじゃないですかゴリラが。
(まりこ)どこにいるんですか?なんですか?指さして。
あれ?もしかしてですけど私のこと言ってます?しゃべるゴリラ?腹立つわ!あのねゴリラじゃないんですよ。
どう見ても人間でしょ?どう見てもゴリラでしょこれ。
何なん!?この人。
嫌やわ〜!なんですかちょっと。
失礼やないかゴリラって言うなんて。
(新名)ケンカやめてください。
(まりこ)ああ〜…。
(安尾)ゴリラになってるがな!
(新名)えっ?
(まみ)まりこちゃんは興奮したらゴリラになっちゃうんです。
(安尾)興奮したらって…。
(新名)えっ?うわうわっ。
(啓之)ちょ…ちょっとうわっ!えっ?
(安尾)ウンコするな!お前。
投げんなお前!ちょっと…。
(まみ)ちょっとまりこ元に戻って!パンパン!
(手をたたく音)
(場内笑い)
(安尾)人類の進化みたいになってるがな!
(まりこ)あっ!やだちょっともう何させるんですか!
(安尾)あんたが勝手にやったんですよ。
とにかく帰ってください。
(まりこ)ああ〜!
(安尾)帰ってくださいよ!
(まみ)やめてください。
あの〜私たちこのロケに俳優の安井まさじが来るって聞いてわざわざ来たんです。
(まりこ)私たちあの人の大ファンなんです。
(友見)邪魔しないんで見学させてください。
(安尾)そう言われてもね…。
いいですか?
(新名)僕らも監督に聞かないと分かりませんわそれは。
(安尾)そうですよね。
(啓之)あっ監督来られました。
(新名)あっ!・
(烏川)おいおいおいおいおい。
なんか騒がしいぞおい。
(啓之)それがですねこちら安井まさじのファンでロケを見学さしてほしい言うてるんですよ。
(烏川)あのな一般人は困んねや。
すみませんけど帰ってくれるかな。
(まりこ)いやそんなこと言わずにお願いします。
(烏川)無理やから帰って帰って。
(友見)お願いします。
(烏川)無理無理無理無理。
お願いします。
(烏川)ちょっとだけやで。
(新名)ええんかいな。
ちょっと監督いいんですか?
(烏川)うん俺が権限だ。
(新名)いやそうですけど…。
(烏川)権力者だよ俺は。
(新名)権力者…。
(烏川)じゃあソファーに座ってね。
(3人)は〜い!
(烏川)お前ら立っとけ。
(2人)えっ?
(烏川)ソファーが汚れる。
嫌なら帰っていいよ。
(まりこ)いや…立っときます。
(烏川)立っとけほんとに。
おい助監督の内場知らんか?
(新名)それがあの人まだ来てないんですよ。
(烏川)まだ来てない?助監督が初日から遅刻って何を考えとんねんほんまに。
(新名)ほんまですよ。

(内場)監督〜!
(烏川)ああ〜内場。
いや〜すみません。
(烏川)「すみません」じゃないよ。
ああっ…すみません。
(烏川)お前な助監督が初日から遅刻ってどういうつもりや?いや〜実は今朝急に母親が…。
(烏川)倒れたんか?起こしてくれへんかったんですよ。
(烏川)知らん!「もう〜今日から起こせへん!」とか言うてね「ほなもうええわ!」とか言うて。
(烏川)お前小学生かほんまに。
もう〜…。
明日からもう自分で起きます。
(烏川)当たり前やそんなもん。
はい。
(烏川)大人やろ自分で起きろ!クビにするぞお前は。
クビだけはやめてください。
尊敬する烏川監督の下で働けるのが幸せなんですよ。
(烏川)ほんまに思うてんのか?うれしくて寝れなかったんです本当は。
もう少しでもね烏川監督みたいになりたいなと思ってるんです。
(烏川)何してんねん?それ。
いやあの〜形から入るタイプなんで。
(烏川)お前ばかにしてるやろ!いや格好いいなと思ってます。
(烏川)ほんまに思うてんのか?はい。
お願いします。
(烏川)今回だけやぞ。
はい!
(烏川)ここは内場に任せるからお前ら203号室の準備してきてくれ。
(新名)ああ〜分かりました。
これ台本お願いします。
じゃあ行こか。
それにしてもひどいなぁ助監督は遅刻するし。
監督はデブやし。
いや誰がやお前。
関係ないやろ俺はほんまに。
あっシーン30。
30はい。
そこからまいります。
(展義)Excuseme.Hi.すみませんここは撮影なんで。
(展義)Don’tworryabout….いやちょっと…。
(展義)Camewaywithtwoactors.ノーノーノー!
(展義)Oneofactorisfamous,andoneisveryveryclap,andheisactor.Hahahahaha!めっちゃ困ってるやん。
しゃべれんのかいな。
ほな日本語しゃべってくださいよ。
あっ私あの〜日系人なもので。
ああ〜。
(展義)はい。
母親は日本人なんですけど父親がJapaneseでして。
日本人やね。
純粋な日本人ですよ。
あっでも生まれ育ったのがAmerica村っていうとこなんです。
大阪やね。
心斎橋やね。
(展義)Americaの小さな村で生まれ育ったのでどうしても英語の方が先に出てしまってほんとにsorryなさい。
どっちかにしてもう。
日本語か英語か。
(展義)失礼いたしました。
私あの〜「吉本芸能」の森田と申しまして。
あっプロダクションの方…。
(展義)2名の役者と来てるんです。
ご苦労さまです。
早速…。
(展義)呼んでよろしいですか?こちらですお願いいたします!待っておりましたお願いします。
(中田)あっどうも。
おはようございます。
(中田)あっどうも。
え〜っとえ〜っと…。
こんな大物をキャスティングしてたんですか?
(烏川)いや…。
石原裕次郎さんですよね?・これでおよしよ・ふふふふ〜ん歌知らんの?歌知らない?
(中田)いや裕次郎と違うねん。
うわっ全然ちゃうわ。
サングラス取ったら素うどんみたいですやん。
(中田)誰が素うどんや。
なんにもないですやん。
付いてますよいろいろ。
あっエキストラの方ですか?
(中田)いやいや違いますよ。
奥で弁当出てますから。
弁当食べに来たん違うんですよ。
はっ?あの〜私ね俳優の中田はじめです。
えっ?
(中田)この道30年のベテランです。
いやちょっと名前ないですけど。
(中田)いや載ってるでしょ?いや載ってないですけど…。
30年もやってはるんですか?
(中田)はい。
すみません全然違うわ。
あの大スターの石原裕次郎と間違うて申し訳ないです。
華もないしねスター性もないし…ねっオーラもないし。
(中田)失礼ですよあなた。
すみません間違うて。
(安井)おはようございます。
(友見)あっまさじ!
(まみ)やった〜!
