夢の扉+【坂口憲二▼英女王も絶賛!世界を魅了する日本人トップガーデナー】 2015.11.08


年に一度世界中のトップガーデナーがロンドンに集まる
英国王立園芸協会が主催する
チェルシーフラワーショーで腕を競うためだ
100年以上の伝統と権威を誇る世界最大の花と緑の祭典
その中で毎年独創的な庭造りで注目を集める日本人がいる
12年にわたりフラワーショーに挑戦し続ける石原
あのエリザベス女王から…
…と絶賛された
ああサンキューサンキューベリーマッチ
ガーデニングの本場でも高く評価される石原の庭
何度もゴールドメダルを獲得してきた
花と緑でたくさんの笑顔をつくりたいと思います世界中にいろんな戦争とかいろいろありますけど…
花と緑で世界を変える
熱い挑戦を追った
Ihaveadream!Wehaveadream!
今年5月ロンドン郊外で
チェルシーフラワーショーの準備が進んでいた
開幕まで2日とあって石原の庭も完成間近
早くも注目を集めていた
(スタッフ)こんにちはこんにちはどうも
(スタッフ)できましたねもうあと最後の微調整をやってるとこなんですけどいい庭ができたと思います去年を超えてます
石原は今年この「江戸の庭」でゴールドメダルに挑む
山から湧き出た清流が3段の滝になり
アヤメやショウブなど里山の草花が水辺を彩る
丸窓から盆栽がのぞく茶室は庭と融合
古きよき和の情感があふれる江戸の庭だ
植物もいかにも植えたんじゃなく前から生えてたような今の季節のイメージを表現
一般にヨーロッパのガーデニングは花をたくさん使い
広い敷地におおらかに自然を再現する傾向がある
一方石原の庭造りは生け花がベース
庭を10センチ四方の細かい視点でも見つめ
自然を丁寧に作り上げていく
庭師が手を加えたことを隠す細やかな配慮も欠かさない
そうして完成した庭は繊細でどこから見ても美しく
無限の広がりをも感じさせる
石原さんが自信作で挑むチェルシーフラワーショー
毎年20万人もの人で賑わいます
あのエリザベス女王が総裁を務め
王立園芸協会が主催する
100年以上の歴史を誇る展覧会です
5日間の期間中いくつかのコンテストがありますが
メインは3部門
テーマにこだわらず10メートル四方の大型庭園で腕を競う…
常識にとらわれないコンセプトで発想と遊び心を競う…
そして自然素材を生かし職人技とメッセージ性で競う…
石原さんがゴールドメダルを狙うのはこの部門です
明日の午前中に合わせて開花調整をアヤメしてるんでドンピシャ咲くと思います明日の7時半に開く今ウワッときてるでしょパッといって審査員が来て「うわあきれい」ってこういう感じ
過去11年の挑戦で3年連続ゴールドメダルを
2度にわたって受賞している石原
生け花で培った繊細な庭造り
本場イギリスのガーデニングでは見向きもされない
苔や雑草を逆に多用するのが大きな特徴だ
常識を覆す手法で「モスマン」と称賛され
世界のガーデナーに衝撃を与えた
今回もノルウェーから苔を調達
ガーデニングの本場の人々の心をとらえようとしている
どうしてもやっぱり日本人なんで日本の技をこのチェルシーで見せて日本人ってすごいなっていうのを表現し続けていきたいと思います
5万円の坪庭から1億円以上の巨大プロジェクトまで
石原は常に様々な庭造りの仕事を抱え
日本と世界を駆け巡っている
石原が手がけた
好んでモチーフにするのは
自然とともに暮らしがあった頃の懐かしい里山の風景
各地に情緒あふれる庭園世界を生み出している
都会に花と緑の輪を広げたいと願う石原
東京・恵比寿のホテルの庭を300種類の草花で改造する
目指すは里山の花園のような庭園
私はものすごい突き抜けた庭園があると庭園の周りに人が集まると思うんです一個突き抜けた庭があることでここに人が集まりますここを超えようと思ってもっとみんなが頑張ってまた頑張ったらこっちも頑張らないけないんで
突き抜けた庭を造ることが笑顔を生むという石原
イギリスの一流ガーデナーが着るこんな服を着ていたら
気合いが入っている証拠だ
松村の左側の下の方に…
部下への指示は擬音語ばかり
事細かく指示すると部下たちが自分で考えられないからと
擬音語で感覚だけを伝え部下の発想を待つ
これで動ける部下たちもすごい
もっとガーッとやってくれよバコーンとキュッとそういうのを表現したいなと思ってるんですけどね
石原は花と緑で地方を活性化するプロジェクトにも力を注いでいる
牡丹の里として知られる島根県大根島
3年前庭園の一角に
1年を通して楽しめる牡丹の館を造った
すると過疎化に悩む島に
全国から大勢の観光客が訪れた
そこを今回…
さらなる集客を図るという
ここは…
目指すのは江戸情緒
でも一体なぜ?
