大きな心配、ご迷惑をおかけしており、大変申し訳なく思っております。
横浜市のマンションが傾いていることが報じられてからおよそ3週間。
マンションを販売した三井不動産レジデンシャルの親会社、三井不動産がようやく会見の場に姿を見せた。
三井不動産は、今日はマンションの説明ではなく、決算会見だとしてマンションに関する質問について詳細な回答を避けた。
会社側は住民への補償について、4棟すべての建て替えを基本と住民に伝えているが、会社の負担が今後どこまで膨らむかについてまだ住民が建て替えるかの判断をしていないため何も決まっていないと強調した。
また、旭化成建材の施工管理者がデータを改ざんした理由の1つに工期が短いことが原因になったのではないかとの質問についてはマンションの工期は適正だったという認識を示した。
一方、旭化成は子会社の旭化成建材によるデータ改ざんが全国で相次いでいることを受け、住宅事業に悪影響が出ていることを明らかにした。
また、今期の業績見通しについてはデータ改ざんによる営業活動への影響を一部織り込んだとして、最終損益を下方修正。
さらに、来年以降に影響が出てくるとも述べ今後の経営に悪影響が出る可能性を指摘した。
マンション問題が報じられてから3週間、三井不動産が初めて会見の場に姿を現したわけですが、問題についての詳細な説明は避け続けたということです。
建設工事に対する不信感や不安が全国に広がっているわけですから、もう少し積極的な説明をお願いしたいものです。
決算会見の場だからということでしたけれども、特定の企業の話ではなくて、やはり業界の構造的な問題という指摘がこれだけ大きい中で、施工から販売までの流れを解明する必要というのはやっぱりあるんじゃないでしょうかね。
馳浩文部科学大臣が、日本の大臣として実に10年ぶりにユネスコの総会に出席しました。
背景にあるのが南京大虐殺の資料が世界記憶遺産に登録されたということですが、馳大臣は何を訴えたのでしょうか。
記者の質問に硬い表情で会場入りする馳文科大臣。
日本の大臣がユネスコの総会に出席するのは、10年ぶり。
日本政府が今回の総会を重要視する背景には、ユネスコで先月、中国が申請した南京大虐殺の文書が世界記憶遺産として登録されたことがある。
これについて日本政府は、中立・公平であるべき国際機関として問題であると批判、ユネスコへの分担金を見直すべきとの声も上がっている。
人類が後世に残す価値があるとしてユネスコが選ぶ世界記憶遺産は14人の諮問委員が非公開で審査している。
日本政府は審査の仕組みを透明性のあるものに改善し、関係国が意見を言えるよう求めている。
一方、中国の代表団は…南京大虐殺をめぐっては、犠牲者の数で日本側と中国側の主張が食い違っている。
しかし、ユネスコが世界記憶遺産の登録を決めたことで中国側は、自分たちの資料の中にある犠牲者30万人が歴史的事実として国際的なお墨付きを得たとアピールしている。
馳大臣は、各国の大臣と精力的に会い日本の立場を説明した。
今、こちらでは日本政府主催のパーティーが開かれています。
各国の人が招かれていますが、この中、撮影は禁止。
何が話されているのかは内緒だとのことです。
この問題をめぐる対立に各国は困惑を隠せない。
中国は、従軍慰安婦の資料についても2年後に韓国と共同で登録申請をする動きを見せている。
日本側としては、来年春のユネスコ執行委員会までに審査制度を改革できるかが焦点となる。
この世界記憶遺産といいますのは、こちらにあるように国際諮問委員会というところで審査をします。
14人の委員がいまして、でも、議論は公開されていないということでここに決定の過程に透明性がないのではないかという批判があるわけです。
そして、もう1つ、この下にある下部組織なんですけれども、アジア太平洋というのが日本に関わるところなんですけれども、各地域の委員会の1つ、これがアジア太平洋地域委員会の構成になっています。
ご覧のように役員は10人いまして、中国が議長、あるいは事務局長など4人入っているんですよね。
さらに勧告は副議長のポストを抑えているということで、一目瞭然ですが、日本は1人も入っていない現実がありますね。
つまり中国・韓国はこの地域委員会に人を送り込むことによって上にある国際諮問委員会への働きかけを強めたわけです。
しかしようやく日本は人を派遣する方針を固めた段階ということで固めた段階ということで、大きく出遅れてしまっているわけです。
中国、韓国というのは最近、国連機関でのロビー活動によって自国の主張を既成事実化する戦略に切り換えているわけなんです。
ユネスコというのは平和を基本理念とする組織ですよね。
日本というのは、こうした対立をあおるような政治利用を阻止するための発言力をつけていかないといけないということですね。
東京都内の接骨院で患者を治療したように装って療養費数十万円をだまし取ったとして指定暴力団・住吉会系暴力団組長らおよそ10人が警視庁に逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団・住吉会系暴力団組長、三戸慶太郎容疑者と、キックボクシングジムマネジャーの尾高仁容疑者らおよそ10人。
三戸容疑者らは2011年からおととしにかけて杉並区の接骨院で患者を治療したように装って自治体や健康保険組合に対し療養費を水増しして不正に請求し、合わせて数十万円をだまし取った疑いが持たれている。
三戸容疑者らはこのほか、都内や千葉県内の病院などでも数百人が治療を受けたように装って合わせて1億円以上の療養費や診療報酬を不正に請求し、だまし取っていたと見られている。
患者として、お笑い芸人なども関わっていたと見られる。