(まりこ)まさじまさじサインちょうだいサインちょうだい!ああ〜うれしい!これ私ね!もういいよもういいよ君ら。
こらこらこら。
(まみ)あと写真撮って写真…。
こらこら気持ちは分かる。
分かるけど君たちね…もう〜。
安井まさじは大スターなんだよ。
分かるよサイン欲しいのは。
でもね横にいてるだろもう一人役者さんが。
30年やってるんだよ。
長いことだけやってるんだよ。
ただおるだけなんだよ。
サインもらわないと。
気ぃ悪いだろ?もらいなさいサインを。
(まりこ)別にいらないですよ。
いらないとか言うなお前!聞こえるやないかお前は。
あっ!だっていらん…。
空いてんねんここ…。
(まりこ)ちょっとやめて汚れる!あとで消したらええやないか!気ぃ悪いやろ?一人だけもうたら。
もう一人…。
書きたいねんサインしたいねん。
なあ?練習してんねん家でサインの。
なあ?我慢せぇ!サイン欲しがってるみたいなんで。
やかましいわ!全部聞こえてるよ気ぃ悪い。
あっほら見てみぃ気ぃ悪い言うてるわ。
(中田)お前のせいや!すんません。
(烏川)みんなもサインもうたからこれでいいでしょ。
ねっ?じゃあ一般人は帰った帰った。
ねっ。
すみません。
(まりこ)まさじ…。
(烏川)帰った帰った。
すみませんひとつよろしくお願いします。
お願いします!違いますよ。
(烏川)えっ?すみません。
(中田)映画に出てる方なんで。
(烏川)あっ出てる方でしたか。
ちょっとオーラがなかったもんで。
(中田)あなたまでちょっと…。
(烏川)すみませんあの〜ひとつよろしくお願いしますね。
(安井)お願いします。
(展義)控え室はどちらですかね?
(安尾)こちらの奥になってます。
(展義)あっちですか。
行きましょ。
よろしくお願いします。
はい呼びに行きますので。
おっとっとっとっ…。
危なぁ〜もうちょっとでこけるとこやったわ。
いやこけてましたよ!いやこけてましたよ!こけてました!!
(烏川)聞こえてるよ!聞こえてるよ。
わざとやってるんだよ。
えっわざとこけるん?
(烏川)見ただろ?こけ方。
こうしてこけてたんだよ。
こう。
そして言葉が「おっとっとっとっ…」だよ。
普通言わないよそんなこと。
なんでこけるんですか?
(烏川)あれはなんかおもしろいと思ってやってるんだ。
大事にしてください!
(烏川)大事にしなくていいよほんとに。
そんなことよりホテルの人あのね一般人が入ってきたら困るんだよ。
(安尾)すみません。
ガードマンにちゃんと言っときますんで。
(烏川)頼むよほんとに。
お願いしますね。
あの〜変な事件多いですから。
はい。
(井上)おじゃましまんにゃわ〜。
(烏川)なんや。
ええっ?
(オクレ)こんにちは〜…。
(烏川)聞こえへん聞こえへん。
な…何?
(安尾)あっ言うてたらちょうどうちのガードマンが来ました。
ガードマンってこれ…ガードされる方だろ!ええっ?後ろの人生きてる?あっ生きてるわ。
いやそうせな分かれへんのかい。
自信ないの?
(安尾)いやこう見えてもねお二人意外とやるんですよ。
何をやんねんな。
なんにもできへんやろ。
(井上)あっ安尾さんちょっとご報告がございまして。
(安尾)なんですか?えっ?えっ?いやあの〜言わないかんことがございまして。
はいはい。
あの〜なんですわ…。
ええっ?ええっ?あら?なんやったかな。
あっ言わないかんこと忘れてるわ。
(安尾)ええっ?えらいこっちゃ。
(安尾)思い出してくださいよ。
思い出しますわ。
えらいことになりましたなぁ。
うわ〜はははっ。
この時間なんとしようこれ…。
あらららっ。
ええっ!?あっあかんあかんあかん。
考えたら考えるほど頭ん中真っ白なってきてるわ。
うわ〜ひどいなこりゃ。
ははっ。
こりゃ傑作じゃ。
あぁ〜あ…ああ〜。
寝んな!バシン!
(井上)さんずの川や〜。
(安尾)渡ったらいかん!死んでしまうよもう。
はいこっち近道やから。
(安尾)あかんあかんあかん!渡らしたらだめですよ!もうええ…よろしいやろ。
(安尾)ええことないです。
もうちょっと頑張ってもらわんと。
(井上)ありがとうございます。
ようショック与えていただきました。
思い出しました。
ええ〜男の方お2人をご案内してきました。
(安尾)それだけですか?
(井上)はいはい。
どんだけ時間かかんねんそれ!
(井上)じゃあお呼びいたします。
おい呼べ。
(烏川)そこに上下関係あんのか!?
(オクレ)こっちですよ〜。

(島田)おじゃましますぅ〜。
ええっ?
(烏川)これはこれは島田プロデューサーに高井社長どうも。
(高井)あっどうも。
(井上)私たちこれで失礼さしていただきます。
(安尾)あの〜井上さんと岡田さん先ほど一般の方が入り込んでましたので絶対に入らないようにお願いしますよ。
(井上)分かりました。
ええ〜昼ご飯は12時ですね。
(安尾)分かってないやないですかちょっと!
(島田)何を言ってるんだ。
あほ〜。
(安尾)なんでや!腹立つわ。
ちょっと心配やから様子見てきますわもう。
ああ〜これだけははっきり言っときますがくれぐれもふふふほにゃほにゃ…。
はっきり言え!なんやねん。
(島田)大丈夫かな?ほんとに。
(烏川)どうも。
(島田)おお〜烏川君よいよいよクランクインだな。
はい。
しっかり頑張ってくれよ。
この作品がな監督としてのデビュー作だからな。
はい。
(高井)烏川さん今回の作品僕は原作が気に入ってスポンサーになりました。
そして島田さんから長年助監督として頑張ってるあなたをぜひと言われたので抜てきするのをオッケーしたんです。
いい作品に仕上げてくださいよ。
(烏川)期待に応えられるよう頑張ります。
(島田)頼むぞ。
ああ〜内場君よ君も助監督としてな監督をフォローしてくれよ。
もちろんでございます!尊敬する烏川さん…ねっいい作品にするために頑張ります。
(島田)頼むぞ。
しっかり仕事に励みたまえ!分かりました失礼します。
内場君いやいや…何をやってるんだ。
いやあの〜今「ハゲ、見たまえ」と。
誰が「ハゲ、見たまえ」と言ったんだ。
そんなこと言うわけないだろが!プロデューサーが今おっしゃったんで。
違うよ。
(烏川)お前が言ってんのは「ハゲ、見たまえ」でしょ?そうでございますはい。
(烏川)プロデューサーが言ってるのは「励みたまえ」だ。
あっ「、」ないんですか?「ハゲ」で「、」はいらないんだ。
「ハゲ、見たまえ」は違う?
(烏川)違う違う違う。
(2人)励みたまえ。
あっまっすぐですか。
(2人)励みたまえ!
(島田)そうそうそうそう。
(2人)励みたまえ!励みたまえ!もういい!もう。
何回もやるんじゃないよほんとに。
であの〜出演者の方みんな来てんのか?
