きのう深夜、来月18日に公開される、映画、スター・ウォーズ・フォースの覚醒の最新映像が、世界に先駆けて日本で公開された。
ジェダイの帰還からおよそ30年後を舞台に、フォースを巡る家族の愛と喪失の物語が描かれるという。
またハリソン・フォードふんするハン・ソロをはじめ、旧シリーズの不朽のキャラクターも登場。
これまでにも、作品公開に向けて話題のプロモーションが展開されたスター・ウォーズ。
全日空は先月から、こんな特別ジェット機を国際線に就航させている。
1977年の全米での公開以来、世代を超えて愛されてきたシリーズ最新作の公開まで、あと僅かだ。
そこで、街で聞きました。
世代を超えて伝えたいこと、教えてください。
夢を持ってほしいですね。
頑張って、夢に向かって、突っ走ってほしいですね。
今、平和じゃないですか、戦争もなくて。
ちゃんと子どもたちにも、戦争はいけないことだよっていうのをちゃんと伝えていかなきゃいけないかなと思います。
今、ラグビーで騒がれているじゃないですか。
それで僕らもラグビーやってるんですけど、後世の人たちにも、そのラグビーを通していろんなことを学んでほしい。
世界最高峰への挑戦。
2016年の2月より、オーストラリア・クイーンズランドレッズで、プレーすることが決定いたしました。
ワールドカップイングランド大会で、世界の15人に選ばれた五郎丸歩選手。
木曜日、世界最高峰のプロリーグ・スーパーラグビーに挑戦することを表明した。
今は自信に満ちあふれてます。
また今回の決断の裏には、家族の存在が大きかったことも明かした。
4年間、エディージャパンでずっとやってきましたけど、家族との時間というのが、あまりに少なくて、レッズに関しては、家族も一緒に行けますし、子どもたちにも、非常にいい経験になるかと。
一方、加入するレッズの公式ホームページでは、早くもレッズの赤いジャージを合成した五郎丸選手の姿が。
チームの一員として歓迎、期待の大きさがうかがえる。
これに五郎丸選手は。
海外でのプレー経験も全くないんで。
ゼロからのスタートだと思うので、そういうチャレンジ一つ一つを楽しんで、しっかりといいパフォーマンスを出せればと思います。
日本の五郎丸から世界の五郎丸へ。
今後の活躍に注目が集まる。
悪しき伝統の集団暴走。
イレブンスリー。
毎年、11月3日の明け方にかけて行われる集団暴走をこう呼ぶという。
あっ、逆走した。
バイクが逆走していきます。
集団暴走が行われていたのは、大阪府岸和田市の国道だ。
危ない、危ない、歩道に入っていきました、危ない!
一歩間違えれば、大事故になりかねない、悪質な行為。
警察はこの日、無免許の少年ら14人を検挙。
そのうち、ナンバーを付けていない車を運転していた21歳の男を、現行犯逮捕した。
しかし問題は、走る側だけではない。
暴走をあおる見物人の存在だ。
大阪府警によると、ここ5年間で6倍以上に増加。
ことしの見物人は2500人に達したという。
分かってても見に来たいですね。
楽しいんで。
走る側だけではなく、暴走を助長する、見る側にも、その罪の意識が問われている。
テロか?旅客機墜落の原因は。
先週土曜日、エジプト・シナイ半島で、ロシアの旅客機が墜落。
乗客・乗員224人全員が死亡する大惨事となった。
墜落翌日、現場を視察したロシア航空当局幹部は、空中分解したとの見解を示した。
一方で、墜落直後、インターネット上には、過激派組織イスラム国の犯行声明が。
ロシアのシリアでの空爆に対する報復として、墜落させたというのだ。
事故か?それともテロか?謎が深まる中。
水曜日、イギリス政府が、爆発物による墜落の可能性に言及。
翌木曜日には、アメリカ、オバマ大統領がラジオ局のインタビューで、機内に爆弾があった可能性はあると述べたのだ。
だが、イギリスがテロの可能性という見方を示したことに対し、ロシアのプーチン大統領は、公式調査で明らかになるデータを利用すべきだと苦言を呈した。
果たして真相は。
一刻も早い原因解明が求められている。
ひき逃げ容疑者は93歳。
水曜日、ひき逃げなどの疑いで逮捕された加藤ミトリ容疑者。
よわいなんと93。
月曜日、福岡県みやま市で軽自動車を運転中、16歳の男子高校生が運転する原付きバイクと衝突。
そのまま逃走したと見られている。
高校生は今も、意識不明の重体だ。
警察の調べに対し。
バイクに当たったかは分からない。
と、容疑を否認している。
車であっちこっち、飛び回ったり、腕には自信があったかもしれんばってん、自信過剰やろとおもっちゅうですね。
警察によると、加藤容疑者に認知症と見られる症状などはなく、事故当日に車を修理に出していることから、証拠隠滅を図った疑いがあると見て調べている。
重大な放送倫理違反あり。
事実とは相当かけ離れた情報を視聴者に伝えるものであった。
きのう、BPOはNHKの報道番組、クローズアップ現代など2つの番組に、重大な放送倫理違反があったとする報告書を公表した。
番組で、出家をあっせんするブローカーとして紹介された男性が、NHKの記者に演技を頼まれたもので、自分はブローカーではないと告発し、BPOによる審議へつながったのだ。
そして。
委員会としては、この場面については、重大な放送倫理違反があるという結論に達しました。
BPOは、やらせがあったとはいい難いとしながらも、許容される演出の範囲を著しく逸脱したと厳しく指摘した。
NHKはきのう、指摘を真摯に受け止め、
おはようございます。
11月7日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
さあ、きょうの午後、シンガポールで中国と台湾のトップの会談が行われるということになりまして、この台湾に関して、さあ、誰が一番詳しいかなと思って、ぱっとひらめいたのが、きのうの夜、急に、金美齢さんがひらめいてですね。
連絡を取って、10時半ぐらいに連絡がついたんですが。
私の予感では相当、怒ってんじゃないのかなと思うんですけど。
実際はどうなんですかね?台湾で生まれ育った皆さんの気持ちっていうのはね。
そしてもう一つ、きょう、関東の皆さんにとって、カニのイメージが変わる日かもしれません。
これからいい季節ですよ。
その心は?ということで、後ほど、中継でお伝えしてまいります。
まずはこちらからです。
中国と台湾が分断してから66年です。
きょう午後から、シンガポールで、分断以降初めてとなる首脳どうしの会談が開かれます。
歴史的会談の裏にある双方の思惑とは?そして、日本への影響は。
歴史的会談を前に、おととい会見でこう語った台湾、馬英九総統。
中国国営テレビは4日のニュースで、会談開催をトップで報道。
台湾のテレビ局でも。
分断が続いて66年。
初となる今回の中台会談。
1949年、日中戦争後、内戦が続いていた中国で、毛沢東主席率いる共産党が、国民党を破り、中華人民共和国が成立。
敗れた国民党トップの蒋介石氏らは台湾に逃れ、中華民国の臨時政府を置いた。
これが、中国と台湾分断の始まりだ。
以降、われわれこそ中国だと、双方が主張。
台湾が独立の動きを見せたときには、中国は武力行使をちらつかせ、その動きを封じてきた。
中でも。
1996年、台湾初の住民による総統選挙の際、独立志向が強まると見るや。
中国は台湾近海にミサイルを発射。
演習を行い、威嚇とも取れる手段で、その動きを強くけん制した。
一時、アメリカが空母を派遣するなど、緊迫した事態を招いたこともあった。
また2000年、総統に就任した陳水扁氏は、対中国強硬姿勢で、2002年には一辺一国と発言。
