ウワサの保護者会「おこづかいは何のため?」 2015.11.07


今日は子どものおこづかいについて考えていきたいと思うんですけども。
小さい頃からこうお金について学ぶという事は大事ですよね。
すごい大事ですよね。
僕なんかね小さい頃ね散髪代を節約して。
そうするとね床屋代の500円くれたんですよ。
自分が努力してこうたまってきたんだと思って。
お金もまたいろんな事教えてくれますよね。
そうなんです。
お金っていうのは大事ですよ。
じゃ皆さんお待ちかねなんで早速行きましょうか。
はい。
今日もお願いします。
今回のテーマは…おこづかいをあげるべきかあげないべきか悩んでいるという声は多い。
カードやスマホで払える電子マネーなど見えないお金が増えている事もその要因の一つ。
お金の価値が分かりにくくなっているのではというのだ。
一方でおこづかいをあげないと金銭感覚は身につかないという声も。
あなたはどう考えますか?あげるとしたら一体何のため?おこづかいをあげているという方どれぐらいいらっしゃいますか。
おこづかいを渡してま〜す!上の子には現金で渡してるんですけど下の子にはあげてないんです。
それは何か理由はあるんですか?息子は「僕はまだ買ってもらってる方が多分いいから」って言って。
えっと何年生?小学校6年生です。
6年生だともらってる子結構いるとは思うんですけどね。
定額にして必要なものをそこから買うよりはノートとかでも5冊とかまとめて買うと500円600円かかっちゃうからそれだったら買ってもらってる方が俺得かもっていう考え方みたいです。
計算してるんですね。
学年×100円であげてるので小学校5年生で500円で上の子が。
下の子は2年生なので200円。
私自身が小さい時そうだったので。
今大ざっぱに言うとそういう考えで学年×100円が多いんじゃないかと思いますよね。
基準が分からなくて。
1,000円あげてた方がいいのか。
おこづかいで賄っている範囲の問題があると思う。
考え方もありますよね。
先ほど皆さん手が上がったんですけど唯一「おこづかいあげてません」というのがトウガラシさん。
あげる必要がないっていうか…。
高校生とかになって家から電車乗って通学するとか時が来たらあげようかなって思ってます。
セーブルさんは現金をあげてはいるけどもおこづかいを渡し始めたのはごく最近であると。
はい。
ちょっと考えてくれるだろうなって思って。
ちょっとチャレンジをしてみようかなと思ったところだったんですよね。
でもなかなかしびれると。
ちょっと…。
こんにちは〜。
こちら小学3年生の…こころくんはゲームをしたりカードを集めたりするのが大好き。
カードは60枚以上も持っているのに次から次へと欲しいものが出てくる。
決まった額のおこづかいはもらっていなかったこころくん。
カードやゲームなどでお金が必要になるとそのつどセーブルさんに言ってもらっていた。
喫茶店で「パフェを食べたい!」とせがむ事もしょっちゅう。
そんなこころくんに「ぜいたくはダメ」と言うと…。
こころくんが食べたいパフェいくらするか知ってる?かわいいわが子の言うままに際限なくお金を出していたセーブルさん。
その金額…そこでセーブルさんこころくんに金銭感覚をつけてもらいたいとおこづかい制を始める事に!セーブルさんはこころくんが好きなマンガやゲーム代を計算し月に800円を渡す事にした。
ところがその僅か2週間後。
こころくんもらった800円どうした?