(烏川)浅香さんたち女優陣はまだなんですがね主役の安井君は来ましたよ。
(島田)あっ来てんのか。
じゃあ安井君にちょっと挨拶に行きましょうか。
あの〜部屋はどこだ?あっええ〜こちらでございます。
足元気ぃつけてください。
こちらのヘアーになってます。
(島田)伸ばさない伸ばさない。
「部屋」だ「部屋」だ。

(早苗)失礼します。
あれ?誰もいてませんねぇ。
(あき恵)ちょっとちょっと。
天下の大女優の浅香あき恵が現場に来たっていうのに誰もお出迎えがないっておかしいんじゃないの?どうなってんのよ。
失礼な現場ですねぇ。
ちょっと私奥の方見てきます。
見てらっしゃいまったく失礼だわ。
(早苗)ちょっと誰か〜!ええ〜準備を…。
臭っ!臭いな。
何か臭いかしらね?生ごみかな?臭っ!
(あき恵)そんなものある?臭い。
うわぁうわぁハエがたかってるがなこれ。
ど…どこに?うわっ臭っ!お前か臭いの。
私のこと言ってるの?臭い…。
なんか研究してんのか?おかしくない?あんた何言ってんの?これはサングラスよ。
ブッサイクやなこれ〜!掛けとけよお前。
フルフェイスかなんかせぇそれ。
どうしてフルフェイスしなくちゃいけないのよ!顔が出るからや!臭いからや!顔…なんや足臭いな。
そんな人いないでしょ!?顔から足の臭いが発せられるような人見たことある?初めてやからびっくりしてんねや。
臭いしブサイクやし汚いし。
いやあぁ〜〜〜ぁあっ!
(烏川)昼休みか?
(あき恵)違うわ!私が叫んだのよ!あの〜すぐ捨ててきますんで。
浅香さんだよ!ええっ!?あの…女優の浅香さん?
(烏川)そうだ。
なんとお美しい。
(あき恵)遅いわほんま!うわっ27?違うわ!24センチ!でかいっすね〜。
(あき恵)でかいことないよ普通だよ。
なんなの?この子。
誰!?
(烏川)助監督の内場といいます。
(あき恵)助監督?失礼よあんた。
(烏川)失礼なことするなお前。
すみません。
お願いします…。
(烏川)浅香あき恵さんといってお前は知らんかもしれんけど舞台を中心に頑張ってる大女優さんやぞお前!ふだんはテレビとか映画とかこういうメディアには出ない出れない出さないんだよ。
ちょっと待ちなさい。
それもおかしいわよ。
出ないわけでも出さないわけでもなんでもない。
私はチョイスしてるだけよ!分かってますよ。
舞台っていうのは実力がいりますから演技派女優だということを言いたかったんですよ。
それやったら最初にそれをクローズアップしたらいいでしょ。
しょうもないことばっかり言うてほんまなめとったらあかんで。
怒るでしかしほんまに!
(烏川)いやおっさんやないですか。
おっさんじゃないの今のはやっさんなのよ。
やっさんもおっさんですよ。
何言ってんの?失礼ね。
すみませんスッピンだったもんで。
違うわ!フルメイクしとるよ。
(烏川)内場フルメイクしてこれなんだよ!どういうこと!?いちいちむかつくわね。
いやすみません。
何してんのよ。
(早苗)まあまあ浅香さん落ち着いてください。
どうも浅香のマネージャーの金原と申します。
ええ〜マネージャーきれいじゃないっすか。
(烏川)いらんこと言うなお前。
お口直しお口直し。
(あき恵)ちょっと待って。
あんたの言ってる意味が分からない。
お口直しってどういうこと?
(烏川)お口直しじゃないよおめめ直しだろ。
ちょっと待ちなさいあんた。
あんたもなんなの?さっきから。
(烏川)すみません。
まあひとつよろしくお願いします。
(あき恵)頼むわよ!
(直子)失礼します。
あっ家出少女?
(直子)違います。
ではなくて私女優の末成由美の付き人をしております岡田と申します。
先生がご到着されました。
末成さん入られま〜す!
(直子)先生先生〜!
(由美)ごめんやしておくれやしてごめんやっしぃ〜!
(烏川)おはようございます。
(由美)どうも皆さん今日はよろしくね。
お願いしま〜す!
(あき恵)そうだちょうどよかったわ。
末成さんもいらっしゃったことですし監督に私から1つ提案があるの。
(烏川)なんでしょうか?これから撮影するシーン30。
私がワインを飲んでね毒殺されるあのシーンなんだけど私が毒殺されるよりも末成さんが毒殺された方が絶対におもしろいってそう思うんだけどね。
(由美)なんということをぬかしてけつかるんでございますか?
(烏川)「けつかる」?
(由美)あなたの方が殺され顔なの。
(あき恵)殺され顔ってどんな顔…。
(由美)その顔がそうなの。
(あき恵)違いますよ。
人気のない私が殺されるよりも人気がある末成さんが殺された方が絶対にインパクトがあるってそう言ってるんじゃないですか。
ふふふふっ…はっひっふっへっほっ!
(由美)何を言ってるんですかもう。
ごまかさないでちょうだいよ。
何を言ってるの汚い顔して。
ははははっ笑わしよんな。
あはははっ!誰に言われてもかまわないけどあなたにだけは言われたくないわ。
(由美)あなたにだから言えるの。
(あき恵)なんなのその言い方!
(由美)言い方って…なんですか鉢巻きなんか巻いてみっともない。
鉢巻きじゃないのこれ…。
(由美)市場に買い出しに行くの?これはターバンです。
(由美)ターバン?鉢巻きにしか見えないわ!
(あき恵)何言ってるの?あなたの方こそちっさすぎるんじゃないの?その帽子。
これはファッションじゃないの。
臭いから向こう行きなさいよ!
(あき恵)臭いって誰に言ってんの!?
(由美)あなたに。
臭っ臭っ!すみませんすみませんあの〜引き分けということで。
(あき恵)ちょっと待ってよ。
(由美)やめてちょうだいそんなの。
(烏川)あの〜浅香さん今更ね台本の変更は難しいですから毒殺が気に入らないんならじゃあもう撲殺に変えましょう。
(あき恵)ちょっと待って…。
(烏川)みんなでいきましょう。
嫌よ撲殺なんて!じゃあ毒殺で我慢してくださいよ。
もう〜!あの〜あくまでも主役は安井まさじですから。
ねっ。
(高井)あの〜すみません主役の恋人役の五十嵐サキさんは?あ〜らいちばん若手の分際で誰よりも遅れてくるだなんていい度胸してるわね。
(烏川)いや我々スタッフと現地入りしてます。
一番乗りです。
(あき恵)そう?・
(サキ)監督〜!あっ監督。
皆さんおはようございます。
おはようございます!
(由美)おはよう。
今日からよろしくお願いします。
(高井)サキさん今日からの撮影頑張ってください。
はい。
そうだクランクインを祝してどうですか?今夜二人でフレンチでも。
すみません撮影中はちょっと…。
オッケーですか。
ありがとうございます!
