少し前に道路交通法が改正されてから、自転車の暴走運転も、イヤフォンも、逆走も無灯火も、迷惑な自転車ごとも取り締まられるようになるに違いないと淡い期待に心が踊った。それから数ヶ月何が変わっただろうか、当初こそ警官が路上に立ち、違反自転車を捕まえ注意している光景を見られたものだが、スマホ運転やイヤホン運転も至る所で再び見られるようになり、それどころか江戸川区の葛西警察署の署員が自転車にまたがり、並びながら駅前の大通りを逆走していく風景すら見られる。一体自転車厳罰化とは何だったのだろうか。
無灯火の自転車が減らない件について
大問題なのが「無灯火」であると思う。大雑把に見積もっても世の中の5割は無灯火で自転車に乗っている。あんたの奥さんも、チョコボール向囲にそっくりな彼女も、会社で居場所がないあのサラリーマンも、日能研帰りのガキも、口開けたままアホみたいな顔してスマホいじってるそこのお前もみんな無灯火。ときどき夜間に公道で斧や杵を振り回してるんだけど、無灯火の自転車が走ってくると危なくてマジ迷惑。
無灯火の何が危ないって、一番の問題は見えないってところ。無灯火で運転してるテメーは運転に集中して見えてるかもしれないけど、歩行者からしたらどんなに注意してあるいても暗闇で歩行速度の何倍も速い奴が迫ってきたら普通にビビるっつーか危ないわけ。対処法としては立ち止まるしか無い。自分が歩行者の場合は不愉快な逆走自転車が視界から消えるのをただ待つしかない。「無灯火で警察にパクられた(笑)」なんてツイッターに書いてる場合じゃねえんだよボケ。車を運転したことのない人に無灯火の自転車がどれだけ迷惑かを分かりやすく説明すると、薪を割ってるときに斧の下に首を突っ込んでくるとか、餅をついてるときに臼の中に頭を突っ込んでくるくらいのヤバさですよ。
なぜ無灯火が減らないのか
自分は見えるから大丈夫だと思っている
そもそも自転車は夜間にライトをつけることを知らない
ペダル(漕ぐ)が重くなるのがいやだ
そもそも自転車のライトは前方を視認できるようにつくられていないということ「自分の居場所を知らせるためのライト」であるということを意識して欲しい。
ブルペ用のHIDバッテリーライトとかはあるけど数万円するし現実的ではないが、自分は困ってないし興味がないのでルールそのものを知らないか気にしていないというのが問題。ライトを点けることを知らないのはどうだろうか、普通自動車免許を持っているならばまずあり得ないことだし、免許の更新の際にも散々に言われたことだ。無灯火を見つけたら自動車免許を持ってないクソッタレだと思うようにしている。ペダルが重いのはハブダイナモだからだし、100均で自転車用の乾電池ライトでもハンドルに括りつけておけばいい。LEDには及ばず、恐らく最低照度には足りてないだろうけど無いよりはマシ。ちゃんとしたライトも2000円ちょいで買えるから頼むから着けてくれ・・・自転車ブームで健康がブームでブログになんちゃら書いてるそこのブロガー。スマホホルダーなんかオススメする前にライトだぞ。ライト。
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今日も仕事の帰りにロードバイクを走らせていたら、後ろからやってきたピチパンローディーが私を追い抜いた後、片手でゆらゆらとブレーキサインを出しながら九段下の交差点を曲がっていった。私を追い抜いて行ったこの自転車の男は無灯火だった、きっとこの男は「俺は交通ルールと信号を正しく守っている」と勘違いしているに違いない…ウケる。きっと移動距離が短かったのかもしれないし、九段下周辺は明るい感じで走りやすいし、ロードバイクなんかは駐輪してるときの盗難を恐れてメーターやライト類は外したりするし、多分ですが装着するのが面倒臭いの一点しか理由がないと思いますが、無灯火で走行するのが当たり前になりすぎている人が多いです。ママチャリ乗り・スポーツ自転車もといロードバイク乗りにおいても。いずれにしろ悪意があってやってるわけじゃないと思うんで、啓蒙の問題なんでしょうね。予算付けてあげて。
お前が見えるかどうかはどうでもいいんだよ
お前の事が見えないんだよ!
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