これは、中国と台湾は別の国ということを意味し、中国側が猛反発した。
そんな中国と台湾だが、ここ数年、台湾の馬総統は、経済を軸に、緊密な関係を築き上げてきた。
そして急転、決まった今回の首脳会談。
その背景には何があるのか。
台湾では馬政権が進める中国との関係改善に対し、中国に飲み込まれるのではという警戒感が広がっている。
去年の統一地方選でも、与党・国民党が大敗。
そして来年1月には、総統選挙が控える。
台湾の人々が要求している経済成長に応えられるのは、中国とうまく関係をつないでいる国民党ですよということをアピールする意味で、今回のトップ会談というのは、非常に意味があるということですね。
今、ちょっと劣勢である総統候補の民進党の候補に対して、そこを埋めていく一つの手段としてのトップ会談。
一方の中国側。
中国との関係を重視する現政権のうちに、首脳会談という実績を作り、求心力を保ちたいとの見方も。
だが、真の中国のねらいを、富坂氏はこう見る。
アメリカに中台関係をうまくコントロールしていると、武力とか威嚇とか、そういうことではなく、平和的な手段で台湾海峡を、ある程度、平和的にコントロールできてるということを見せるということが、これ、重要だと。
アメリカとの関係をきちんとうまく構築していくという、国際社会における中国の目的。
今回の会談実現に、アメリカ、そして日本は。
直接対話によって平和的に解決されるべきという立場でありますので、今回の対話というものを注視していきたい。
きょう行われる会談では、国家主席、総統という肩書きではなく、さん付けで呼び合うという、中台の両首脳。
そこでは双方の深い思惑と野望が交錯することになる。
では、まず中継です。
まもなく会談が行われるシンガポールからです。
高井さん、現地の様子はどうでしょうか?
シンガポールです。
1949年の分断以来初めてとなります歴史的な会談は、私が今います、シンガポールのシャングリラホテルで行われます。
そして、もう後ろに見えるんですけれども、メディアのための安全チェックが設置されているんですね。
そして、その後ろには、メディアが、世界各国のメディアが列を成しているんです。
あの安全チェックを受けたあと、会談の場所に入れるんですけども、その受け付け時間は日本時間の午後2時で、まだまだ先なんですけども、すでにもうこのように、世界のメディア、集まってきて、注目度の高さがうかがえる状況です。
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は、会談で、中国と台湾の平和促進や、台湾環境の現状維持について、意見交換する予定です。
また馬英九総統は、会談をきっかけに、首脳会談の継続化を提案するとしています。
そもそも高井さん、なぜこのタイミングでの会談になったんだという話なんですが。
背景にありますのが、来年1月に、台湾で行われる総統選挙ですね。
今回、会談をする馬英九総統は、2期総統を務めたこともありまして、立候補できないんですけれども、そのあとを受ける、与党・国民党のシュリツリン候補は、現在、独立志向の高い民進党のサイ英文候補に対して、大きくリードされている状況なんです。
つまり政権交代の可能性が出てきているわけですね。
このタイミングで中国側は、現在、台湾との関係性、良好であるということを見せつけることによって、その独立志向の高い民進党の蔡英文候補に対して、仮に、政権交代したとしても、中国から離れることはできないというようなことを、表して、けん制するねらいがあると見られているんです。
そして台湾側のほうなんですけれども、もちろん、選挙の国民党の、与党の候補に、追い風にするねらいもあると見られているんですけれども、現地の台北のほうでは、この馬英九総統が、政権の終わりに近づいたところで、歴史に名を残すようなことをやりたいという気持ちが強くなったのではないかというような見方もされているんです。
しかし、そんな難しい状況の中で、両国のトップ、両国と言っては、たぶん、正しい用語としては違うんだろうと思いますが、トップが会うということで、それぞれ、どういう立場での会談ということになりそうですかね。
今回は、VTRにもありましたような、お互いをさん付けで呼ぶということで、建前上は対等ということになっていますね。
おととい行われた、馬英九総統の会見でも、今回は、対等という理念のもとで行われるということを、非常に強調していました。
あと香港メディアなどは、この会談のあとに、両者、晩さん会が予定されているんですけれども、その晩さん会の費用も折半すると、いわゆる割り勘ですね。
割り勘にするということも報道されるなど、それぐらい徹底されているんです、今回は。
当の台湾市民なんですが、受け止め方はどうでしょうか?
私が取材しているかぎり、賛否両論、どちらもやはりあるということですね。
賛成意見としましては、中国の国家主席と今回会うということは、お互いの平和関係を促進することで、悪いことではないというような賛成意見がありました。
しかし一方で、今回、会談するこの馬英九総統というのは、政策があまりにも中国寄りと批判されることが多くて、支持率の低下にもつながりました。
今回の首脳会談についても、関係があまりにも近づき過ぎると、台湾が中国に飲み込まれてしまうんではないかと警戒する意見も、一定数ありました。
まあそうでしょうね。
ご苦労さまです。
注目の会談であることは間違いありません。
さあ、ゲスト。
ご紹介します。
まず東京のスタジオからのご出演です。
現代中国研究家の津上俊哉さんです。
おはようございます、よろしくお願いします。
おはようございます、よろしくお願いします。
ひと言、今回の会談、どう見てますか?
やはり、1月の総統選挙に向けて、中国が予防策を講じたという印象ですね。
その心は?というあたりは、後ほど伺いますが、そしてもう一方。
電話でのご出演となります。
台湾出身の金美齢さんです。
よろしくお願いいたします。
おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
金さん、今回の会談、どういうふうに受け止めてらっしゃいますか?
実は、共産党と国民党が、最初に手をつないだのは、日本の侵略というか、日本との戦争のときなんですよ。
つまり、敵が強ければ強いほど、大きければ大きいほど、国民党と共産党は手をつながざるをえないという、そういうふうに、追い込まれるんですね。
なるほど。
今回は、もう台湾がいよいよ、本当の意味で自立をするという、そういうような展開を示してるわけですから、間違いなく、国民党は選挙に負ける。
しかも大敗するだろうという予測のもとに、中国がどれだけやっぱり、台湾がどんどんどんどん、中国から離れていくかという危機感の表れです。
なるほど。
その、ちょっと今のコメントは解説がいると思いますが、ちょっとこちら、ご覧ください。
台湾の歴史なんですけども、1945年、太平洋戦争が終わるまでは、日本の領土でした。
実は、手を結ぶというのは、第2次大戦中に、日本と戦うために、国共合作という、国民党と共産党が手をつないで日本と戦ったと。
しかし、太平洋戦争が終わったあと、その共産党と国民党が内戦状態になって、国民党が中国から追い出されて、台湾の統治を始める。
じゃあ今の金さんの文脈でいうと、要するに、今回、国共合作が行われているのは、行われようとしているのは、台湾の元から住んでらっしゃる皆さんにとっては、共産党も、国民党も侵略者というようなイメージで、台湾のもともと住んでる人たち対中国と共産党と国民党という、そういうイメージですね?