(烏川)いや聞いてました?「撮影中はちょっと」って。
(高井)ああ〜そうですか。
撮影終わりしだいお願いします。
(あき恵)まあ〜まあ〜スポンサーに取り入って役を射止めるだなんていい根性してるわね〜。
(烏川)失礼ですよ今のは。
(あき恵)どうして?無名の新人女優じゃないの。
おかしいでしょ?いきなり主役の恋人役なんて。
だから言ってるんじゃないの。
(高井)待ってください。
彼女は烏川さんや島田さんの推薦があったからキャスティングしたんです。
僕の一存じゃございません。
ああそうですか。
それはどうも失礼ちびりました。
(高井)「ちびった」って…。
すみませんどうぞ。
(あき恵)何してんの?なんなの?これ。
ちび…ちびられた…。
(あき恵)そういう意味じゃないの。
(烏川)内場!後ろだよ!
(あき恵)違うわ!後ろでも前でもない!
(烏川)力んだときにちょっと…。
(あき恵)だから力んでないから。
全然力んでないから。
(由美)あのねちびられた浅香さん。
(あき恵)ちびられてません。
ちびられてませんから。
(由美)女性の妬みはみっともないですわよ。
(あき恵)誰も妬んでなんか…。
まあまあまあまあ。
(烏川)まあまあまあまあ。
もうお時間もございませんのでええ〜荷物を置いて撮影の準備お願いします。
(あき恵)はぁ…分かったわよ。
金原!私のバッグ持ってきてちょうだい。
(早苗)かしこまりました。
(あき恵)ああ〜まったく嫌だ。
(烏川)汚いんかいな!ええっ?
(由美)岡田行くわよついていらっしゃい。
失礼。
ケツケツケツケツ!ケツがちょっと…。
ちょっと君そのケツ!おい。
五十嵐君浅香さんの言ったことは気にしないように。
大丈夫です。
私全然気にしてませんから!じゃあ私も準備してきます。
ふふふっ。
ガン!
(烏川)いや怒ってるやん!めっちゃ怒ってるやん。
(高井)サキさ〜ん!元気を出すためにフレンチどうですか!?
(烏川)いや断られたがなもう。
いや先が思いやられますねぇ。
女優二人はもめてるし…。
でもあの浅香あき恵さんってね根性も顔も悪いですね。
(烏川)いらんこと言うなお前。
怒らさんようにせぇよお前。
(島田)よろしく頼むぞほんとに。
おじゃまするかも。
(烏川)いや来てますよ。
(安尾)社長が皆さんに挨拶をしたいそうです。
(島田)ああ〜社長。
(安尾)社長社長〜!
(和子)ごめんください。
どなたですか?当ホテルの社長の桑原和子です。
社長だけあってきれいやねぇ。
ありがとう!
(烏川)なんやおい!どうもどうもこれは。
ああ〜いやいやもう日に日にやっぱり暑さも増してきますねぇ。
そうですね。
まだまだ…。
あっちょっとあの〜汗を拭かさしてください。
ああどうぞ。
もう館内がまだ暑くてね。
あっちょっと持っててちょうだい。
お願いしますね。
もう〜汗はね婦人の天敵なんですよ。
へえ〜。
もう汗がね肌着に染みてくしゃみが…。
あっ…わっ!どうしましょう。
みぞおちに汗が流れてる!ああ〜あっ…はよ拭かなあかん。
気持ち悪い!
(2人)おい!
(和子)いやみぞおちみぞおち…。
ああ〜裏側も…ああ〜ああ〜。
先っちょに水滴が…ああ…。
見ないで!いや自分で出したんですよ!いやしまってくださいもう。
もういい?はい。
(烏川)挟むんですか?これ。
痛くないんですか?神経ないの。
神経がない?こんな女に誰がした?知りませんよ!
(島田)どうも桑原オーナー。
ええ〜今回はですねホテルを貸していただきましてほんとにありがとうございます。
ああ〜いえいえ。
島田さんにはねその昔大変お世話になっております。
まあこちらこそお力になれてうれしいかぎりでございます。
烏川さんこのホテルを利用していい作品を作ってください。
(烏川)頑張ります。
(和子)私社長室にいますから何かあればいつでも声を掛けてください。
(烏川)分かりました。
(和子)じゃあ参りましょうか。
あっ島田さん一緒にお茶でも部屋で飲みませんか?
(島田)ああ〜もう喜んで。
(和子)ああ〜どうぞどうぞ。
いらっしゃってください。
島田さん私の部屋にはね…ふふっベッドがあるのよ。
ベッドだって。
ひひひひっ!
(烏川)うれしいですか!?何をする気やほんまに…。
ほんとに何をする気でしょうね。
ちょっと様子を見てきます。
おい見んでええ別に!じゃあ手伝ってきます。
(烏川)何をやお前!何を手伝うねんお前。
分かんないですけど。
現場があるやろ現場が。
監督奥の準備が出来ました。
(烏川)ああそうか。
じゃあそろそろ撮影開始しようか。
(3人)はい。
(烏川)じゃあここのセッティングして。
お願いしま〜す。
(烏川)皆さ〜ん撮影開始しま〜す!
(由美)はいはいお願いします。
よろしくお願いします!
(烏川)ええ〜じゃあ立ち位置説明していきます。
ええ〜末成さんはこちらの方にお願いします。
ええ〜浅香さんこちらで。
主人公の安井君この端っこでね。
その隣に恋人役の五十嵐君。
(サキ)はい。
(烏川)その隣にえ〜っと…ええ〜…君。
名前言ってくださいよ。
中田ですから。
(烏川)中田さんそちらへね。
シーン30です。
いいですか?ホテルのロビーで明日主人公の社長就任パーティーを控えた身内だけでお茶をしているというこのシーンね。
でこのお茶からワインを飲んでそして浅香さんが毒殺されるというシーンにその後つながっていきますから。
じゃあいいですかね?はいお願いしま〜す!
(烏川)じゃあテスト本番でいきますけども…。
おいおい内場!肝心のワインとワイングラスがないぞ。
ワインとワイングラス〜!!
(烏川)お前に言うてんねん!誰に言うてんねん。
自分に言い聞かしてるんです。
(烏川)自分に言い聞かしてたんか!?今の。
・はいワインにワイングラス!
(烏川)急げよ!ワイングラスはいはいはい〜。
はい〜喜んで。
(烏川)居酒屋かお前は!セッティングオッケーです。
(烏川)ええ〜じゃあ各所オッケーかな?もろもろオッケーですか?カメラも…ええ〜照明さんええ〜音響さんオッケーですね。
(烏川)じゃあもうテスト本番でカメラ回していきます。
回していきますよ〜!
(烏川)じゃあいきますよ。
本番!本番!
(烏川)5秒前!4!5!4!
(烏川・内場)3!2!1スタート!
(烏川)カット!カット〜!カット〜!
(烏川)いや…。
カット!
