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世界経済見通し 成長率を下方修正
11月10日 4時37分

OECD=経済協力開発機構は最新の世界経済見通しを公表し、中国経済の減速などの影響で、ことしの世界全体の成長率を前回の予測より0.2ポイント低い2.9%、日本についても0.1ポイント低い0.6%に下方修正しました。
OECDが9日公表した最新の世界経済見通しによりますと、中国経済の減速やそれに伴う新興国の成長の鈍化などの影響で、世界全体のことしの成長率は実質GDPでプラス2.9%で、前回の予測より0.2ポイント下方修正しました。
また、日本のことしの成長率も前回の予測より0.1ポイント低い0.6%に下方修正しました。日本については、来年は賃金の上昇が消費を底上げする形で成長率がプラス1%に改善するものの、再来年には消費税率の10%への引き上げによって消費が冷え込み、成長率はプラス0.5%まで減速するとしています。
一方、焦点の中国経済についてOECDは、ことしのプラス6.8%が来年はプラス6.5%、再来年はプラス6.2%と次第に成長が鈍化すると予測していて、中国経済の減速が新興国をはじめ、世界経済全体に及ぼす影響に注視すべきだとしています。

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