(取材者)何買ったの?おこづかいで。
なんとこころくん800円を2週間であっという間に使ってしまったのだ。
こんなこころくんにお母さんは?おこづかいあげなくてもダメあげてもダメ。
どうしたらいいの〜?やっぱり6,000円時代の感覚がなかなか抜けないんですかね。
今まで買ってもらってたものをやりくりしてっていうふうに思ったんですけどまあそうはいかなかったっていう。
条件に対してお金を出すみたいな感じになっていたので…じゃあ金銭感覚を身につけてもらえればいいチャンスになればという。
そうですねはい。
番組でもアンケートを行いましたらおこづかいをあげる理由72%の方が金銭感覚をしっかりと身につけてほしいという願いを込めて渡していると。
ラッコさんはどうですか。
教えようと思った事はあるんですか?金銭感覚を。
子どもたちにですか?はい。
ありますありますすごくあります。
どんなふうに?例えば500円で何がいくら買えるか。
500円あるとカップラーメンがいくつ買えるお金なんですよとかボールペンが何本買えるお金なんですよっていうような物との対比はよく話します。
うちも同じようにとりあえず金銭感覚を与えたくて。
でも使い道が下の子がちょっとルーズな感じで。
「コンビニでチキン買ってきたよ〜」とかって。
すぐなくなっちゃうじゃないですかチキンなんて買っちゃうと。
(シャム)あっという間になくなっちゃって。
で今日夕飯食べないけどどうしたのかなと思ったらなんかこうレシートが出てきて。
食べてる。
また食べてる。
「また」って事は常習ですね。
皆さんにはこうちゃんと金銭感覚って身につけてほしいという思いがあると思うんですけどそれを阻んでいるものが祖父母の存在ですかね。
私は父と母と同居してるので…お財布チラッと見ると1,000円札。
500円しかあげてないのに1,000円札が入ってるわけが…。
なるほど。
「やめて」とはおじいちゃんとおばあちゃんに言っても「だって出かけるって言うからあげないわけにいかないでしょう」って言われると助かるからいいかなっていうのもあるし。
うちもおばあちゃんにもらったり時々しててそれを言ってなかったりしてて。
報告がないと。
はい。
やっぱり金銭感覚をもうちょっとつけてほしいなとは思うんですけど。
これはねえお孫ちゃんの事になると全然違うのよね。
でもなんかあげたくなるおじいちゃんおばあちゃんの気持ちも分かるしすごいそこを申し訳ないなとも思うとあまり強くも…。
ああ分かるけどやめてほしいっていうぐらいになっちゃうんですよね。
でもそれ遠慮なくズカッって言わなきゃダメ。
ものすごい思いが強いから孫なんか。
かわいくてしょうがないんだから。
本人が言ってんだから間違いない。
子どもの金銭感覚を阻むもう一つの理由が友だちの存在という事のようなんですが。
いや一番大きいですよね。
友だち同士で原宿に行きたいディズニーランドに行きたい。
おそろいコーデで行きたいからこのTシャツこのズボンが欲しいとか。
ちょいちょい要求が出てくるんですよね。
うちの下の子も結構…友だちが「のど渇いた」と言ったら「じゃ買ってあげるよ」と言って。
おごるという。
はい。
あれですよね気持ちとしてはそんな友だちだったらやめなさいって思うけどもただその友だちだってやりたい事があってとかいろいろあるんだったら…価値観違うんだったらっていう。
「お金持たないと遊べない友だちだったらいいじゃん一人で」って。
全然。
なんか子ども同士の世界ってあるじゃないですか。
ある程度子どもに決めさせて子どもに判断してほしいっていう気持ちがあるからあんまり口出しちゃいけないとか見守っていたいっていう気持ちがあるんですけどそこはどういうタイミングで親が出ていけばいいんですかね。
タイミングで出ると言うよりも子どもの世界では結構ね識別してるんですよ。
例えばあいつはうちが社長だからお金ふんだんにもらってて月のこづかい5,000円だぜっていう子もいるわけ。
でもそれが理想で正しいとは思ってないからあの子はあの子の家庭であってうちは600円しかくれないよと。
それはそれでいいというふうにして納得できるような親子関係とか信頼関係をねふだんからきっちと結べてるって事が大事だと思うの。
でもそこでちょっとずれたように…子どもってお金を手にした途端にいろいろな判断力をつけないといけないなって。
友だち関係の事だったり自分の手元にあるお金の事だったり先を見据えた状況も判断しなきゃいけないし結構ハードルが高い気がしてきましたね。
さあさあセーブルさんのお宅のこころくんはまだ金銭感覚はこれからというところではあるんですけどもある試みを行いました。
金銭感覚ゼロのように見えたこころくん。
でも父親のコヨーテさんと話していると…。
実はやりくり上手になりたかったこころくん。
もう一度おこづかい制にチャレンジしたいと考えていた。
でもやりくりできるようになるには一体どうしたらいいの?ノートや鉛筆など「必要なもの」と自分の「欲しいもの」をリスト化する。
こうする事でお金がいくらかかるか分かりおこづかいで賄えるのか何かを諦めないといけないのか悩んでやりくりする事につながる。
更に…そこでこころくん早速「必要なもの」と「欲しいもの」を洗い出してみる事に。
おこづかいを何に使うかよく考えもらう金額を決めようというのだ。
必要なものは…鉛筆に消しゴム。
一方欲しいものはストラップやゲームソフトなどたくさん!テレビまで欲しいんだ。
見てみるとなんと「欲しいもの」だけでも5万円以上。
これ毎月のおこづかいからやりくりできると思う?こころくんもう一度考え直す事に…。