そういうふうに、基本的には、要するに根底にあるのは、そのとおりなんです。
つまり台湾の人間っていうのは、国民党が入ってきた、終戦で日本が離れて、国民党が入ってきたっていう。
祖国に戻るといわれたんだけど、実は、新たに植民地統治が始まったんですよ。
しかもその植民地統治は、日本の植民地統治より、もっとかれつで、もっと搾取がひどい、そういうような統治だったんです。
ですからずっと、台湾の人間は、台湾人の台湾ということを目指して、長い長い戦いだったんですよ。
なるほど。
私はずっと日本にいて、それこそ台湾に帰れなかった。
ブラックリストに載せられていたという、まさに、そういう長い時代があったわけです。
要するに、台湾の地元の人にとっては、ある意味、侵略者である中国、国民党に、金さんは、ブラックリストに載せられていたということですね。
そういうことです。
その中で、ただ多くの人が理解できていないのは、国民党の中で李登輝さんが総統だった時代は、台湾の人たちは、李登輝さんを、国民党を支持したじゃないかと、たぶん思ってらっしゃる人、多いと思います。
ですから、李登輝さんは、民主化をしたんですよ。
つまり国民党の主席として、それから総統として、何をしたかっていうと、彼は、今まで台湾人を抑圧していた国民党を、台湾人の民主化をするために、彼はずっと頑張って、ミスター・デモクラシーといわれたぐらいに、台湾は、今は実は民主国家なんです。
かつての国民党一党独裁の時代から、民主国家になっていったのは、国民党の主席になった李登輝さんの功績。
つまり李登輝さんという人は特別で、国民党を内部改革したんで、台湾出身の方にも人気が高いけれども、でも今の馬英九さんや、その蒋介石総統などは、台湾の人たちにとっては、ある意味、侵略者という、たぶんそういうイメージなんだろうと思いますが、ちょっともういっぺん、津上さん、というような、台湾出身の方の意見がある中で、今回の会談、どういうふうに、津上さんの目からは見えてますか?
今、中台の関係というのは、経済的にはいよいよ関係が深くなってるわけですね。
それは特に庶民にとっては、大陸からの観光客が激増するというような形で、非常に身に詰まされるような形で、実感するというそういう時代なんだと思います。
ただそうやって、経済が関係が深くなるがゆえに、政治的にはむしろ、反動として、ちょっと飲み込まれたくないという、距離を置きたいという、そういうふうな気持ちがかなり強くなってるんだと思うんですね。
なるほど。
そういう中で、政治的にはこの2年ほど、むしろ中台の関係って、盛り下がってるんですね。
馬英九政権が結ぼうとしたサービスの相互開放の協定というのが、立法院で審議されているときに、ひまわり学連という、学生運動で、それがちゃらになってしまう見たいな、そういうふうな出来事があって、今、盛り下がりの傾向です。
このまま民進党の政権が成立してしまったら、これはちょっと大変なことになるんで、そこのところで、首脳どうしがもう会うというところまできたんだという歯止めをかけておきたい、これが大陸のねらいなんじゃないかなというふうに思いますね。
さあ、それが功を奏するかというと、実は過去の歴史を見ると、1996年、独立志向を強めると、ミサイルを撃ち込む。
ただ、その結果、撃ち込まれた台湾では独立志向の強いほうが勝つという、中国が介入すれば、必ず台湾の人が、まあある意味、民族意識に、五郎さん、目覚めるということになりますね。
そうですよね、ですからそれをやっぱり、長い歴史的な経緯を今度は習近平政権は学んで、それは、ある意味では北風ではなくて、もう少し柔らかくいこうかなと、それが今度の結果になったともいえるんじゃないでしょうかね。
大きな背景としては。
経済状況でいうと、ご覧のように、台湾の対外貿易は、なんといっても中国が圧倒的ですんで、こことの、やっぱり、経済的な関係は切るわけにはいかないと。
なおかつ、その一方で、何が起きているかというと、これがちょっと私も驚いたんですが、この赤は何かというと、台湾の人に、あなたは台湾人ですか?台湾人であり、中国人ですか?中国人ですか?と聞いたところ、かつては台湾人かつ中国人であるという意見が多かったんですが、この中国の介入などが始まってからそういう意見がだんだん減ってきて、赤の自分は台湾人であるという人が今、圧倒的な状況になっていると。
金さん、これ、非常に象徴的ですよね。
そうなんです。
ですからね、時代の変化とともに、自分たちは台湾人っていうアイデンティティーが非常に強くなってるんですよね。
それで、さっき、もう一つ言いたかったのは、国民党の主席が、中国出身の人間であると、必ず中国寄りになっていくんですよ。
台湾人が主席の場合は、なるべく離れようとするんです。
そして今、馬英九というのは、実は究極的には中国と一緒になりたい、統一したいんですよ、究極的には。
だけども今度、新しく選出される蔡英文さんは、間違いなく、台湾と中国が別々の国であると、李登輝さんに、台湾と中国っていうのは、それぞれ違う国だと言わせたのは、この、今度、総統に選ばれる蔡英文という女性なんです。
まだ選挙終わってませんから、選ばれるかどうか、分かりませんけど、金さんの予想ではそうなると?
あのね、断トツ、支持率が高いんです。
だから、中国は今、とても慌ててるから、もう、なんとかパフォーマンスであるとか…。
どうでしょう、選挙に与える今回の会談の影響は、どうご覧になっていますか?
ないですね。
ない?津上さんは、いかが、どうご覧になりますか?
これはもうパフォーマンス以外の何物でもないし、何を2人が語ろうが、日本人の今の意識っていうのは変わりません。
台湾人?
もちろん戦争にはなりたくないし、問題を起こしたくないし。
経済もなるべくならば、順当にやっていきたい。
だけど、同じ国になるということだけは、絶対に嫌だという人間がもうすでに60%以上超してる。
60%だけじゃないんですよ。
中国と一緒になりたいと、本当に思ってる人っていうのは、もう1桁以下なの、1桁なんです。
分かりました。
津上さん、津上さんにも伺いますが、今回の会談が総統選に与える影響は、どうご覧になってますか?
