さあ今回はですね工場見学シリーズです。
出ましたね。
前回マンホールだったのかな。
行きましたね。
行きましたよね。
(渡部)お〜。
(渡部)確かに。
(澤部)そうか。
身近にあるけどどうやって作っているか知らないものってありますよね。
今回はそんな中から温度計の作り方を学びます。
温度計はなぜ赤い液体で温度を計れるのかわかりますか?そもそも赤い液体は何?そんな疑問を解消します。
その温度計の工場が…。
あっあった。
こちらなんですよ。
(澤部)ホントだ。
(渡部)「中村温度計製作所」絶対ここだよ。
こんにちは。
どうもこんにちは。
ちょっと見学させてもらってもいいですか?はいどうぞ。
実は温度計を手作りする技術は今やなくなりかけているんです。
そんな消えようとしている技術を守っているのがこちらの2人。
中村昇さん衛さん兄弟。
なんと2人だけで温度計を手作りする工程は大きく分けて4つ。
まずは温度計の形にガラス管を加工します。
温度計の材料となるのがこちらのガラス管。
棒状のガラス管をこれでねこれを半分に切るわけ。
えっ?
(澤部)あれ長い。
(昇さん)66センチあるから。
へえ〜。
(昇さん)それを33センチに切って…。
半分に切る?極端に言うとこういうふうね。
(澤部)おっ!
(衛さん)このガラスは軟らかいからある程度傷つけると折れちゃう。
へえ〜。
よいしょ。
あっいいっすか?切るのやらせて頂いて。
(澤部)じゃあ…。
俺いいっすか?ここに角を当てて。
(渡部)角合わせて。
(澤部)もうそれで半分に…。
(衛さん)はい。
それで押して向こう側へ押していけば。
これもうオンされてるんですか?
(衛さん)そうですはい。
(昇さん)回すようにしてグッと押しつければ。
(澤部)回してましたからねさっきね。
(衛さん)筋をつけるっていう感じですよね。
(渡部)これで折れちゃうの?これでもう折れる?あっ切れた。
(澤部)あっ!
(渡部)へえ〜。
(澤部)お〜!合格?
(一同笑い)切っただけでは筒状なので中に液体が入れられるように先端を閉じて丸くします。
そこで使うのがこの機械
まず回転させながらガスバーナーで先の方を温めます
そして反対側から空気を送り込み…
熱で軟らかくなった部分を膨らませのばします
先端をのばしてから…
1カ所を集中して熱しながら斜めの回転を加える事で
ここまで出来たら次の工程です
温度計に入っているこの赤い液体皆さんはなんだか知ってますか?これを…ちょっといいですか?後ろのこの…これ。
灯油に?
(衛さん)石油…普通のストーブの石油に赤い粉を入れて…。
(澤部)赤い粉。
つまり赤い液体の正体は…。
灯油?
(衛さん)そうそう。
これ。
(渡部)灯油か。
温度を表示している赤い液体は灯油に色をつけたものなんです
灯油は1度ごとに体積がふくらんだり縮んだりする膨張率がほぼ一定なので温度計の材料として使われているんです
でもこのガラス管に開いている穴は直径がたったの0.5ミリ程度
ここへそこで使うのが一見ただのガラスの容器に見えるデシケーターという道具。
何やらチューブで機械と繋がっていますが
(渡部)お〜なんだ?なんだ?
(衛さん)これがデシケーターっつって
(渡部)これ空気抜く…。
(衛さん)そういう事…。
マジで訳わかんない事しますね。
(渡部)すげえ!
ガラスの中を一度真空にしてから空気を送り込む事で
(渡部)あ〜これで上がるんだ。
今何?真空…。
(渡部)今空気を…。
あ〜上がってる上がってる。
上がってる。
一番上まで上がってない?
(渡部)結構上がってません?しっかり。
(衛さん)上がってますね。
(澤部)面白いわ。
(衛さん)でこういうふうに入るわけですね。
(渡部)きたきた…パンパンだ。
上まで。
(渡部)ふ〜ん。
この灯油で温度が計れるようにするにはどうすればいいの?続いてその温度計の肝ともいえる温度の設定をします。
(渡部)うわっまたすごい機械!何?これ!
(渡部)すげえ!