(烏川)お前や!お前!お前3ぐらいから追い抜いたな。
監督に追いつけ追い抜けみたいな…。
(烏川)そういう意味やないねん!ここは追い越したらあかんねん。
あかん…。
すみません。
(烏川)でお前助監督やからカチンコや仕事これ。
あっすみませんこっちでした!
(烏川)分かるやろほんとに。
申し訳ないです。
すみません。
新たな気持ちで。
(烏川)もう一度いきます。
本番!用意スタート!カン!痛っ!
(烏川)カット!カットカット。
素人じゃないんだから。
すみません挟んじゃいまして。
(烏川)挟んだらあかんやんそれ。
すみません。
ああ〜でも監督も挟んでるじゃないですかここ。
いや挟んだんちゃうわこれ!もともとやこれは。
分かるやろほんとに!すみませんあの〜時間ないんで!
(烏川)お前のせいや!お前のせいや。
(あき恵)大丈夫!?ああ大丈夫です。
もう全然…。
(烏川)いや指の心配ちゃうわ!お前自身を心配しとんねや。
大丈夫です!私自身大丈夫です。
(烏川)頼むでほんとに!任してください任してください。
(烏川)じゃあもう一度いきます。
もう一度いきま〜す。
(烏川)本番!用意スタート!カン!
(あき恵)明日はいよいよあなたの社長就任パーティーね。
(中田)頑張ってくれよ。
(安井)はい。
(由美)どうでしょう皆さんワインでもいかがですか?
(あき恵)ああ〜私頂くわ。
(由美)はい。
(由美)どうぞ。
うぐっ…ぐえっ!ぐっ!ああっ!ぐえっ!ああ〜!ああ〜!ぴゃあ〜!ぴゃあ〜!ああ〜!ああぁ〜〜〜…。
(中田)こらこらこら!
(由美)ヨシエさん大丈夫ですか?ヨシエさん…。
死んでる!なんということを!このような所であっあっ!死ぬなんてぇ〜。
カンカンカンカン!
(由美)ああぁ〜!カン!カンカンカンカン…
(由美)ふっ!おおぉ〜ああぁ〜!カン!カンカン!
(烏川)カット!カット!カット!
(烏川)カット。
カット!
(烏川)お前もや。
参加すな!音いらんねん。
ほんで歌舞伎もいりません。
歌舞伎もいらない。
(烏川)芝居が臭すぎます。
臭いです。
芝居が臭いです。
あなたはほんとに臭いです。
(あき恵)ちょっと待ちなさい!おかしいんじゃないの?あんた。
(烏川)あのねもっとマイルドにお願いしますよ。
(あき恵)このくらいの方がインパクトがあるでしょうに。
(烏川)顔だけで十分ですから。
ねっ。
あの〜浅香さんワイン飲んだらすぐに死んで。
(あき恵)ふふっ…。
なんなのよ。
(烏川)すぐ死んでよ。
顔を覆うように死んでください。
(あき恵)どうして顔を覆わなくちゃいけないのよ。
お願いします。
(烏川)じゃあいきますよ。
本番!用意スタート!カン!
(あき恵)いよいよ明日はあなたの社長就任パーティーね。
(中田)頑張ってくれよ。
(安井)はい。
(由美)どうでしょう皆さんワインでもいかがですか?
(あき恵)あっ私頂くわ。
(由美)はい。
(由美)どうぞ。
うっ!うぐっ!あっ…。
(由美)あっ…ヨシエさん大丈夫ですか?死んでる!
(3人)ええっ!
(安井)誰か!救急車!カン!はいカット!はい休憩!
(烏川)誰が言うてんねんお前!俺の仕事や。
すみませんちょっと遅いんで。
(烏川)早いねんお前が!取るなお前。
はい。
(烏川)オッケー。
じゃあ一旦休憩しましょ。
休憩入りま〜す!
(烏川)浅香さんいいですよもう。
あっご苦労さまです。
お疲れさまでした。
もういいです。
(烏川)浅香さん?あの〜浅香さん…。
すみません監督無理みたいです。
あの〜息してないんであの〜たぶん死んでる…いい〜〜〜っ!?えっ!ほんまに死んでたらあかん…いい〜〜〜っ!?こんな殺人現場…いい〜〜〜っ!?あっ皆さんご一緒に。
(一同)いい〜〜〜っ!?
(烏川)言うてる場合かお前!し…死んでる!?
(島田)はあはあはあ。
あっああ〜そうですか。
いやありがとうございます。
それじゃあよろしくお願いします。
じゃあ失礼します。
おう喜べ。
今病院から電話があってな…。
はい。
ああ〜なんとかな浅香さんな一命は取り留めたそうや。
(烏川)ほんまですか。
いや〜よかったですか?
(烏川)聞くな!よかったんや。
(島田)よかったんだよ。
(烏川)よかったですねほんとに。
なんで倒れたんですかねぇ?
(烏川)そこや。
その直前まで元気やったんです。
(島田)元気だったのか。
(烏川)元気やったんです。
(けんじ)ここやな。
ああ〜失礼いたします。
え〜っと撮影スタッフの方は?
(烏川)我々ですが。
(けんじ)あっ私ですね大阪府警の清水です。
はあ。
(中川)同じく中川です。
(烏川)多い多い!何枚あんねんこれ。
(中川)12枚あります。
(烏川)いや知らんがな。
1枚でいいでしょ。
ふざけてるんですかほんとに。
注意してください。
(けんじ)おい!お前だけおもしろいことしてせこいどこらぁ。
(烏川)どこ注意してんねんおい!
(けんじ)今日は真面目にやる約束やろ?何ボケてんねん。
俺振りみたいになってるやん。
(中川)そんなん言うなよ〜。
(けんじ)そんなん…言うよ。
堅物やんこんなん。
ずるいわ〜。
(中川)分かった。
ほなお前次の事件お前これ使えよ。
貸したるやんけ〜。
(けんじ)ええの?使うよ?ほな。
(中川)ばあ〜やって。
(2人)あはははっ!
(中川)もう〜やりたかったんか。
(烏川)何がしたいねんおい!なんや?これ。
(けんじ)ちょっと…同期なもんで。
(烏川)知りませんよ。
(けんじ)すみませんごめんなさいはしゃいじゃいましたははっ。
(烏川)でなんの用ですか?ああ〜実はですね浅香あき恵さんが搬送された病院から連絡ありまして浅香さんの胃の内容物を調べてみたところ毒物が検出されたということで捜査に来たんですよ。
(島田・烏川)毒物?
(けんじ)はい。
浅香さんはワインを飲んで倒れたんですよね。
そのとき使ってたワインの瓶とグラスはどちらに?あっこちらです。
(けんじ)あっこれですか。
ちょっと失礼いたしますね。
(中川)おいおいおいおい!証拠の品素手で触るな。
(けんじ)あっすまん。
うっかりしとった。
頼むわな。
(中川)こちらですか。
ええ〜こちら…。
(けんじ)穴開いてるやんこれ!またおもしろいことしてお前だけ!ずるいって。
俺堅物やんけこれやったら。
(中川)ほなお前使えよ。
(烏川)やめぇおい!小学生の昼休みかこれはほんま。
(けんじ・中川)同期なんです。
(烏川)知ってるもう。
聞きました。
(けんじ)すんませんほんまに。
いやでもこれよく見たら洗ってません?いやあの〜汚かったんで。
(けんじ)えっ!いや現場検証になりませんやんほんなら。
(中川)まあまあまあまあ…。
そんとき現場にいた関係者を全員呼んでもらえますか?あっはい。
皆さ〜ん集合してくださ〜い!