三戸容疑者らは、健康保険証のコピーを使って治療の回数の水増しや1度も来院したことのない患者に治療したとする嘘の請求を繰り返していたと見られている。
警視庁は、不正請求で得た金が暴力団の資金源になっていたと見て実態の解明を勧める方針。
次は、こちら、リンゴを用意しました。
手に持ったリンゴを離しますと、ご覧のように地面に落下するわけなんです。
これは地球の重力に引っ張られているからなんですけれども、重力にはまだまだ謎が残されているんです。
この重力に残された謎はアインシュタイン最後の宿題とも呼ばれていまして、解明されればノーベル賞級の発見と言われているんですが、今日、その謎を解くための実験装置が日本に完成し、お披露目されましたこの研究チームを率いるのは、先月、ノーベル物理学賞の受賞が決まった東京大学の梶田隆章教授です。
紅葉の美しい岐阜県飛騨市の山の中に来ています。
一見普通のあちらのトンネルの先にその先に、ノーベル賞につながるかもしれない新たな実験施設があるということなので、早速、行ってみましょう。
加藤キャスターが向かったのは、岐阜県飛騨市。
宇宙素粒子の研究施設、スーパーカミオカンデと同じ神岡鉱山にその実験施設はある。
入り口から一歩中に入ると、辺りは真っ暗です。
ほとんど先を見通すことができません。
今回、完成したのは第1期実験施設そこに、KAGRAと名づけられた巨大な望遠鏡の建設が進められてきた。
このKAGRAを使い、観測しようとしているのが重力波。
いまだかつて誰も観測に成功していない。
重力波はおよそ100年前、アインシュタインがその存在を予言したもので、アインシュタイン最後の宿題とも言われている。
この歴史的な研究の責任者が、ちょうど1カ月前、ノーベル物理学賞の受賞が決まった東京大学宇宙線研究所の梶田隆章教授。
世界各国が一番乗りを競う重力波の観測。
キーワードは時空のゆがみ。
宇宙空間に星が存在すると、その重みで空間がゆがむ。
すると、周囲の軽い物体はこのゆがみに引き寄せられていく。
この物体を引き寄せる力が重力と考えられている。
そして、何らかの原因でこの星が爆発して消えるとそこに振動が生まれ、空間が波のように広がっていく。
これが重力波。
重力波を観測することは、宇宙誕生の謎に迫ることにつながるとして世界中の研究者が観測に力を入れている。
あちらの装置から出た光はここで分岐して、片方はこちらに、そしてもう片方はこちらに向かって進むということです。
地面や空気の振動などの影響を防ぐため地下200mに建設されたKAGRA。
総工費はおよそ155億円。
長さ3kmにわたって真空のパイプが2本設置され、中でレーザー光線を走らせている。
重力波が届く前は、レーザーはぴったり重なるが、重力波が届くと空間がゆがむ。
すると、パイプの長さがわずかに変わるため、レーザーの到達にずれが生じる。
重力波の観測とはこのずれの観測。
技術の粋を結集して建設されたKAGRA。
重力波を観測することができればこれまで見ることができなかった天体が見えるようになると期待が寄せられている。
例えばブラックホール。
強い重力を持ち、物質だけでなく、光さえのみ込んでしまうため直接観測することはできなかったが、KAGRAにより、その誕生をとらえることができるようになると言われている。
KAGRAの完成を受け、先ほど会見を開いた梶田教授は…世界がしのぎを削り、観測できればノーベル賞確実とも言われる重力波。
宇宙の謎がまた1つ出家詐欺をめぐるNHKの「クローズアップ現代」の報道についてBPO=放送倫理・番組向上機構は重大な放送倫理違反があったとする意見を発表した。
問題になったのは、去年5月に放送されたNHK「クローズアップ現代」の出家詐欺をめぐる報道。
この番組でやらせがあったという疑惑を受け、NHKは今年4月に調査報告書を公表し、事実のねつ造につながるいわゆるやらせはなかったと否定した。
これに対しBPOは番組の狙いを強調するあまり事実を歪曲したものだったなどと指摘。
重大な放送倫理違反があったとする判断を示している。
一方、この問題で高市総務大臣がNHKに厳重注意の行政指導をしたことについては極めて遺憾と批判した。
また、自民党がNHK幹部を呼んだことについても放送の自由に対する政権党の圧力だと厳しく非難している。
自民党の農林部会長、小泉進次郎さんが農家から直接意見を聞く全国キャラバンを始めました。
TPPの大筋合意を受けて、厳しい競争にさらされる農業。
その保護と成長のために難しい舵取りを迫られています。
神戸に姿を見せた小泉進次郎農林部会長。
早速、生産者との意見交換会に向かった。
名づけてTPP地方キャラバン。
参加者1人1人と挨拶して回る気配りを見せた進次郎氏。
しかし…TPPへの不安。
こうした声を対策にどう反映していくのか。
進次郎氏は難しい課題に直面している。
進次郎氏は、自分が農業対策の初心者だと宣言。
同席するベテラン議員の前で謙虚さをアピールした。
会議の合間を縫って、今週日曜日、向かったのは…これおっきいですね。
普通の倍ぐらい、いただきます。
うまいね、うん、さわやか。
山梨のブドウ園。
ブドウはTPP発効後、即時に関税が撤廃される。
カメラの前で現場に寄り添う姿を見せた。
進次郎氏が繰り返して主張するのは未来志向の農業。
国民への高い発信力を持つ進次郎氏だが、党内からはその実力に対し冷ややかな声も聞こえてくる。
2015/11/06(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
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