最初はこんなに必要なものと欲しいものがあったけど悩んだ結果…。
鉛筆と消しゴムノートは交渉してお母さんに買ってもらう事に。
パンも100円の安いもので我慢する事にした。
そして「欲しいもの」はお菓子についているおもちゃとゲームを月2回するお金。
ゲームソフトは高くて毎月買うのは無理なので月々600円をためる事にした。
こうして考え出した金額は1,176円。
果たして満額セーブルさんからもらう事はできるのだろうか。
おこづかいを大事に使うと約束したこころくん。
そのかいあってなんとちょっぴり高い1,200円をゲット!でも果たしてうまくやりくりできるのかな〜!?ちょっと高いと思うんですが600円を貯金するという事で残り600円の中でやりくりするので。
ちゃんと家の事も多少お手伝いしたりとか。
おばあちゃんのお手伝いをするとか。
なるほど。
おばあちゃんのお手伝いね。
シャムさんどうですか。
必要なものと欲しいものってね。
うちも欲しいものを買うようにっておこづかいを渡してるんですけどさっき言ったように買い食いが多いんで。
あっという間に「なくなっちゃったよ〜」って。
だからちょっと書き出してみるとね。
貯金とかお金をためて好きなものを買えるとかその目標みたいなのがあるとなんかそういうのがあると楽しいかなって。
確かにね。
貯金箱って持ち上げた時の重さとか振った時の音って結構子どもの頃感激というかね。
「必要なもの」と「欲しいもの」を真剣に考え毎月1,200円のおこづかいがもらえる事になったこころくん。
その2週間後。
これまでに使ったのはゲーム代の100円だけ。
ゲームソフトを買うために貯金する事にしている600円を除くと今月使えるのはあと500円。
一体どうやりくりするのだろう?この日近所の店へ買い物に来たこころくん。
買おうか迷っているのはマンガとお菓子についているおもちゃだ。
まずはマンガコーナーへ。
その値段を見てみると…。
なんと今月使えるおこづかいを30円もオーバー!こころくんいきなり大ピンチ!その時早くもこころくんは貯金の600円をくずす事を考えた!こころくんほんとにそれでいいの〜!?一旦考え直そうとお菓子のコーナーへ。
しかしこちらもこころくんの気持ちを揺さぶるものばかり!マンガの上にお菓子まで…こころくんの迷いは深まる一方だ。
悩みに悩んだこころくん再びマンガコーナーへ。
(コヨーテ)頑張れ。
上手ですね。
リードのしかたが。
貯金をくずしてでもマンガを買うかこころくんの頭は悩みすぎてパンク寸前!こころくん600円の貯金には手をつけず欲しいものを買う事を諦めた!
(取材者)何で?
(取材者)何に勝ったの?いやあ〜。
己に勝つという。
言葉もいいですよね。
なんかグッと成長したようにも見えましたね。
二回りぐらい大きくなってた。
何より自分で決めましたよ。
それとあのリードのしかたがすごい上手。
悩むところでは悩んでいいんだよと。
なんかその悩んでる時間もとても楽しかったし…すごいレベル高い感想。
すごいね。
急成長しましたね。
悩みを楽しめるっていうのはこれは60過ぎてからですよ。
こうやって貯金してこうやってお金って出てくるんだというのが絶対あの方法が一番伝わりやすいなって思いました。
やってみます。
おこづかいっていうのは渡せばいいってものじゃなくてちゃんと考えを持って渡して子どもの未来に託すというのも一つの一面があるのかなという気がしましたね。
トウガラシさん結構キラキラした目でご覧になっていましたが。
ああやってなんかうちの娘は悩まないっていうかあんまり…。
お金のやり取りがないんですよね。
だから1円の重みっていうのとかなんかそういうのを感じさせた方がいいかなって。
私もなんかカードで買っちゃって。
便利ですしね。
私もやっぱり現金を使って物はそういう小銭とか札で買うものだっていうのを見せなきゃいけないなって。
積極的に。
うん。
思いました。
それ大事な事かも分かりませんよね。
カードがいけないわけではないんですけれども。
カードの場合なんかもちゃんとレシートもらうとかね。
可視化するって事がすごい大事だと思うの。
それからやっぱり必要なものっていうのを書き出した時にいろいろ出てきましたよね。
でもあれは…そういう親への理解っていうの?お金だけではなくて単純に。
お金を介した親の動きとか愛情というのがすごく見えるんじゃないかなと。
あなたはどう考えますか?次回もお楽しみに〜!2015/11/07(土) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「おこづかいは何のため?」[字][再]

今回のテーマは“おこづかい”。最近は“電子マネー”など「見えないお金」と接する機会も多くなっている。そんな中お金の価値をわからせるにはどうしたらいいのか考える。

詳細情報
番組内容
「おこづかいあげる?あげない?」「あげるとしてもどのくらい?」など、今も昔も、“おこづかい”にまつわる親の不安や悩みは多い。最近は、カードやスマホなどで支払う“電子マネー”なども流通し、子どもは、「見えないお金」と接する機会も多くなっている。そんな中、子どもにお金の価値をわからせるにはどうしたらいいのか?今回は、子どものおこづかいについて、どう考え、接していけばいいか、尾木ママとともに考える。
出演者
【ゲスト】ファイナンシャルプランナー…羽田野博子,【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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