(由美)一体何があったんですか?いや〜実はかくかくしかじかなんですよ。
(烏川)分からんがなそれ。
(由美)なんですって!?浅香さんの飲んだワインに毒入っていて私たちが犯人ですって!?なんで分かんねんおい。
(高井)我々を疑うのはおかしいでしょ。
(中川)まあ気持ちは分かります。
でもね関係者全員を捜査してますから協力してください。
まず事件があったときの皆さんの行動を確認します。
浅香さんの飲んだワインを入れたのは誰ですか?私ですけど。
じゃああなたが犯人です。
(由美)えっ…えっ?違いますよ。
私はワインは注いだけど持ってきはったんはこの人ですよ。
じゃああなたが犯人だ。
いやちょっと待ってください。
いや持ってきましたけども用意したのはこの人ですよ。
じゃああなたが犯人だ。
(安尾)いや違いますよ!そんなことするわけないじゃないですか。
(中川)署まで来い。
(烏川)なんで俺やねんおい!どの流れやほんま。
いやいやワインもワイングラスも廊下に置いてありましたから誰でも入れようと思ったら入れれましたよ。
(けんじ)うんなるほどね。
じゃあ分かりました。
我々一旦戻りますんでまた何かありましたら連絡ください。
失礼いたします。
おい急ごうか。
今行ったらな30分の電車間に合うから行こ。
おいちょっと待て。
お前電車で帰んのけ?タクシーにしようタクシー。
頼む。
しんどいもん。
もう…たまにやしええか。
ほな行こうか。
いやでもちょっと待って。
タクシーに乗るにしてもさそれお金どうすんの?経費で落ちる?いやもうそこは…そこは俺出すから。
今日だけ…。
お前払うてくれる?甘えてええの?ええよええよ。
ほなそうしよう。
でも待って。
そういうたらこの前タクシー乗ったら運転手めっちゃうっとうしかってん。
俺あんな思いするぐらいやったら電車でええ。
時間かかってもええ。
電車で行こ。
二人で一緒に乗ったら楽しい。
ちょっと待ってくれややっぱり。
やっぱり…ふふふっタクシーにしようぜおい〜。
タクシー…。
もうしゃあないな…。
(烏川)帰れやもうはよ!電車で帰れお前らもう!怖っ怖っ。
(由美)私たちが犯人なんて失礼な。
(中田)撮影はどうするんです?今からね映画会社の上層部に連絡して今後どうするか決めますので撮影は一時中断です。
すみません皆さん控え室で待っててください。
すみません。
お待ちください。
すみません。
呼びに行きますので。
お願いします。
申し訳ないです。
(展義)Uh…Thisisaverybigproblem,right?Whoisaclimber.We…TV…something.Panasonicideasforlife.コマーシャルやないかそれ。
「Panasonic」言うてるで。
いやでもね私がにらむところ末成由美さんが怪しいんじゃないですか。
(烏川)めったなこと言うなお前。
あの人が犯人です。
(烏川)決めつけるなお前は。
(島田)そうだよ。
めったなこと言うんじゃないよほんとに。
あっ社長すみません今から今後どうするかお話を。
分かりました。
(島田)部屋空いてるか?
(安尾)ございますございます。
ご案内いたします。
(高井)じゃあ部屋でフレンチでも。
(烏川)まだ言うてんのかおい。
はぁ…。
俺の監督デビュー作が…。
烏川監督!もう〜ざまぁみろ。
やかましいわ。
なんや?ざまぁみろってお前。
いやあの〜元気を出せと…。
間違うか!?それ。
ねえ。
元気出せ言おう思うたら唇出してるから。
出してないこれは。
出てない。
じゃああの〜気分転換にお茶でもどうですか?俺はええ。
お前らだけ行ってこい。
じゃあ休憩行こっか。
(新名)行きましょっか。
何飲もうかな。
あっ私あの〜ヒョットコーヒーを。
「ホットコーヒー」やろ。
じゃあ僕はヒョコレートパフェ。
「チョコレートパフェ」や。
(啓之)じゃあ僕はひょっとこ。
いやそのままやないかお前。
耕一さん。
(烏川)サキ。
耕一さん大丈夫?はぁ…。
それにしてもえらいことになってしまったわね。
俺の監督デビュー作にお前を使ってやろうと思ってたんやけどな。
でもまだ中止になるって決まったわけじゃないし元気を出して。
この映画が成功したらプロポーズしようと思うてたんや。
私はいつまでも待てるから安心して。
愛してるよサキ。
私もよ耕一さん。
サキ。
耕一さん…。
監督!監督あの…。
(烏川)なんや?なんや?あっなんかお話し中でした?
(烏川)いやいや…。
今の話聞いてたか?えっ話ってなんですか?いや聞いてなかったらええねん。
でなんや?話は。
いや聞こう思うたんですけど監督とサキさんいつからつきあってるんすか?
(烏川)聞いてるやんお前!めっちゃ聞いてるやんけ。
なんやねんもうお前。
このこと絶対ないしょで頼むぞ。
あっ。
高井社長の耳に入ってなやきもちでも焼かれてもうスポンサー降りるって言われたらかなわんからな。
分かっております。
高井社長はサキさんに気がありますからね。
そらもう映画やめさせられたら困りますから。
絶対言いません!頼むぞ。
あっ二人つきあってるよ。
(烏川)おい言うてるやん!お前今の今やで?あっ。
ちょっと最近物忘れが激しくて。
いや激しすぎるでお前。
すんません。
ペラッとめくったらもう忘れた。
病院行けお前はほんまに。
あっ安尾さんすみませんこのことはひとつないしょで。
あっ分かっております。
私ホテルの従業員でございますから守秘義務というのがございます。
なんにも言いません。
分かってます。
監督とサキさんはつきあってる…。
(烏川)言うてるやんもう!大丈夫か?
(島田)おお〜烏川君喜べ。
いや〜上層部とな話し合った結果撮影は続けるぞ。
(烏川)ほんとですか?
(島田)おう。
(高井)浅香さんも無事でしたし話題になって逆にいいんじゃないかと判断しました。
(烏川)よかった〜。
いや〜よかったですね監督。
(島田)早速撮影再開しよう。
(烏川)いやいや再開するにあたりましてね浅香さんの代役がいるんですよ。
監督なんのために私がいるんですか助監が。
ええっ?ちゃんとね浅香さんとこの事務所行って代理を頼んであります。
お前にしてはでき過ぎた仕事やなおい。
もう来ると言ってましたから。
失礼します。
この度はうちの浅香がご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんでした。
代わりにうちの事務所の若手ナンバー1とナンバー2の女優を連れてきましたのでどちらかを使ってください。
(烏川)いいように転びましたね。
(早苗)こっちよ〜!・は〜い!・は〜い!