むしろ、やり過ぎると、中国側、習近平主席が、一つの中国というようなものを押しつけ過ぎると、かえって逆効果になるということだと思うんですよね。
ですので、そこは相当、慎重にやらないと、本当にひいき引き倒しだみたいなことになってしまうんじゃないでしょうか。
さあコメンテーターの皆さんにも伺います。
浜田さんはどうご覧になります?
やはり今、ご説明があったように、台湾というのは、輸出でもってる国ですから、その輸出の中でも、中国との関係というのは、台湾の人たちが豊かに暮らすために絶対に必要で、やっぱり馬英九さんとしては、中国との関係、大切にしなきゃいけない。
こういうときこそ、いい形を取らなきゃいけないんだということで、シンガポールでやってるということも、やっぱり、もし台湾で、この会議をやっていれば、結構、今の反対派の人たちが、デモを起こすとか、いろんな形で、かえっていい関係に油をさしてしまうようなことになってしまう、そういう意味では、ひじょうに馬英九さんも、台湾人のことを考えて頑張っていらっしゃる、この流れがいい形でいったほうがいいと思います。
そうですか。
優木さん、いかがですか?
そうですね、最初に辛坊さんもおっしゃったように、日本もすごく密接な関わりをしている中国と台湾という関係なので、今回、すごく習近平国家主席、気を遣いながら、会うことになっていると思うんですけれども、刺激されて、台湾が独立というほうに、ぐっと進んでいったときに、日本への影響っていうのは、ちょっと気になりますね。
そうですね。
別所さん?
僕は、国際映画祭なんかに関わっていると、やはり圧倒的に、私は台湾人ですとおっしゃる方、映画の国籍主義とか、言語でくくるかって、いろんな議論が映画業界にもあるわけなんですけれども、台湾人だとおっしゃる方を、国際的な映画祭の中でも感じることが多くありますし、実際僕、ちょっとアメリカの存在で、先ほどの会見にもありましたけど、リデューステンションということば、使ってましたけども、今までは内心、キープテンションだったんじゃないかというところが、リデューステンションという発言をされたところにも、このただ、中台関係って2国間だけじゃなくて、アメリカと東アジアのパワーバランスみたいなところに、アメリカの表現が非常に気になるなというところは、ありましたけど。
そうですね、たぶん表面で出てることとは、五郎さん、本音の部分はちょっと違うだろうという。
そうですね。
日本にとって、また非常にやっぱり大きいと思いますね、それは何かと言いますと、台湾が存在してるってことが、これは、いいか悪いかは別として、ある意味では中国が、もう非常に無限に拡大するってことをね、逆に抑えてるところがあるんですね。
そうしますと、そうではなくて、一つになって、限りなく一つになっていくんですよね。
これはもっとね、さらに言っちゃ悪いけども、暴走するんではないかという。
まあそうですね。
もう一つは貿易の問題があるんですよ。
これは、やっぱり圧倒的に今、中国、4割ですからね。
そうやって、これをさらにこれが深まれば、当然、日本に大きな影響を与えますよね、これはね。
そういう意味で、きょう、本当に注目の会談が、シンガポールで行われます。
金さん、津上さん、ここまでです。
ありがとうございました。
さあ、続いて、政府肝煎りの政策に捜査のメスが入りました。
古都、京都。
大型観光バスが到着したのは。
警察が異例の強制捜査。
突然ですが、ちょっとこちら、ご覧ください。
3択です。
さあ、関東出身、関東育ちの森さん、カニと聞いて、どのカニをイメージされますか?
やっぱり、タラバガニですかね。
タラバガニ。
ああ、アメ横でよく売ってますね。
そうなんです。
売ってますね、アメ横でね。
売ってますね。
辛坊さんは?
私は関東、関西半々なんで、なかなか微妙ですけど、関西はね、圧倒的にズワイガニです。
これはもう、はっきりしてます。
関東はたぶん、毛ガニ、タラバガニでしょうけど、西日本は100%、カニといえばズワイガニなんですが。
ことしから、いや、どうもことしは関東の皆さんにとって、ズワイガニ元年ということになりそうなんですね。
中継でお伝えします。
その心は?増井さん、
きのう、解禁日を迎え、市場では朝からカニ、ズワイガニがずらりと並んでいます。
まだ動いてますよ。
本当だ。
おはようございます。
おはようございます。
けさはカニ解禁でにぎわう、石川県金沢市の近江町市場に来ています。
見えますか?大きなカニ。
うわ、すごいな。
まだ口が動いてるんですよ。
立派。
こちら1.2キロで、1万7000円の値が、このお店では、ついてます。
意外とでもね、1万7000円は安いな。
後ろに見えている小さなカニは、メスのコウバコガニというカニで、こちらも卵やカニみそが、絶品なんだそうです。
そうですね、こちらもお手軽ですね。
みそ汁したりする。
ところで森さん、ズワイガニは、水揚げされる場所によって、呼び方が変わるの、ご存じですか。
それは知ってます。
松葉ガニとか、越前ガニとかですね。
そうです、そうです。
オスのズワイガニでも、鳥取や島根で水揚げされたカニは松葉ガニ、そして福井県では越前ガニ。
ほかにも京都の間人港ではタイザガニ、兵庫の津居山港ではツイヤマガニと、本当にそれぞれブランド化されているんですね。
ちなみに石川県で水揚げされたカニは、加賀に能登と合わせてカノウガニと呼ばれているんです。
この青いタグが付いているものが加能ガニ。
日本一のカニともいわれているんだそうなんですね。
知らなかった。
いろいろとうんちくを言ったんですけれども、辛坊さん、私のカニの味、気になりますよね?
まさか食べようってんじゃないですよね?スタジオ置いて、食べようっていうんですか?
なんかちらっと見えちゃったよ。
こちら、カニのお刺身を用意していただきました。
見てください、この。
透明。
透明感がありますよね。
新鮮でないと、お刺身で食べられないので、代表して頂きますね。
いただきます。
冷凍だと無理だもんね。
うわー。
ずるい。
表情から伝わってくる、目が出そう。
目が飛び出そう。
ぷるっぷるで、甘いです。
初めてお刺身で食べたんですが。
初めてですか?
もう西日本の方が、ズワイガニが好きだというのが、分かりますね。
増井ちゃんは関東だもんね?
出身ね。
そうなんです。
私も冬にズワイガニを食べる。
習慣がないんだ。
そうなんですよね。
冬にズワイガニを食べるという習慣がなかったんですが、ことしは、あることがありまして、関東の方にとって、ズワイガニ元年ともいえる年になりそうなんです。
その理由を探ってきました。
こちら、金沢港なんですが、解禁日を迎え、今、次々とズワイガニが水揚げされてきています。
大きなカニですね。
泡も吹いてますよ。
きのう6日は、待ちに待ったズワイガニ漁の解禁日。
関係者はことしの漁に、特別な思いも。
いっぱい来てくれれば、こっちも助かります。
今、新幹線で早く来れるから。
北陸新幹線が開業した3月は、禁漁直前だったため、産地のことしにかける意気込みは強い。
だが、日本列島東と西では、カニに対してかなりの温度差が存在するのだ。
冬の味覚といえばなんですか?
えー、カニ。
あの甘さ。
ね?こんなんなって出てきて、こんなんなって食べるやつ。
関西や北陸、山陰で冬の味覚といえば、カニ。
JR西日本では、ズワイガニ漁の解禁に合わせて、かにカニエクスプレスという名の臨時列車が運行されるほど。
人々はカニの季節を心待ちにしている。
一方、関東では。
えっ、もう、何年も食べてないと思います。
何年かに1回。
あまり出会いがないです、カニとの。
そんなカニへの愛情が薄い関東首都圏に、ことし、カニ革命が起きる?北陸新幹線の開業をきっかけに、日本海側のカニの名産地が、続々、のろしを上げて、東京に攻め込んできたのだ。
蟹取県へ、ウェルカニー!
カニの水揚げ量日本一の鳥取県は、蟹取県と改名し、東京で猛アピール。
さらにことしからは、厳しい審査を通った1.2キロ以上のズワイガニを、五輝星と名付けて高級ブランド化した。
すると今度は福井県が、1.3キロ以上の極という高級ブランドガニを発表。
産地が違えば名前も変わるズワイガニ。
日本海側の各県は、われこそは日本一と、首都圏を狙い、勝負に挑む。
まさに平成のカニカニ合戦?そんな激しい戦いの真のねらいは、カニの売り込みにとどまらない。
本当に望んでいるのは、観光客の誘致だ。
じゃあ、ゴールド・フィンガーでね、むきむきしてあげますから。
カニむき名人、ムキムキみっちゃんとして福井で有名な旅館のおかみは。
今までちょっとね、遠くて、足を伸ばすのは、大変と思ってたけど、もうすごく時間的にも近くなりましたから、もうばんばん来てください。
東京の方。
むいて、むいて、むきまくる出番がきました。
新幹線とカニの相乗効果。
そのターゲットは、関東からの観光客にとどまらない。
中国の方が海産物をその場で試食しています。
カニの魅力あふれる北陸が、外国人観光客のゴールデンルートになれば、大きな経済効果がもたらされる。
爆買いされたらえらいことですか?
いやぁ、してほしいですね。
火ぶたが切られたカニを巡る熱き戦い。
関東、首都圏の人々、さらには外国人観光客の心を、がっちり挟み込むことが、できるのだろうか。
にぎわってますね。
北陸新幹線が開業してから、初めてのカニシーズンがやって来ましたので、こちら、近江町市場も盛り上がっています。
きょうとあすの2日間、カニ祭りが開かれまして、カニ汁が、なんと1杯300円でふるまわれるということで、今、準備が進められているんです。
そしてきょうは、近江町市場商店街振興組合の小林さんに来ていただきました。
おはようございます、よろしくお願いします。
おはようございます。
ことしは関東からのお客さんが増えそうですよね。
そうですね。
日本全国、世界からお客様が毎日毎日、たくさん見えてますので、きょうのカニ汁、500食が、どこまでもつか。
2時間ももてば、いいほうかなと思ってます。
そんなですか?
人の集まりが半端じゃないですから。
いつも、2、3時間、3時間ぐらいかな?たぶん、500というのは、あっという間じゃないかなと。
そうでしょうねぇ。
でもね、大変にぎわっているのはいいんですけども、この間、私、富山に行って、富山の人と話してたら、いやもう、白エビが観光客に買われて、値段がどんどん上がって、地元では食べられなくなりましたなんて声を聞くんですけども、これだけ観光客が増えると、値段が上がって、実は大変なんじゃないですか?どんな感じです?
大変です。
大変です。
きょう、コウバコガニを、雌のカニなんですけど、100グラムが900円という、今まで見たことのない値段がついてますね。
マスコミに騒がれますと、今までコウバコガニなんて、誰も見向きもしなかったのが、関東の方でも、コウバコ、コウバコっておっしゃるもんですから、どんどんどんどん値段が上がっているようですね。
困ります。
コウバコって、小さい、セコガニとかっていうやつですね。
みそ汁に入れたりするやつですよね?
そうそう。
能登ではみそ汁、そして関西のほうでは、セコガニといいますけど、金沢では、香る箱、コウバコガニと申します。
あらあ、そうですか。
きょうこのあとも、イベント、頑張ってください。
以上、中継でした。
ありがとうございます。
五郎さん、人気はいいけど、だんだん、口に入らなくなりますね、これ。
でもね、私は非常に記憶にあるのは、福井の三国町っていう所で、海岸に面してる所で、お昼ね、ゆでたカニを食べながら、遠く日本海を見てですね、非常に哲学的な気分になるんですよ。
ですから、こういう具合に、わーっと押しかけて食べるってんじゃなくて、静かに食べながら考えるってことも、必要ではないかなと。
そういうことを、遠い目をされておっしゃられると。
ロマンチストでいらっしゃる。
きょうはズワイガニ、出ないんですね?
きょうは残念ながらスタジオは出ません。
そして今、インバウンドでね、外国人観光客の方からも人気という話がありましたけれども、実は、これに関して、警察が動きました。
空き部屋を観光客などに貸し出す、いわゆる民泊を巡って、異例の強制捜査です。
警察は、京都のマンションに無許可で外国人観光客を宿泊させたとして、関係者を書類送検する方針です。
来た来た来た。
19時25分です。
バスが到着しました。
古都、京都。
先月1日、大型観光バスが到着したのは、嵐山に程近いホテルではなく、とあるマンションだった。
降りてきたのは、中国人観光客と見られる一行。
よく見ると、マンション1階には、大量のシーツや浴衣が山積みに。
さらにエントランスには、鍵を見せて朝食を受け取ってください、1袋に2人分入っていますなどと書かれた中国語の貼り紙が。
ほかにもWi−Fiが使えるといった情報も。
さらに、歯ブラシなどのアメニティグッズまでそろえてある。
まるでホテルのような怪しげなマンション。
行われていたのは。
民泊とは、一般の住宅やマンションの空き部屋などを宿泊施設として利用し、営業すること。
このマンションは、全部で44室あり、そのうち36室が民泊として貸し出されていたのだ。
この状況に住民は。
中国の方が入り口までついて来て、ライター貸してほしいとか言われたりとか、部屋の前まで来られたりとかして、すごく怖いなみたいなことは。
入り口前に、観光バスが止まりますので、車で出られなくて、10分ぐらい立往生したこともあったりとか。
マンションとしての機能はちょっとないっていう感じがする。
中国人と住民との間で、トラブルも発生していたという。
一体、なぜ、こんな異常事態が起きてしまったのか。
その背景にあるのは。
東京の都心だけではなくて、23区内以外の所でも取りづらくなってきてるなと。
大阪とか、結構、日によっては、全然ないときとかあったりしますね。
ことし1月から9月までの訪日外国人の数は、1448万人と、過去最高の去年を軽く上回るペース。
8月には、国内宿泊施設の客室稼働率も、過去最高を記録している。
そう、今、観光地、京都でも、絶対的にホテルが足りていないのだ。
その結果、ホテル難民ともいうべき外国人観光客が生まれ、こういったマンションをホテル代わりにするケースが出ているのだ。
だが、これは違法行為だ。
午前6時58分です。
京都府警の捜査員が、旅館業法違反の疑いで、外国人観光客が滞在していると見られるマンションに家宅捜索に入ります。
先月2日、警察が異例の強制捜査に乗り出した。
容疑は、旅館業法違反。
本来なら宿泊料を取る場合、フロントや防災・防火設備の設置など、一定の条件を満たし、かつ知事らの認可が必要だ。
だが今回は、東京の旅行会社役員らが、ことし7月から10月にかけて、許可なく中国人観光客らを宿泊させたとして、近く、書類送検する方針だという。
急増する外国人観光客にどう対処するのか。
政府は、首都圏や関西圏などを国家戦略特区とし、部屋の広さなど、一定の要件を満たせば、旅館業法の適用が除外される、規制緩和を進めようとしている。
先月、大阪府では全国で初めて、民泊条例を可決。
東京都大田区でも、条例化を目指しているという。
だが世界に名だたる観光地、京都では、まだそういった動きは見えていない。
2020年に東京オリンピックを控える日本。
真の観光立国を目指す中で、課題が浮彫りになっている。
法律の整備が追いつかずに、実態がどんどん先行していく中でも、優木さん、の、え?ホテル?みたいな、俺が住んでるのはどこ?という。
その一方で、これ、現実にホテルが足りないと。
民泊を、浜田さん、進めようという動きもある中、一部ではもう、ここまで大っぴらにやらないと、取り締まられていないという現実もあるわけで、どうバランス取るべきだとお考えですか?