(渡部)うわ〜見慣れない機械。
(渡部)4度…熱い。
(渡部)うわっお湯だ。
…の中に?極端に言うとこれを入れちゃうわけね。
(澤部)あらら…大丈夫?
(渡部)普通にパスタみたい。
ホントだパスタみたい。
(衛さん)こうするとこれ…この赤い液がなくなったところが80度になるわけ。
(澤部)そのてっぺんが80度っていう事?
ガラス管にいっぱいまで灯油を入れた状態にして80度のお湯で温めると中の灯油が膨張して溢れました
この時に溢れずに中に残った灯油の量は80度まで温めると一番上まで膨張します
なのでここが80度を示しているんです
(衛さん)そしたらこれを抜いて…。
ここに氷かいたのがあります氷。
(渡部)ああ氷。
はいはい。
(衛さん)ここの中にこうやって挿すわけです。
(渡部)ああ下がってく下がってく下がってく。
(澤部)うわっすげえ勢いで…。
(渡部)ギュンギュン下がってく。
(衛さん)この下がったところが0度になるわけ。
そうすると0度と80度がわかりますよね。
8等分すりゃあ80度の目盛が…。
そういう事!?こうして基準となる温度を知る事で正確に温度が計れるようになるのです。
そして次は灯油が抜けないように輪っかの形に密閉します。
この作業にはご兄弟のお兄さん昇さんの熟練の技が必要なんです。
(昇さん)そうしたら…こうやって…。
(渡部)うわあ伸ばした。
うわあこれは芸術だ。
すごい!うわあすご〜い!
(澤部)完璧!これでほぼ完成。
続いては…。
でもガラスに消えない目盛を書き込むのはどうやるの?細かい作業は弟の衛さんの出番。
(渡部)おお〜なんかいっぱいある。
(衛さん)ここに目盛が打ってあるのわかります?わかりますわかります。
(衛さん)これみんな寸法が違うんですよ。
長さ違うの?たくさんある型の中から先ほど計った0度と80度の幅にあう目盛の型を選び機械にセットします。
そして…。
(衛さん)そこへこのインクを置くんです。
(衛さん)そうそうそう…。
(渡部)なるほど。
(渡部)これインクですか?
(渡部・澤部)えっ!?
(渡部)高い。
(澤部)何が…何がですか?これがあの…いわゆるね…。
(衛さん)特殊なインクなんです。
(澤部)へえ〜。
(衛さん)これと…ここが80度でここが0度ですね。
(澤部)おっ!あれ?もうついた。
(渡部)きたきたきた…。
(澤部)きれい。
これで極端にいうと0度から100度まで…。
見たい見たい。
見せてもらっていいですか?
(衛さん)どう?
(一同笑い)
(衛さん)やってみてください。
いいんですか?どうぞどうぞ。
(澤部)ミスんないでくださいよ。
いきますよ!
(衛さん)持ち上げて…。
下の方へ下ろすようにして。
(渡部)きた。
おお〜!どう?いい?いいっすね。
これ曲がってない。
(衛さん)曲がってない。
(澤部)渡部さんに確認してもらわないと。
渡部さんどうですか?う〜ん…。
このままではインクが消えてしまうので500度近い高温でインクをガラスに焼きつけるそうなんです
しかし500度近い高温では中に入っている灯油が熱で膨張し割れてしまいます
どうやって目盛を焼きつけるのでしょうか?
使うのはこの円柱状の機械。
円柱の中にはニクロム線が巻かれていて500度近くまで熱せられます。
この機械だと灯油が膨張して割れる事はないのだそうです。
それにはこのこれをこの下へ入れるわけです。
(渡部)ドライアイスですか?それ。
(衛さん)これドライアイスね。
(衛さん)それでこのまあ…挿していくわけですこうやって。
そうするとこの赤いのが…。
(渡部)そうか!
(衛さん)そうそうそう!
(澤部)なるほど。
なるほど。
じゃないと…赤いのが上にあると割れちゃう。
温度計の先端をドライアイスで冷やし灯油を収縮させた状態で目盛を焼きつけているので割れないんです
(渡部)これを溶け込ます…。
そうこれを…。
(澤部・相葉)おー!なるほど。
こいつが移動してくるんだ。
あっ違う…こっちか。
(渡部)おー!
(澤部)下でした。
下でした。
(渡部)うわあ400…今30度。
(澤部)おお!
(渡部)あっついよこれ。
染み込ます。
(衛さん)「ファン」って書いてありますよね?あれを反対っ側に回してください。
これ?
(衛さん)はいはい。
(澤部)いったー!よいしょ。
およそ10分熱すると…。
(澤部)おお!これで出来上がりですか?そうそう。
(澤部)おおー!
(渡部)熱そうだな今。
今は熱いでしょう。
うわあアツアツアツアツ…。
これでこすっても消えない目盛が焼きつきました。
最後に温度をチェックしてようやく完成です。
(渡部)いやあ出来た!へえ〜。
いやあ楽しかったっていうかすげえ貴重な経験させて頂きました。
ありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。
続いては身近にあるけどどうやって作っているのか知らない磁石の作り方を学びます。
どっかに…。
ねっ!なのか…。
いやあわかんないわ。
よく目にするのはフェライト磁石という種類。
この磁石はおよそ80年前に作り方が確立されました。
今もその方法で磁石を作っているという工場へ。
こんにちは。
(渡部)こんにちは。
こんにちは。
(澤部)こんにちは。
今大丈夫ですか?
(渡部)よろしくお願いします。
よろしくお願いします本日は。
はいよろしくお願いします。
そもそもの「原料ねうん」。
「原料ね」。
(伊藤さん)こういう粉…粉なんです。
こんなのがこういう…。
粉?
(伊藤さん)いや…砂じゃないんです。
砂じゃない…?
(伊藤さん)酸化鉄が主成分。
それに炭酸バリウムっていうのを化合させて磁石になるんですけども…。
(伊藤さん)この一粒一粒が1ミリもないぐらいなんですけどその中に小さい磁石がたくさん入ってるんですよ何百も…。
それがもう向きがバラバラになっているもんで磁石にはなってないんですよ。
ああ…。
秘めた状態。
(澤部)秘めた状態…ハハハ…。
(渡部)すごいな。
(澤部)まだ解放してない…。
(伊藤さん)この粉をこの成形機に…。
(渡部)今これで形にしてるんだ。
(伊藤さん)これで圧力をかけてギュッと押し固めて形にしてるんです。
(渡部)もう圧力だけで形になるんですか?これ。
(伊藤さん)まあとりあえずの形にはなる…。
(渡部)へえ〜。
(澤部)面白い。
(伊藤さん)こういう形になってますね。
(渡部)あっ軟らかい感じ。
(澤部)もうでも磁石…。
(伊藤さん)割ってみてください。
割っていいですか?あっ全然
(澤部)でも磁石見た目はもう。
このあとこれを焼結っていって焼き固めるんです。
ああ熱だ。
へえ〜。
形成しただけではまだ軟らかいので陶器のように焼いて固めるのだそうです。
その機械が…。
(伊藤さん)まあこれ電気炉なんですけども。
ここで入って徐々に温度が高くなって1300度ぐらいになるんですよ中では。
大体5時間から6時間ぐらい。
そんなにかかるんだ。
(伊藤さん)で焼いたものが向こうから出てくると。
もうそうなったら…。
焼いただけで割れないくらい硬くなったのか?でもなんかああ…。
あっもう絶対ダメだ。
絶対ムリだね。
絶対ムリ。
(澤部)まだ能力解放されてない?されてないんです。
しかもさ…。
うん焼き縮まって…。
(渡部)縮まるんだ。
さらに
(渡部)まだ…まだ未完ですね。
まだ未完。
一体どうやって磁石に変身させるのでしょうか?
(澤部)意外とこぢんまりとした…。
(渡部)ここだ。
着磁。
(伊藤さん)ええ。
人工的にドンと入れちゃうんですか?そうなんです。
ここに電源がありましてここにコイルがあるんですよ。
どうなりますか?
(澤部)正直者ですね。
(伊藤さん)この中に…。
(渡部)あっそうなんですか?電流が流れると?
(伊藤さん)ええ。
電流と磁界の関係について学校で習ったのを覚えていますか?こんな形のコイルに電気が流れるとその中に磁界が発生するんでしたよね。
これを利用して一粒一粒が
(伊藤さん)じゃあここでまずやってみますか。
(渡部)いよいよですねデビューですねここから。
ではこの着磁器を使ってえっ今のでいいの?
(渡部)終わり?終わり。
一瞬!?じゃあここでまずやってみますか。
(渡部)ここから彼らが。
これさっきのバレル研磨したやつですけどね。
(渡部)いよいよだね。
いよいよですね。
ここでデビューするわけだ。
今ジャニーさんが。
頑張るんだぞ。
(澤部)そういう事言われたんですか?まだ並べただけでくっつかない状態ですがこれがついに磁石へと変わります。
着磁器のコイルの奥にスイッチがあり受け皿でそれを押す事でコイル内に磁界が発生するんです
奥にスイッチがありますんで一番奥まで入れてもらえば…。
一番奥まで入れる。
(着磁器の音)
(渡部・澤部)えっ?
(澤部)何それ!
(渡部)言ってくださいよ!
(澤部)なんすかそれ。
(渡部)心構え出来てない…。
(渡部)もう終わり?あっなんか…くっついてる。
(澤部)あっ!ああ!ほら。
こんな一瞬で入るの?
(伊藤さん)中でバラバラになってた小さい磁石がここで整列したんですよ。
(澤部)バーンって?
(伊藤さん)右向け右っていう事で。
(澤部)はい!って。
(伊藤さん)そうなんです。
磁石は。
あの部室のノリが…。
ドン!ってね。
っていうのはこういう感じで…。
(一同笑い)わかんない。
やってみていいですか?っていうのはこういう感じで…。
(一同笑い)
(澤部)すごいな。
(渡部)実験形式。
(渡部)すごいな先生みたい。
バラバラにね。
(渡部)やってみていいですか?
(伊藤さん)どうぞ。
(澤部)どうなるかな?どうなるかな?
(澤部)子供の想像力をかき立てる先生。
(渡部)危ない!危ないよ。
バシャだって。
あっでも…。
(澤部)なった?
(澤部)先生これは…。
(渡部)よくない?これはもうダメ?
(澤部)製品にはならないんだ。
向きは直るけどその時はね…。
(伊藤さん)中に発生する磁界の向きを向こうとするんで…。
ああ難しい。
(伊藤さん)1回入ると結構直りにくいんですよ。
それは置いといてもらえば…。
脱磁出来るんだ。
その脱磁というのが…。
これもやっぱり電磁石とコイルなんですよ。
電磁石っていうかこれはねちょっと飛び跳ねるんで押さえないといけないんですよ。
押さえておいてそれでここのスイッチを…。
(脱磁器の音)
(渡部)あっきた!
(澤部)これもまた一瞬だ。
(伊藤さん)並んでるかに見えますが…。
(渡部)並んでるかに見えるが…。
(相葉・渡部)あっ!
(澤部)ああ…。
ああ…。
(渡部)戻った。
(澤部・渡部)能力を失った。
解散です。
切ないわ。
(澤部)普通の子たち。
はあ〜…これも同じ理論ですか?そうです。
(渡部)磁力を取るのもコイルの電気の中…。
あっちは一方向にしか磁力が発生してないんですけどもこっちの方はさっきのバラバラの状態にしてるんですよこれ。
同じ方向に向いていた磁力をバラバラの方向に向く磁界を当て磁力を弱めているのです
いや〜ちょっと…。
楽しかったけど難しい。
ただ人に話したいね。
磁石の作り方とかね。
全然知らなかったもんねこれ。
すごい面白かった。
勉強になりました。
どうもありがとうございました。
いいえとんでもないです。
また来週も見てね。
さよなら!静岡県沼津市戸田に夫婦で移住したまこと・富永夫妻。
2015/11/08(日) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
相葉マナブ[字]
相葉くんたちは学校や家庭で目にする「温度計」と「磁石」の工場へ。アレどうやって作ってるの?という疑問を解きながら学んでいきます!温度計、磁石の秘密にビックリ!
詳細情報
◇番組内容
嵐の相葉くんが日本の素晴らしさを学ぶため、旬の食材で究極の料理作りに挑戦したり、いろんなものを手作りしたり体験学習をしながら成長していくロケバラエティー
◇出演者
相葉雅紀・渡部建(アンジャッシュ)・澤部佑(ハライチ)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/aibamanabu/
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
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