(烏川)おいおいおいおいおい!
(島田)えっ?
(烏川)どこがナンバー1ナンバー2なん?
(早苗)体重がナンバー1とナンバー2。
(烏川)そっち!?
(奈臣実)山本奈臣実です。
(ぢゃいこ)是澤綾子です。
(2人)よろしくお願いします!いや〜すごいですねぇまあ浅香さんほどではないですけどまあまあブサイクじゃないっすか。
(烏川)どうでもええねんそれ。
あそこまでいくにはなかなかね。
(烏川)違う違う違う。
こんなデブばっかり集められてもかなわんねや。
監督うちの付き人を使ってください。
岡田。

(直子)はい。
お願いします。
かなりのブサイク加減でしょ?
(烏川)いやあの〜すみません…。
お見事。
(烏川)いや「お見事」じゃないよ。
あの〜間違ってますよ皆さん。
ブサイクを決める大会じゃないですから。
代役を決めるんですよ。
どれします?難しいなこれ〜。
(烏川)いやどれもしないよこれ。
(奈臣実)監督私映画のためやったら脱ぎます!
(烏川)やめとけおい。
(ぢゃいこ)私も脱ぎます!
(直子)私も脱ぎます!
(烏川)いや…。
私も脱ぎます!
(烏川)どっから出てくんねん。
な…なんや?
(和子)ず〜っと聞いておりました。
(烏川)はっ?
(和子)私の脱いだのを見てほしい。
(烏川)さっき見ましたよちょっと。
(和子)いえ映画に出してほしいんですよ〜。
(烏川)えっ?
(和子)お願いしますよ〜。
ねえ頼みますから〜。
(烏川)そう言われても困りますよもう。
これヌードシーンとかもないですからね。
(奈臣実)監督私のこと使ってください。
お願いします!
(直子)私のこと使ってください。
(奈臣実)ちょっとブスしゃしゃんなよ!
(直子)何よデブ!
(島田)やめなさいもう。
これこれこれこれやめなさい。
いや痛い痛い痛い痛い…。
こらやめろやめろやめろもう!なんでこんなにわしがボコボコされなあかんねん!なんだよ。
何してんだ!大丈夫ですか?あっよかった毛がないです。
(島田)何を言うてんねんお前は!毛ぇ傷毛ぇ傷。
(島田)何が毛ぇ傷だよ。

(烏川)ああ〜おい代役のあの岡田とかいう子なかなかよかったな。
やれましたねぇ。
後ろばっかり向いてましたけど。
(烏川)顔は映さなくていいからな。
(いちじま)失礼します!
(烏川)声高いなおい。
(いちじま)吉本病院の者ですが!
(高い声で)病院の方がなんか用?
(烏川)まねせんでええお前!
(いちじま)まねしないでください。
(高い声で)まねしないで…。
(いちじま)そんな声ちゃうでしょ。
(高い声で)そんな声ちゃう…。
(いちじま)僕この声です。
(高い声で)僕この声です。
(いちじま)ほんまですか?
(高い声で)生まれつきこんな声!
(いちじま)僕も生まれつき…。
(高い声で)ほんまか?
(いちじま)ほんまや!おう!
(高い声で)お前もか?おう!
(いちじま)よろしく!
(高い声で)よろしく!
(烏川)なんで仲ようなんねんお前ら。
訳分からんわ。
なんですか?浅香あき恵さんが退院されたので連れてきました。
(烏川)えっ!?・
(早苗)大丈夫ですか?
(烏川)いやいやいや…。
ちょっとちょっと。
浅香さん退院して大丈夫なんですか?
(早苗)それが本人が「代役は許せない。
どうしても退院する」って言って聞かなくて。
(烏川)撮影進んでるんですよねぇ。
(いちじま)何かあっても医者の僕が付いてますから大丈夫。
(烏川)そういうことじゃなくて。
(早苗)控え室で待機してますから本番前になったら教えてください。
(烏川)いやいやいやいや…。
(早苗)大丈夫ですか?ゆっくり。
気をつけてくださいね。
あっ大丈夫ですか?ドン!
(烏川)おい!
(早苗)あっ…すみません。
(烏川)わざとやろお前ら。
いやでもすごいですね昨日の今日でもう回復ってもう化け物並みですね。
(烏川)もともと化け物だよ。
なるほど。
(烏川)どうするんだよ?ああ〜失礼します。
また事情聴取に来ましたよ。
(烏川)それどころじゃないんすよ。

(早苗)きゃあ〜!・
(いちじま)待て〜!
(烏川)なんや?おいおいおいおい…。
(いちじま)そいつを捕まえてくれ。
(けんじ)動くなこらおい。
そ…そいつは浅香さんの…点滴に…毒薬…。
(烏川)分からん分からん!落ち着け。
(いちじま)浅香さんの点滴に毒薬を入れようとしたんです!
(烏川)ええっ!
(けんじ)顔見せろこら!
(烏川)森田さん!あんたが犯人かおい!やっぱりな俺のにらんだとおりや。
(烏川)うそつけお前は!お前末成さん言うてたやろ。
裏返しです。
(烏川)なんの裏返しやおい。
なんでこんなことしたんすか!俺が昔役者をしてたときあいつのせいで映画を降板させられて役者の道を断たれたんや。
それで今回あいつがこの映画に出るって聞いたからこの機会に復讐しようと思ったんや。
(中川)おい森田まんまとわしらの罠に引っ掛かったな。
これはな犯人をおびき寄せるための作戦や。
本物の浅香さんはまだ病院で入院しとる。
こいつはな偽者じゃ!
(烏川)えっ?なんやこれ…えっ?女刑務所から出てきたんすか?
(よいこ)違います!
(けんじ)この二人も我々と同じ刑事や!えっ!シャキっとしてへんから。
Ohpolice!?Ohmy神様!
(けんじ)「ゴッド」言えちゃんとお前。
(中川)おい森田刑務所で反省せぇや。
(展義)うるさいわほんま。
おらぁお前ら!おらぁおらぁ!向こう行けお前はこら。
こっち来いお前。
(烏川)サキ!あんた確実に選んだやろ。
こっち取れやこれ。
(展義)嫌じゃあんなもんお前。
おいお前ら近づくなよ。
近づいたらこの女の命ないぞ!
(安尾)待たんかいこらぁ!
(展義)なんじゃい!あとで掛け直す。
(展義)電話かいおい!
(展義)おい近づくなよ。
(烏川)待てサキ放してくれ頼む。
サキは俺の命よりも大切な人や。
人質やったら俺が…。
(展義)近づくな。
近づいたら刺す。
(烏川)人質は誰でもええやろ。
俺が代わるから!