もともと…そして職人もすごくみんなから尊敬されててもう一回そういう大工さん左官さん植木屋さんそういう人たちが世界中で日本の文化を表現できるようにこういった庭を造っていきたいなと思います
江戸の庭を国内外で披露し
日本の職人の技日本の庭のすばらしさを世界に伝えたい
それが石原の今年の最大のテーマなのだ
一体どんな庭に生まれ変わるのだろう
もっともっとボーンとこうこのぐらいドーンと埋めるね
この後イギリスのチェルシーフラワーショーで
ゴールドメダルを目指す石原にいよいよ運命のときが
長崎市で生まれ育った石原は
23歳で花を一生の仕事にすると決意
路上販売で花を売り始めた
ちょっとここ隙間あるじゃないですかこういったところにお願いしてバケツ置いてちょっと借りて売ってまた移動すると「いらっしゃいませおはようございます」とか言って「花どうですか」とか言って
石原は夢見ていた
日本一の花屋になってみんなを笑顔にするんだ
やっとここでちゃんとここの1メートル50センチのスペースをちゃんと賃貸契約させてもらって借りた店舗がここからなんです
小さな店はすぐに軌道に乗り2年で30店舗に拡大
年商1億
41歳で東京進出
業績が振るわず…
もうホント落ち込みました誰とも会いたくなかったしどうなるんだろうと娘が月謝袋をピンクの月謝袋を持ってきたんですよ「お父さんピンクの月謝袋もらったよ」って開けたら…情けないとこんなことで子どもを路頭に迷わせてはいかんこんな借金なんか絶対返せると自分を信じて頑張ろうと思いました
借金の返済に追われる石原に
ある日なじみの客が声をかけた
やったことなかったですけどまずとりあえず「できます」と言ったんですよ「できます」と言うと「あッそうできるんだ」って頼まれるから言ってそれから考えましたどうしたらいいかなっていう
まず…
前向きな行動力によって石原の仕事はいつしか庭造りに
45歳のときチェルシーフラワーショーを見て衝撃を受けた石原は
そのときもすぐに「必ずチェルシーに出ます」と宣言した
親から相続した土地を売って資金を作ると
翌年本当にロンドンに乗り込み
15人のスタッフと必死に材料をかき集め庭を造った
初めてエントリーした作品
花は使わず松と野草だけで水の循環を表現した
独創性が評価され…
そこで石原は思った
日本でイギリスみたいな庭園文化を広めたいと思ったんですよまた日本の庭園の文化をイギリスに伝えたい架け橋になりたいと思ったんです
チェルシーでメダルを取り続けることで
日本と世界をつないでいきたい
世界中の人を花と緑で笑顔にしたい
石原はそんな思いで12年にわたり庭を造り続けてきた
そして今年も開幕前日コンテストの審査の日がやって来た
開花調整したアヤメは見事に咲いた
いよいよ王立園芸協会の審査員たちが審査に入る
一つ一つの庭を見て回り
その独創性や職人技を厳しくチェックしていく
厳正を期すため審査員以外は離れて見守る
石原もピリピリムード
結果は明朝発表される
審査が終わると庭園愛好家たちが集う前夜祭が始まる
サンキューベリーマッチサンキュー
そこにVIPの車が
エリザベス女王だ
残念ながら今回は車から降りることはなかったが
チャールズ皇太子が石原の庭を訪れ
美しさに目をみはっていた
翌朝ショーの開幕直前に審査結果が発表される
自分の持てる力を出し切ったのでジャッジなのでいただくまでは本当不安なんですけども封筒を持ってきてそれを開けてその色で決まります5段階になってますこの時間が一番嫌なんですけど
去年メッセンジャーがゴールドの通知を届けてくれた時間だが
今回はまだ現れない
30分が過ぎた
審査がもめているのだろうか?