それは、制度を早く直していくことが大事ですけど、やはり本来、旅館業法が求めてたような基準というのは、最低限、守ってもらうように、今おっしゃっていた、ちょっと逸脱した行為されてる人も、日本の印象が悪くならないように、インバウンドの方たちにいろいろ工夫していただかないといけないんだと思います。
たぶん、あそこをホテルにしようと思うと、例えば、全室スプリンクラー、消防設備とか、いろんなことが起きるんだろうと思いますけど、別所さん、どうでしょう?
僕、これはもう、この流れは止められないと思ってまして、世界的にも、シェアードエコノミーということばがあるようにあらゆる分野、例えば、ウーバに代表されるような、タクシーの世界でも広まってきたことですし、僕は観光地のビジットジャパン大使、ようこそ大使をやらせてもらってますけど、こういった選択肢をきちんと、グレーゾーンにしないような、早くディスクローズして、そのコミュニティーで、どう受け入れるかということを、そのビジネスにするうえでもやっていったほうがいいし、ちょっと話違うんですけど、ドローンなんかも規制、規制じゃなくて、規制しないところを作らないと、絶対、犯罪の温床というか、そちらにいってしまう気がしますから、民泊の世界もそうならないようにしてほしい。
民泊は今、特区を作って、条例を作った場合には、認められるということなんですが、ただ、それも条件も非常に厳しくて、6泊、7泊以上でないとだめだという。
そんなに長く滞在する人はいないということは、実質上、グレーゾーンを違法化する、もしかすると法改正なのかもしれないという見方もあります。
私はやっぱり、オリンピックに向けて、今、その前に、恐らく2000万人は年間、これ、到達するでしょう。
そうすると、やっぱり、2000万人を受け入れるためには、どうしたらいいかということをもっときめ細かいこれ、設計をしないと。
なんか2000万人だけが掛け声みたいになっちゃうっていうのは、これやっぱ、はなはだ問題なんであって、下半身をきちっとさせるということ、これを機に。
これは言語道断ですけどね。
ここはちょっといくらなんでも、はっきり言ってやり過ぎで、摘発は恐らく当然だろうとは思いますが、じゃあどこまでをグレーゾーンで、どこまでを違法行為にするのかっていうのは、非常に線引きの難しいところではあろうかと。
先ほど、浜田さんもおっしゃったように、それは明確に、ここからはOKでここからは大丈夫と、それも現実的なものを五郎さん、やっぱり決めないといけないということですよね。
それを早く、きちんと出してほしいと、そう思いますね。
続いて、ネオニッポン列島改造論。
用意、はい。
映画を撮れば地方が元気に?ロケの招致で観光客増加など、活性化につなぐため、あの手この手のアイデアが。
さあ、続いてネオニッポン列島改造論、坂木さん。
さて、映画やドラマの撮影地が観光地となって、大きなにぎわいを見せるという例が多くありますが、例えばこちら。
山形の文翔館ですと、映画、るろうに剣心の2作目、3作目で使われまして、一概にこれだけが理由とはいえないんですけれども、来場者数が公開前の年より、およそ2万人も増加しました。
そして、この奥の北九州市は、モズの撮影で使用されました。
そして市は、北九州市を新都市・モズ市としてPRしています。
このように、撮影地になることは、経済効果が生まれるといういい機会にもなります。
そこで今回は、地方が仕掛けるロケ招致活動を追いました。
それでは、用意、スタート。
来月5日公開の映画、海難1890は、125年前に和歌山県の串本町で起きた実話を元にした作品だ。
トルコの軍艦、エルトゥールル号が暴風雨の中座礁し、大破。
600人を超える乗員が投げ出されたが、このとき、ことばも通じない地元の住民が、危険もいとわず救助を行い、69人の命を救った。
日本とトルコ友好の象徴として知られる出来事だ。
本州最南端の串本町。
映画は実際にこの地でも撮影された。
実はこの作品、映画化の仕掛け人は、なんと串本町長だ。
今から十数年前に、当時のお医者さんたちが書いた、助けたにもかかわらず、そのときの見返りはいらないという文書が出てきたんですよね。
それをもって、これはすごいなと思い、同級生の監督に連絡をさせてもらって。
映画にならないか?というふうに、問いかけたのがきっかけでしたね。
人口も減少傾向にあり、足を運ぶ観光客も少なく、衰退傾向にあった串本町だが。
この史実を知った田嶋町長は、みずから資金集めにまで奔走。
ついに映画化が実現した。
先人のこの史実というのが、多くの皆さん方に知っていただいたら、たくさん来ていただけるんではないか。
観光の面におきましても、本当に大きな位置づけになるんじゃないかなと。
そういう意味では、もう、今の地域創生、もろ、そこにかかってくる取り組みだったというふうに思います。
おととし、トルコを訪問した安倍総理は、この映画について、エルドアン大統領と協力を確認。
小さな町の実話は、大プロジェクトとなった。
現在、公開前にもかかわらず、国内3000人規模のツアーの問い合わせもあるという串本町。
先人の功績を題材にした映画をきっかけに、地元を元気にする動きが始まっている。
今、映画やドラマのロケを招致して、地域振興につなげようとする動きが、国内各地で見られる。
その大きな役割を担うのが、フィルムコミッションという組織。
先月、その優れた組織として表彰されたのが、佐賀県だ。
しかし、佐賀県といえば、全国の魅力度ランキングでも、47都道府県中、46位だ。
なぜ表彰されたのか、取材班が佐賀へ向かうと、至る所に外国人の姿が。
タイ人観光客であふれ返っていた。
その理由はこの神社。
佐賀県鹿島市にある、祐徳稲荷神社。
タイで制作された映画、タイムラインは、日本に留学した主人公の女性と、彼女を思い続けるタイの男性との切ないラブストーリー。
この映画のロケ地の一つとなったのがこの神社なのだ。
作品を彩る、日本らしい原風景。
映画の中で、恋に落ちた男女が憧れたこの景色が、タイの人々の心に響き、映画は大ヒット。
この神社が聖地となったのだ。
ドラマのロケ地を見にきました。
お祈りしに来たかったの。
感激してます。
佐賀県フィルムコミッションは、これまでにも国内はもとより、中国、韓国に対して、ロケ招致の活動を行っていたが、実現には至らなかった。
しかし、おととし、日本政府がタイの観光客のビザ発給を緩和したことに目を付け、タイの映像制作会社にアプローチ。
佐賀の風景が、監督が求めていたイメージとぴったり合ったこともあり、ついにロケが実現したのだ。
招致開始からことしで2年目。
これまでに4本のタイ映画が佐賀で撮影されており、タイ国内でも、徐々に佐賀県の知名度がアップ。
タイムラインが公開された去年、佐賀県内で宿泊したタイ人の数は、前の年に比べ、4倍以上に増えた。
これをきっかけに、町にも変化が。
以前は、英語や中国語などの看板表記だったが、今では、ようかんの食べ方まで。
お寺の境内でも。
中吉だね。
おみくじもタイ語だ。
ロケ招致に成功し、盛り上がりを見せる地元の次の課題は。
これをブームにせずに、やっぱり僕らはですよ、こまめに映画、ドラマをもっともっと誘致して、さらに切れ目なく、情報発信をすることが、大事なんじゃないかなと思います。
ちょっとこれで俳優部の皆様もお願いします。
今、こちらでは、錦織監督のたたら侍の撮影が行われているんです。
では、ちょっと潜入してみたいと思います。
用意、はい。
カット!
錦織良成監督。
今手がけている映画、たたら侍は、島根独自の伝統の製鉄技術、たたら吹きによって作られるさびない鉄を巡り、手に入れようと戦う侍たちの攻防と、技術を受け継ぐ男たちの戦国物語です。
錦織監督が、これまで撮影したのは9作品。
うち4本が、自身の出身でもある島根県を題材にしたもの。
その思いについて伺うと。
海のきれいさ、空気のきれいさ、地元の人たちのコミュニティーのすばらしさというのに、改めて気付きまして。
あっ、なんだ、自分のふるさと、ど田舎だと思ってたんだけど、これ、最先端じゃないかって思ったのがきっかけです。
作品に、地元への思いを込める錦織監督。
そして、その撮影現場は、
ふるさと、島根にこだわった映画を世に送り出し続けている、錦織良成監督の撮影現場。
この日は、出演者やスタッフをサポートする、地元のボランティアによる炊き出しが行われていました。
そこに並んだ食材は、島根の名産品。
ことしの新米のお握りを、差し入れ、頂いたんですよ。
地元の仁多米っていう、ちょっとおいしいお米なんです。
地元ではね、超ブランドで、数がないんで、全国にばーっと流通することはないんですが。
漬物です。
ありがとうございます。
漬物、地元の。
地元を愛する錦織監督の映画を、地元の住民が感謝を込めてサポート。
その温かい気持ちは、この地を知らない出演者や関係者にも伝わり、ロケの活力となっているのです。
今回、たたら侍の主演を務める、劇団EXILEの青柳翔さんも。
監督しかり、本当に皆さん、温かく協力してくださって、本当に人柄があったかい人が多いなっていう印象を受けました。
今、午前6時半、まだ朝早い時間帯なんですが、すでに市民の方含め、エキストラの方々が準備を始めていらっしゃいます。
錦織監督の作品に、エキストラとして出演するのも地元の皆さん。
ふだんは何をされてるんですか?
公務員です。
今回は時代劇ということで、今までやったことのない経験ができるかなと思って、それでチャレンジしました。
そのエキストラを担当する業務にも、地元、島根の方が参加しています。
島根を好きになっていただけるように、私たちも頑張って、皆さんに楽しく気持ちよく、お仕事していただけるように、お世話させていただきたいと思ってます。
1+1は2じゃない、3、4っていう、理屈では言えない、現場での画の厚みみたいなものは、皆さんの協力体制がバックにあるからだと思います。
見えない形の愛情みたいなものを感じてるんで、スタッフが。
それが画に出ると思います。
もちろん、気持ちだけでなく、実際に映画のロケ隊が長期間滞在することによる経済効果も、小さくありません。
今回の場合、およそ130人のスタッフが、3か月間、島根で宿泊。
飲食や移動などの需要も生まれます。
非常に大きなインパクトがあるというふうに思っております。
経済効果は莫大なものがあるというふうに、認識はいたしております。
さらに。
この映画のために、島根県の山奥に造られたのは、大規模なオープンセット。
山の切り崩しや造成、セットの施工を地元の業者が行ったのです。
古いものですよね。
それを新しく造る。
普通の住宅だったらきっちり収めなきゃいけないところを、わざとルーズに収めたりとか、そういうとこが結構、苦労しましたね。
今ではなかなか見られない、古い日本の風景を再現できるオープンセット。
地元自治体は今後、時代劇などの撮影に加え、観光資源としても、このセットを残し、活用することを検討しているそうです。
実際の経済効果を生み出すだけではなく、人の心など、目に見えないところまでフォーカスし、地域を元気にしようとこだわり続ける錦織監督。
映画の撮影中、いつも心の中にとどめているキーワードがあるといいます。
ローカルは最先端というか、物差しを地方活性化っていうことば、よくいいますが、僕は、犯罪とか、水のきれいさ、空気のきれいさでいえば、十分、活性化してると思ってて、経済的なことだけで、活性化って言ってていいのかなっていう疑問は、もうここ何本か、ずっと思いながら作ってます。
島根は、トラディショナルな場所ですので、古くからのしきたりを守るとか、ある意味、封建的な部分とか、全国どこにでも、ローカルにもあるようなものが、たくさんありますんで、そういう意味では、ここから日本発信っていうのはできるんじゃないか。
ロケの招致や、作品公開後に期待される経済効果。
そして何より、スクリーンの映像やストーリーに込められた、地方のすばらしさの発信。
映画をきっかけにした地方創生は、まだまだ可能性にあふれているのかもしれません。
このたたら侍なんですが、地元を愛する方が多くいらっしゃって、非常に温かみの感じる撮影現場でした。
本当ですね。
画面から地元の人の愛情があふれ出るって監督のことばが、よく分かりますよね。
そうなんですよね。
いつごろ公開なのかしら。
公開は来年の予定ですね。
この撮影現場なんですけれども、こちらに、地元の方も見学に訪れていまして、お話伺ったんですが、この撮影現場の辺りって、地元の方は小さいころから遊んでいたような、なじみ深い場所なんだそうです。
なので、まさか、映画の撮影現場になると思ってなかったので、非常にびっくりしたというふうにおっしゃっていました。
ただ、これを機に、それはどかーんとまた島根に、観光客がという構図に、優木さん、さっき佐賀があんなにタイの方で盛り上がっているとは、夢にも思いませんでしたけど、地元でしょ、佐賀。
国内の人のランキングが46位っていうのが、すごい。
魅力度ランキング。
あれ、47位、どこかってすごい気になって、気になって調べてみたら、茨城県だそうですけど、別に茨城県に責任はなくて、魅力的なところはいっぱいある。
たまたま、そのランキングがそうだったというだけですけど。
佐賀の人に聞いてもいや、うちはなんもなかけんって、自分たちでも言ってしまうような所なんですけど、実はそこに自然があって、海があって、魅力はたくさんあるんですよね。
それをタイの人に気付いてもらえたというのは、すごくうれしいんですけど、たぶんタイから佐賀に来るのって、ちょっと来づらい、空港なんかも、なかなか飛行機が直行便通ってたりしないので。
空港はありますけどね。
そういうところも、これから整備して、逆にタイと直行便を結んでしまうとか、そういうことをすると、もっと広がるのかなという気がしますけどね。
今の日本のインバウンド商品も3年前には誰も想像してなかったことですから、何かのきっかけで、別所さん、大きく変わるところもあると思うんですが、別所さんも今、滋賀県でマザーレイクという映画を作ってらっしゃる?