(展義)近づくな言うてるやろ!大丈夫ですか!?監督。
なんちゅうことすんねん大事なうちの監督に。
あっ大丈夫ですか?何をしてんねん?お前。
いやあの〜ここ…口切れ…切れたんですよ。
(烏川)切れてへん。
切れてます切れてます。
まっすぐなってます。
こうまっすぐなってます。
イカリングみたいになって…。
(烏川)誰がイカリングや。
これ唇や!いやでも…。
(烏川)ここや。
あっこ…ここですか。
(烏川)お前ようこの状況でふざけてられるなぁ。
いやいちばん痛そうなとこを…。
(烏川)なんにも痛ない。
痛ないっすか?
(烏川)ここや痛いの。
(オクレ)何かあったんですか?
(安尾)あれあれあれ。
刃物持ってるんです。
おいその女性を放しなさい。
もういいです。
やめといた方が…危ないから。
(オクレ)大丈夫です。
我々はこう見えてもええ…あっ大丈夫なんです。
なんやねん。
どう…どうなの?いくぞ〜!
(展義)ああ?
(オクレ)えい!
(井上)いくぞ。
(井上)んん…。
えい!こんなん早朝の公園やないか。
なんの効果があんねんこれ。
うわ〜!
(内場・烏川)ええ〜!?
(けんじ)よっしゃ動くなよこらぁ。
おい。
(中川)なんやこらぁ。
おい森田!悪いことしたからガシャンってする!
(けんじ)ちゃんと言えお前は!立てこらぁ!ほんまに…。
皆さんご協力ありがとうございました。
行くぞ。
ちっ…しょうもないことしやがって!お前な田舎のお母さんがきっと泣いてるぞほんまに!しょうもないことして…。
のう?
(中川)そうや。
お母ちゃんのこともっと考え!そうやろがい!のう?
(けんじ)おう。
お母ちゃんだけやないどお父ちゃんもきっと泣いてるわお前は!のう?
(中川)そうや。
お父さんだけちゃうわ親戚の人とかみんな悲しんどる。
のう?
(けんじ)おう。
親戚だけやない…。
(烏川)帰れやもう!帰れはよ。
いや〜でもおたくらすごいですね。
(安尾)ねっ意外とやるでしょ?その「やる」やったん?意外すぎる。
(サキ)耕一さん大丈夫?
(烏川)ああ。
サキこそ大丈夫か?
(サキ)ええ。
もう耕一さんに何かあったらどうしようかと思ったわ。
(高井)随分仲がいいですね。
(烏川)あっ…。
(高井)烏川さんサキさんのこと命よりも大切な人っておっしゃってましたよね。
どういう関係ですか?いやそれはあの…。
(高井)一体どういう関係ですか!?
(烏川)いや違うんですあの…。
監督監督!言ったらだめですよ絶対ないしょですよ高井社長のねお気に入りのサキさんをね…監督とサキさんがつきあってるいうことバレたらえらいことですからね!
(高井)二人はつきあってるやと!?知ってたんですか。
(烏川)お前が言うたんや今!こうして大きい声で言うたら意味ないやろほんとに!あっすみません。
(高井)烏川さん…烏川さん僕はあなたのことを応援していたんですよ。
僕の気持ちを知っていて見て笑っていたんですか!?はい。
(高井)「はい」!?
(烏川)いえそんなことは決して。
(高井)ばかにしやがって。
島田さんスポンサー降りさせていただきます!
(島田)いやいやあの…。
(烏川)あの…私が監督を降ります。
ですから映画だけはお願いします。
責任持ってやめさします。
(烏川)誰やねんお前!助監督やろ。
(高井)じゃあサキさんがあなたと別れて私とつきあうというなら考えてもいいでしょう。
(サキ)嫌です。
私耕一さんとは別れません!
(鼻声で)私でどうかしらぁ?いやいりませんよ!
(由美・鼻声で)んん…どう?
(高井)なんで急に鼻声なんですか。
(由美・鼻声で)色気を出してるのぉ。
(高井)色気?まったくありませんから。
いりません!じゃあ寒気を。
(高井)いりませんよ!いるわけないでしょこんな二人!失礼します!
(烏川)ちょっと高井さんあの…。
(高井)こうなったらフレンチに行こう。
(烏川)まだ言うてんのか!
(島田)ああもう〜これでこの映画の制作中止やないか!
(烏川)せっかくの監督デビュー作が…。
あぁ〜あなんやパァ〜やわもう〜!ぜ〜んぶひょっとこのせいや。
(烏川)はあ?デブのせいや。
唇のせいやわ。
(島田)おいおいおい…。
かなわんなぁもう!
(島田)おいもう言い過ぎや。
うるさいハゲ!えっ…ええっ?
(中田)まあまあまあまあ…。
うるさい下手くそ!誰が下手くそやねん。
あぁ〜。
なんやおいこのニューハーフほんま。
私!?腹立つわ。
もうこんなんあかん。
意味ないやんこんなんやめやめ。
あんたとは二度と仕事せぇへん。
ほなねバイバ〜イ。
な〜んやこんな映画会社潰れたらええねん。
(烏川)あいつ最低やなほんまに!
(島田)はぁ…。
とはいえ私の責任です。
皆さんすみませんでした。
ほんとにすみませんでした。
烏川さん。
(烏川)はい。
(和子)謝る必要なんかありませんよ。
(烏川)私のせいでスポンサーが…。
(和子)何を言ってるんですか。
スポンサー?スポンサーだったらここにもいるじゃありませんか。
(烏川)桑原さんがスポンサーになっていただけるんですか!?
(和子)任してください!
(烏川)ありがとうございます。
(和子)そのかわりといってはなんですが烏川さん大いに頑張ってゆくゆくは名監督を目指してください。
(烏川)はい頑張ります!
(サキ)ああ〜よかった〜!
(島田)よかったよかった。
よかったよかった。
時間ないよ〜!撮影いくよ〜!さあいくよ〜!はいみんなスタンバイ…。
(烏川)お前はクビや!えっ!いやでも助監督として…。
2015/11/06(金) 09:55〜10:50
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[再][字]【「ニュー・シネマ・サスペンス!?」】

「ニュー・シネマ・サスペンス!?」▽映画の撮影に来た助監督の内場。しかし撮影現場で殺人事件が起こり映画撮影が中止の危機に陥る!果たして犯人は一体・・・

詳細情報
お知らせ
この番組は2014年7月26日に放送されたものです。
番組内容
映画の撮影に来た助監督の内場
しかし撮影現場で殺人事件が起こり
映画撮影が中止の危機に陥る!!!
果たして犯人は一体・・・撮影は無事成功するのか!!!
お楽しみにー!!!

出演者
内場勝則/烏川耕一/末成由美/浅香あき恵/岡田直子/五十嵐サキ/中田はじめ/安井まさじ/森田展義/清水啓之/新名徹郎/島田一の介/高井俊彦/Mr.オクレ/井上竜夫/安尾信乃助/中川貴志/清水けんじ/森田まりこ/前田まみ/吉岡友見/いちじまだいき/なかのよいこ/金原早苗/山本奈臣実/ぢゃいこ/桑原和男
ほか
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
劇場/公演 – その他
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:10740(0x29F4)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: