【連載】
27 「Checker Plus for Gmail」で新着メールを通知
Google Chromeに「Checker Plus for Gmail」という拡張機能を追加すると、Gmailにアクセスしていない状態でも新着メールの通知を受け取ることが可能になる。前回はデスクトップ通知を用いて新着メールの通知を受け取る方法を紹介したので、今回はこの拡張機能を使い方を紹介しよう。
前回紹介した「デスクトップ通知」を使うと、ブラウザを起動している場合に新着メールの通知を受け取ることが可能だ。そこで、ブラウザを起動していない場合にも「デスクトップと同様の機能を使うことを可能にするのが「Checker Plus for Gmail」だ。
この機能はGoogle Chromeの拡張機能(プラグイン)となるため、Google ChromeがインストールされているPCであれば、誰でも無償で使用することが可能だ。Gmailが独自に用意している機能ではないが、広く普及している使い勝手のよいプラグインなので、試してみる価値は十分にあるだろう。
では、詳しい導入手順を見ていこう。まずはGoogle Chromeを起動し、「Chrome ウェブストア」のWebサイトを開く。続いて、検索欄に「Checker Plus for Gmail」と入力してキーワード検索を行う。
検索結果の一覧が表示されるので、この中から「Checker Plus for Gmail」を探し出し、その右端にある「+CHROMEに追加」ボタンをクリックする。
すると、確認画面(以下の左側の画面)が表示される。ここで「追加」ボタンをクリックすると「Checker Plus for Gmail」の追加インストールが実行される。
以上で「Checker Plus for Gmail」の追加インストールは完了。続いては、新着メールの通知に関する設定を行っていこう。
Google Chromeに「Checker Plus for Gmail」を追加すると、アドレス欄の右側に「メール」のアイコンが表示されるようになる。このアイコンをクリックし、「オプション」ボタンから「オプション」を選択すると、「Checker Plus for Gmail」の設定画面を呼び出すことができる。
新着メールの通知に関する設定は「通知」タブで指定する。「Checker Plus for Gmail」には2種類の通知方法が用意されている。「Rich notification」を選択した場合は、通知を表示する時間を3~25秒の間で指定することが可能だ。
一方、「テキスト通知ウィンドウ」を選択した場合は、通知を表示する時間を3秒~5時間の間で指定できる。また、ここで「決してしない」を指定すると、確認するまで通知の表示し続けることが可能となる。
また、Google Chromeを終了しても新着メールを通知させるには、「Google Chromeを閉じてもバックグラウンドで実行します」をチェックしておく必要がある。
以上が、通知に関する最も基本的な設定内容となる。このほかにも「通知音を鳴らす」などの設定項目が用意されているので、好みに応じて設定をカスタマイズしておくとよいだろう。
なお、「Checker Plus for Gmail」を使って新着メールの通知を受け取る場合は、Gmailに用意されている「デスクトップ通知」をOFFに設定しておくのが基本となる。この操作を忘れると、「デスクトップ通知」と「Checker Plus for Gmail」の両方から二重に通知を受け取ることになってしまう。前回の連載を参考に、Gmailの設定も確認していただきたい。
続いては、新着メールが届いた際に、どのように通知されるかを紹介しておこう。もちろん、ブラウザ(Google Chrome)を終了している状態でも通知を受け取ることが可能だ。
通知方法に「Rich notification」を選択した場合は、以下の図のような通知がデスクトップの右下に表示される。「相手の名前」「件名」「メールの本文」が表示され、さらにメールを既読にしたり、削除したりする項目も表示される。
一方、通知方法に「テキスト通知ウィンドウ」を選択した場合は、「相手の名前」「件名」「メールの本文」だけが表示される仕組みになっている。
いずれの場合も、通知領域内にある「メール」のアイコンをクリックすると、自動的にGoogle Chromeが起動し、Gmailでメールの内容を閲覧することが可能となる。
このように、「Checker Plus for Gmail」を使用すると、ブラウザを終了している状態でも新着メールの通知を受け取れるようになる。通知機能のほかにもさまざまな機能が用意されているので、使い方を研究してみるとよいだろう。より便利な環境でGmailを使えるようになるはずだ。
最後に、「Checker Plus for Gmail」の使用を中止する場合の操作手順を紹介しておこう。Google Chromeの拡張機能(プラグイン)の管理は、「Google Chromeの設定」ボタンをクリックし、「その他のツール」→「拡張機能」から行える。
すると、Google Chromeにインストールされている拡張機能が一覧表示される。拡張機能の使用を中止する時は、「有効」のチェックを外して拡張機能を無効にすればよい。また、「ゴミ箱」のアイコンをクリックして拡張機能を削除(アンインストール)することも可能だ。
「Checker Plus for Gmail」が不要になった時の操作手順として、念のため覚えておくとよいだろう。
インデックス
連載目次第27回 | 「Checker Plus for Gmail」で新着メールを通知 |
---|---|
第26回 | 「デスクトップ通知」で新規メールを即座に確認 |
第25回 | よく使う文章を「定型文」として登録して入力の手間を減らす |
第24回 | 「署名」を登録して自分の連絡先を自動挿入する |
第23回 | 返信メールにおける宛先と件名の変更 |
第22回 | 連絡先グループの活用 |
第21回 | 「連絡先」と「コンタクト」の管理画面を使いこなそう |
第20回 | 連絡先の作成と編集を行う方法 |
第19回 | 自動登録は無効にできる! 連絡先の使い方あれこれ |
第18回 | 使い方を誤ると危険!? 「全員に返信」とTo/Cc/Bccの指定 |
第17回 | 長々と続くスレッドはミュートで対応しよう |
第16回 | スレッド内メールの削除とスレッド表示の無効化 |
第15回 | 意外と知らない受信メールの引用とテキスト形式の指定 |
第14回 | メールの返信とスレッド |
第13回 | わかりづらい機能「アーカイブ」を理解する |
第12回 | 不要なラベルの削除と「ラベルなし」メールの検索 |
第11回 | 自作ラベルの並べ替え |
第10回 | 自作ラベルに色を付ける |
第9回 | 一覧に表示するラベルの指定 |
第8回 | 階層を指定してラベルを作成 |
第7回 | 「スター」の種類を増やしてメールの重要度を一目でわかるようにする |
第6回 | 重要なメールを「スター」で区別する |
第5回 | メールの削除と「ゴミ箱」からの救出 |
第4回 | Gmailにおけるラベル分類の仕組み |
第3回 | 「受信トレイ」のラベルの使い方 |
第2回 | ラベル指定によるメールの分類(2) |
第1回 | ラベル指定によるメールの分類(1) |
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