メッセンジャーが現れないまま1時間半
とうとうフラワーショーが開幕してしまった
ほかの庭で歓声まさか今年は?
チェルシーフラワーショーが開幕
石原のもとにはまだ受賞を知らせるメッセンジャーが来ない
とテレビ中継のチームが
ついにメッセンジャーが来た
果たして結果は?
オーゴールド!
4年連続ゴールドメダルの快挙を達成
やったー!イエーイサンキューゴールド!サンキューベリーマッチやったー!よかったです心配でたまらなかったですけどいただきましたありがとうございます
受賞の喜びを長崎で待つ奥さんに伝える
もしもしうんありがとうありがとう
(スタッフ)何ておっしゃってました?「よかったね」って「みんなにも感謝せんといかんね」って
イギリスに日本を伝えた江戸の庭
それがここ島根の大根島へとつながった
ちょっと見ていただければと思います・わあ〜きれいやわ
森を開墾し畑を作った島の歴史も表現
江戸情緒薫る庭に生まれ変わった
すごーい!いい景色だねお父さんすばらしいですね〜入った瞬間もうきれいでビックリしました見事ですね何とも言えないすごい感動
おととしの冬作業が始まったあのホテルの庭も…
一面を彩る鮮やかな花と緑
私は365日季節があると思いますここに来たら季節を感じれるそういったお庭にしたいと思っております
季節のうつろいとともに日々変化していく都心の里山
野鳥や水生生物が暮らし
自然の営みと安らぎに包まれる庭が生まれた
何か異世界っていう感じで本当に夢の国のような感じでとても日本人として懐かしく思うというか感動的な落ち着きというかそんなものを感じますいやあ…ありがとうございます!ものすごいパワーもらいましたもっともっと皆さんを感動させる庭を造り続けていきたいと思います夢は高ければ高いほど登りがいがあります「あんたおかしいんじゃないの」というぐらいの夢を人に話すそれが僕は夢の扉を開く鍵になると思います
石原はいつも本気で語っている
花と緑で世界を変えるという夢を
4年前には広島の北東部庄原の人々に
「家の周りを花と緑でいっぱいにしませんか」と呼びかけた
…と思って走り回ったんです
そして今では庭師も驚くような庭を自分たちで造り
公開する家が30軒以上に
春と秋にはオープンガーデンツアーを催し
年間4万5000人が見物にやって来る
中には立派な枯山水も
石原は花と緑で人を結んでいく
世界中が笑顔になるその日まで
次回は通常一つの木から数個しかできないメロンが
60個もできる
しかも一つ一つが高級メロンにも負けない甘さ
作ったのはなんと町工場
再起をかけて常識破りのメロンに挑む
ナレーターは彼にバトンタッチ
撮影秘話を紹介しています詳しくは番組ホームページまで
2015/11/08(日) 18:30〜19:00
MBS毎日放送
夢の扉+[字]【坂口憲二▼英女王も絶賛!世界を魅了する日本人トップガーデナー】

世界最高峰の祭典で、7度目の金メダルを狙う!

詳細情報
番組内容
イギリスのエリザベス女王が、『緑の魔法使い』と絶賛する日本人がいる。
庭園デザイナー、石原和幸。毎年、ロンドン郊外で開催される世界最大の花と緑の祭典 「チェルシーフラワーショー」で、“3年連続ゴールドメダル(部門賞)”という快挙を、この11年間で2度に渡って達成!
『こんなに感動したことはない』と、世界中から訪れる人々を虜にする。
番組内容2
石原は、生け花で培った空間美学を活かし、苔や“雑草”をも使う常識破りの手法で、独創的な庭園を造り上げる。「新たなガーデニングの潮流をつくった」と評されるその庭造りの根底にあるのは、自然と人が共存する、“懐かしい里山の風景”だ。
そんな石原は、今年も、チェルシーフラワーショーの舞台にいた。
庭園文化が花開いた時代の『江戸の庭』を造り、7度目のゴールドメダルを狙うが・・。
出演者
【ドリーム・メーカー】庭園デザイナー  石原 和幸(57歳)
【ナレーション】坂口憲二
音楽
小田和正「やさしい雨」
関連URL
【番組HP】
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/
【twitter】@yumetobiplus
http://twitter.com/yumetobiplus
【facebook】
http://www.facebook.com/yumetobiplus
制作
【制作協力】TBSビジョン
【製作著作】TBS
おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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