ニュース・気象情報 2015.11.09


11時になりました。
ニュースをお伝えします。
1年半以上にわたるエボラ出血熱の流行が終息したと発表された西アフリカのシエラレオネでは、市民が終息を祝うとともに、犠牲者を追悼しました。
シエラレオネとリベリア、それにギニアの西アフリカ3か国では、去年3月ごろからエボラ出血熱の感染が拡大し、このうちシエラレオネでは、疑い例も含めると、リベリアに次いで多い3900人以上が死亡しました。
しかし、隔離などの対策が徹底されたことで、9月下旬以降は、新たな感染者は報告されなかったことから、WHO・世界保健機関は7日、シエラレオネで流行が終息したと発表しました。
それから一夜が明けた8日、シエラレオネ各地では、市民が教会に集まり、歌を歌うなどして、エボラ出血熱の流行の終息を祝うとともに祈りをささげて犠牲者を追悼していました。
隣国では、リベリアでも流行が終息しているものの、ギニアでは今も新たな感染者が出ていることから、シエラレオネの政府は警戒を続けることにしています。
地球温暖化対策の新たな枠組みの合意を目指す国連の会議、COP21を前に、世界銀行は、対応が不十分な場合、2030年までに世界で貧困に苦しむ人が1億人以上増える可能性があるという報告をまとめました。
報告では、干ばつによる農業への影響が深刻化し、2030年までに世界の農作物の収穫量が5%減り、アフリカでは、食料価格が12%上昇するなどと指摘しています。
さらに洪水などの災害やマラリアなど、疫病のまん延なども重なって、アフリカや南アジアを中心に貧困に陥る人が急増するとしています。
世界銀行は1日1.9ドル未満で暮らす世界の貧困層を、ことし・2015年では7億人以上と予測していますが、今回の報告では対応が不十分な場合、2030年までに、新たに1億人以上が貧困で苦しむ可能性があると指摘しました。
世界銀行のキム総裁は、貧しい地域で暮らす人ほど、温暖化の脅威にさらされているとしたうえで、温室効果ガスを劇的に減らし、温暖化を食い止めなければ、貧困も削減できないことは明らかだと指摘し、直ちに対応するよう求めました。
今回の報告は、今月30日からフランスのパリで開かれる国連の会議、COP21を前に、地球温暖化対策と貧困削減の取り組みを同時に行えば、より大きな効果が期待できると訴えるねらいがあります。
では、全国の天気、雲の動きです。
日本列島は、前線や低気圧に伴う雲に覆われています。
本州の南海上には発達した雷雲があり、今後、東日本の太平洋沿岸にかかるでしょう。
きょうの天気です。
2015/11/09(月) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合
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