そうなんです。
これもう、すでに撮影は終わってるんですけれども、来年公開予定になってまして、実は、びわ湖、マザーレイクと、今映ってますけどね、これ、地元の人たちが、まずオーディションで参加して、子どもたちなんかもこれ参加、今歩いているような子どもたちも参加する、地元を挙げてのびわ湖、そして滋賀県の魅力を伝えようという物語なんですけど、現地の人たちが本当に、強く結び付いていて、これ、おきの島、おき島っていうんですかね、びわ湖の島も、舞台になったりしてるんですが、改めて、滋賀県の魅力、琵琶湖は知ってるけど、滋賀県そのものはどうなんだっていうことを世界発信するような、そういう願い、現地のとださんって方を中心に、情熱ある人が集まって、どんどん大きくなっていった物語ですので。
なるほど。
浜田さん、さっき監督に、地方活性化ということばがあるけれども、いろんな分野で、実は地方は日本の最先端なんだという指摘は、ああ、これはやっぱり、うーん、そうなのかと。
地方活性化って、やっぱりいかに、人口減少、それから地価の下落、そういうものを止めて、地方で物心ともに豊かに暮らしていける、そういうことをみんなで頑張っていこうということだと思うんですよね。
そうなると確かに、物心の中の心は確かに地方って活性化してると思うんですけれども、やっぱり、そこで暮らし、生きていくためには収入も得なきゃいけないので、そういう意味では、地方の人たちは、やっぱり観光客に来てもらって、その観光客が、やっぱりどれだけのお金を落としていくかということは、すごく大事なんだと思います。
ちなみに今のインバウンドでも、例えばフランスが目標になってますけど、フランスっていうのは8300万近くの人が来てますと。
ただ2位がアメリカで7400万ですから。
ただ、観光収入は、アメリカはフランスの4倍近くあるわけですよね。
だからやっぱり、たくさんの人に来てもらって、たくさんのお金を落としてもらう、それで地方が、心だけじゃなくて、物も豊かになってく、そういうことを、この映画をきっかけに、考えていければいいんだろうと思います。
五郎さん。
そうですね、私が非常に感動したのは、やっぱり監督がね、ふるさとを思う気持ちっていうのはね、やっぱり一回、外へ出た人間が、ふるさとを思う。
ずっと住んでる人がふるさとを思う。
ちょっと違うんですよね。
違うんだけど、その2つが一緒になったときに、これが本当。
私はね、お金のことも大事なんですけど、一番、地方創生で大切なのは、そこに住んでる人がここに生まれ育って死んでいく、ああ、幸せだなと、こう思うかどうかっていうのは、ここが非常にやっぱり、大事なところだなと、こう思うんですね。
幸せを感じて、そして誇りを感じて。
五郎さん、どうですか?秋田で1本、映画を。
ああ、
11月に入り、今週後半は各地で晴れて、日中は比較的暖かい陽気となりましたが、週末は雨の所が多くなりそうです。
ではきょうの全国のお天気です。
西日本は次第に雨が降りやすくなるでしょう。
北陸や東北南部も、午後は雨の降る所が多くなりそうです。
関東や北海道は晴れ間があるでしょう。
続いて週間予報、初めに北日本と東日本です。
あすから火曜日にかけては曇りや雨のぐずついた天気になりそうです。
水曜日からは晴れる所が多くなりそうです。
西日本です。
月曜日にかけて、雨が降りやすく、雨足の強まる所があるでしょう。
火曜日から木曜日までは各地で晴れる見込みです。
さてあすは、立冬。
暦の上では冬となりますが、この先1か月の気温は平年より高くなりそうです。
冬の訪れはゆっくりで、ことしの紅葉は例年より長く楽しめるかもしれません。
以上、お天気でした。
さあ、五郎さん、まもなく、中台首脳会談始まりますが、私ね、仲よきことは美しきことかなと思うんですが、ただ国内が不人気だからって、それを外交に求めると、ろくなことはないと。
ただね、大体それが、政治なんですよ。
それが政治ですか?
そうやって考えると、私立ちは何を考えなければいけないか。
要するに、世界はどんどんどんどん動いてるってことですね。
今度の安保法案でもね、問題になってたのは、もう少しやっぱり、国際政治的な視点というのを、やっぱり考えなければ、日本それ自体の安全、日本人の安全をどう守るかってこともね、やっぱり、2015/11/07(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]
歴史的会談なぜ今?中台それぞれの思惑…日本は?▽意外な場所で!経済効果だけじゃない?映画ロケを地方が招くワケ▽冬の味覚解禁!狙え首都圏・日本海側のカニ戦略
詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
増井渚(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
優木まおみ(タレント)
別所哲也(俳優)
浜田敏彰(経営コンサルタント)
津上俊哉(現代中国研究家)
番組内容
1949年以来、初の開催となる中国・台湾の首脳会談が、7日シンガポールで行われます。突然決まった「歴史的転換点」、そこには中台双方それぞれの事情が見え隠れします。会談直前の情報とその思惑を深く分析、日本への影響も考えます。▽6日、ついにカニ漁解禁!ですが関西や日本海側に比べ、カニ熱が薄いのが首都圏。いったいなぜ?そして、その首都圏をターゲットにした戦略がいまアツい!?中継を交えお伝えします。
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