妻ミキさん、久しぶりに登場です。これ、新刊の原稿に含める予定です。ティザー的にちょいだししておきます。発売は年初、お楽しみに!


●移住のデメリット

イケダ:移住して1年半ですがどうでしょうか。いきなりですが、デメリットはありましたか?

ミキ:デメリットかぁ……。デメリットねぇ……。うーん。デメリットといえば……(沈黙)……夫がアル中になるんじゃないか、という心配が出てきたくらいかなぁ。

イケダ:すみません。高知のお酒は美味しくて。

ミキ:実家が遠くなったのはちょっと寂しいよね。

イケダ:それはあるね。

ミキ:でもまぁ、デメリットと言ってしまえばデメリットだけど、親も高知を気に入ってくれて、いつか来てもらったら嬉しいし、私たちがこの土地を試すというか、そういう過程と考えるといいよね。

イケダ:「介護移住」が話題だけど、リアルな話、東京で介護受けるのは難しい可能性もあるわけだしねぇ。


●子育て環境について

イケダ:子育て環境とかはどうですか?デメリット的な。

ミキ:デメリット?うーん、子育ては格段によくなったと思います。

イケダ:どういう面で?

ミキ:子どもと遊ぶのが楽になったかなぁ。東京は行きたいところに出かけるのが大変だったよね。電車に乗って移動するのも、エネルギーが必要で。

イケダ:そうだよねぇ。それは本の中でも書いたわ。


●教育環境について

イケダ:教育環境に不安はないの?よく言うじゃん、「田舎は教育レベルが低いから〜」みたいな。

ミキ:うーん、まだ早いよね。まだ2歳だし。そのときになったら考えればいいんじゃない?

イケダ:うん、いいね。

ミキ:東京は東京で、「私立じゃないと荒れてるから〜」みたいな問題もあるし、どこにいてもマイナス、不安はあるものでしょう。

イケダ:その通りです。


●虫問題について

イケダ:あれは、じゃあ虫は?移住における妻の虫問題。

ミキ:東京にいたころより、虫に慣れたね。

イケダ:リアルな声でいいね。

ミキ:この家に越してきた当初は毎朝ゴキブリのフンとか脚が落ちてたり、夜な夜な出没するのは参ったね。

イケダ:いやまぁ、それは俺も普通に嫌だったわ。駆除するのに一週間くらいかかったね。

ミキ:それ以外はかわいいもんだよ。ムカデが上から落ちてきたのも怖かったけど、一度だけだし、というかこの家はそもそも虫入ってこないよね。

イケダ:機密性高い新築だしね。古民家だと話が違うんだろうけど。


●移住してよかったこと

イケダ:では移住してよかったことは?

ミキ:よかったことねぇ。いっぱいあるけど、なんだろう、高知に好きになれたのがよかったねぇ。

イケダ:おぉ、いいこと言うね。

ミキ:それは結局、どこでもいいんだと思うんだけどさ。特に私たちは念入りに話し合って計画的に移住したわけじゃないでしょう。

イケダ:ですね。あなたは高知に初めて来たときが、物件探しだったしね。(*見事に妻がいい物件を見つけてくれて、入居できました)

ミキ:子育て的なタイミングに流されたというか、行き当たりばったりというか。その割に相性がよかった感じがするね。これは、食べ物が美味しいからかもね。

イケダ:もともと食べるの好きだしね。食生活はどう変化した感じ?

ミキ:野菜でケチケチしないで買えるようになったことかな。

イケダ:即答、そしてリアルでいいね。

ミキ:前はさぁ、いちいち「高いな……でも子どもがいるし買うか」と思いながら買ってたから。

イケダ:わかる。トマト高い。

ミキ:食はほんとうに豊かになったよね。


●今後の生き方

イケダ:ひとりの女性として今後の生き方はどうするの?

ミキ:うーん、あんまり考えてないな。ひとりの女性として?

イケダ:いやなんか、あるじゃん、女性のキャリア論的な話って。

ミキ:こういうところにいると、なんでもありかな、と思うね。周りの人を見ていると。そうじゃない?

イケダ:いいねぇ。

ミキ:「手づくり市(定期開催される地元の屋台祭り)」にお菓子だしている移住者の人もいるし、趣味の延長みたいな働き方をしている人が周りにいるのは大きいね。私は「計画的にこれをやろう!」みたいな人間ではないから、こう、「子育てが落ち着いたらそのうちなるようになるんじゃないか」と思っているね。

イケダ:いい考え方だね。「東京で働きたい」みたいなのはないの?

ミキ:それはないよ!

イケダ:ですよね。

ミキ:東京で働くイメージが湧かないよ。東京で働くというと、難しいでしょ。住んでいるところの近くで働くのも難しいし、通勤とかを考えるとね。とにかくここに来て「時間に追われない」というのが、私としては一番体に合っていると思うので、そこは戻したくないな。

イケダ:あなた時間通りに行動するの苦手だもんね。だいたい予定より遅くなるし。

ミキ:そうでしょ。


●移住による価値観の変化

イケダ:価値観とか変化あった?ここまでの話とかぶる部分があると思うけど。

ミキ:ポジティブになったんじゃないかな。

イケダ:そう思うよ。実際このインタビュー、読んでてポジティブな感じするよ。

ミキ:もともと自分はネガティブで根暗だと思っていたけど、最近はそうじゃない気がしてきたよ。高知に来た当初にカナさん(*高知で育った同世代の女性。ハンパなく自由に生きていて、衝撃を受けました)に出会ったけど、「なんとかなるさ」という風土がほんとうにここにはあるかも。

イケダ:そうだねぇ。カナさん、「所持金1万円しかない時期あったけど、楽しく生きていられたよ」みたいなこと言ってたよね。

ミキ:当時は信じられなかったけど、今はありえると思うよね。

イケダ:こっちはそういう人も多いよね。土佐町のアーティストのショータさんも、お金ぜんぜん稼いでないみたいだけど、めっちゃ楽しそうに生きてるし。

ミキ:先のことばかり考えなくなったよね。将来の不安というか。あるはあるんだけど。

イケダ:考えてもしょうがないよね。っていうか、面白いこというね。全体のなかで、このインタビューが一番面白い気がする……。

ミキ:夫婦で話し合えるかどうかは重要だと思うね。はっくん(*イケダの愛称)が余裕がなくて聞く耳を持たないモードのときは辛いよね。新しい環境だと、他に逃げ場がないから。

イケダ:がんばります。

ミキ:夫婦で移住する場合も、個人で移住する場合も、何かあったときに、その都度ちゃんと誰かと話し合える関係性があったら、どうでにでもなるという感じなのではないでしょうか。

イケダ:すばらしいまとめをありがとうございます。移住して一段と聡明になった気がします。


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というわけで、今回の本は「移住」がテーマとなっております。最近増えてきましたが、ぼくの本は他の書籍に比べて良い意味で意見が偏りまくっており、煽りまくっているので面白いと思います。マイルドな書籍が多いんですよね、この領域。攻撃性たっぷりなので、炎上すると思います。あぁ、楽しみ。

新刊の情報はこのブログ、ツイッターフェイスブックで発信していきますので、気になる方はフォローしておいてください〜。幻冬社から、新書で発売予定です。同時発売ではないと思いますが、電子でも出ます。

東京から高知県に移住したよ!

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東京を捨てて高知に移住して、丸一年。今感じていることをまとめてみた


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