グッと!地球便【カンボジアのゴミ山で暮らす人々の為に奮闘する息子へ】 2015.11.08


果たして月は姿を見せるんでしょうか?露天風呂まで行きましたか。
はい。
あの先生が入るの?どうなんでしょう?それは誰か女子連れてったほうが…番組的には。
そう思いますごきげんようまた次回。
(山口)今回の『グッと!地球便』は福岡県とカンボジアをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は東南アジアに位置するカンボジア王国
世界遺産アンコールワットなどの遺跡群を擁し年間450万人以上の外国人が訪れる観光都市シェムリアップ
ここにカンボジアの未来のためある問題に取り組む1人の若者がいます
実はカンボジアではゴミの処理施設が整っておらず観光地から一歩離れた村には巨大なゴミ山が…
地元の村ではそのゴミを拾い生計を立てる人さえいるのです
ガラスや注射針が溢れる危険なゴミの中で暮らす人々
その未来のため働ける場所と教育を受ける場所を作りたいと19歳で海を渡った息子に両親は…
思うようにいかない状況に悩みながらもこの国が抱える問題に取り組む息子に両親が届ける想いとは…

(母)はい。
こんにちは!どうもお世話になります。
山口と申します。
どうもよろしくお願いします。
お世話になりますきょうは。
お願いします。
(父)よろしくお願いします。
お願いします。
あの〜拓弥さんがカンボジアでボランティアをなさってるとお聞きしたんですけども。
そうですね元々ボランティアから始めてっていう形で。
あそうですか。
まあ最初は行って現地で本当にそこで定着してやるには大変だっていうのを直に実感して帰ってくればそれで終わりかなと思ったんですけれど。
逆にひかれてしまったのかそこに行ってずっとやりたいんだと。
当然反対しました。
あっそうなった時は。
はい反対しました。
ただ決意だけは固いのでそこで1つだけガッと通してくるんですよ。
情熱1本で。
情熱で通してきちゃうから。
俺はやるんだと。
行くんだ!というのがすごく心配ではありましたね。
非常に心配なところだと思いますけれどもね。
差しつかえなければ医療職っていうのはどういう事なさってる?我々あの…看護職で。
あっそうですか。
元々救命救急センターにいて。
お父さんとお母さん。
お2人とも?
(2人)はい。
そうなんですか。
その向こうでの収入とかっていうのはどうされてるんですか?生活の…。
何でお金を稼ぐのかってちょっとわからない。
そうですね。
住んでるとことかどういうとこ住んでるっていうのご存じですか?いえいえ…全く知らない。
それもわからないですか。
わかりました。
見てみましょうかね。
いきましょう。
拓弥さんカンボジアです。
グッと!
距離にして…
首都プノンペンの北西300kmに位置するシェムリアップは世界遺産アンコール遺跡で知られる有数の観光都市
ホテルやレストランが軒を連ねる街は成長を続ける観光産業の恩恵を受けて好景気に沸いています
街の中心地から車で30分。
拓弥さんのいる村へ
(スタッフ)確かこの辺なんですけども。
あれでしょうか?
(スタッフ)山勢さん?
(拓弥さん)こんにちは山勢です。
(スタッフ)よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(スタッフ)『グッと!地球便』です。
日本のご両親に頼まれてやってまいりました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
のどかな田園風景が広がる…
人口1000人ほどの小さな村で農業が主な産業ですが近年田んぼがあるものに侵食されて村の姿は大きく変貌したと言います
田園地帯を遮るトタンの壁
その向こうにあったのはゴミ集積場
シェムリアップのほとんどすべてのゴミがここに廃棄されているのです
カンボジアはゴミ処理施設が徹底的に不足しておりゴミの山は年々巨大化
今では村人の多くはゴミ山の近くで暮らしながら集めたビンや缶を売って生計を立てています
注射針などの医療廃棄物も多くまた悪臭や大量のハエ汚水など環境にも悪影響を及ぼしているのです
そんな村に新たな産業を作り村人の助けになればと拓弥さんは2年前NGO団体を設立しました
こんにちは。
こんにちは。
村にはバナナが自生しておりかつアフリカでの成功例もあると聞き拓弥さんはこの村の新たな産業にしようと考えたのです
へぇいいじゃないですかこれ可愛い。
この村にゴミ山があってですねその…。
バナナの茎は収穫が終わるとこれまではただ刈り取られ捨てられていたそうです
最初これぐらいまで細かくしてこっち繊維で固いんですけどこっちに柔らかい繊維があって今この柔らかい繊維を取り出してるとこですね。
元々ゴミ山にいた彼女達
手にするお金はゴミ拾いよりも減るのですが安全な仕事で安定した給料がもらえるためここで働いていると言います
従業員は5人
彼女達の家族は今もゴミ山に通っています
今年から始めたバナナペーパー作り
今では従業員だけで作業ができるようになりました
えっこれが紙になるんですか。
19歳の時旅行でカンボジアを訪れた拓弥さん
その時目にした光景が彼の人生を大きく変えました
そん時たまたま見たのが…。
その子達を見て何かこの子達の…。
帰国後両親の反対を押し切り大学を休学してカンボジアへ
本格的に活動を始めるため2年前大学を中退しNGOを立ち上げたのです
この日日本から2人の大学生が訪ねてきました
拓弥さんの活動に興味を持ち実際に現地を見てみたいとやって来たのです
こうした人は老若男女を問わず週に1組程度あるそうで自分達の活動を知ってもらうことも兼ねシェムリアップを案内しています
拓弥さんの生活費や活動資金の一部はこうしたガイドの仕事で賄っているのです
毛を出す感じ…。
・あ〜つぶして…・つぶしてこう毛を出す感じ。
叩いて…。
煮込んだバナナの茎を繊維が柔らかくなるまで叩き続けさらにそれを細かく切ったものを水に溶かしすいていきます
丸一日乾燥させればバナナペーパーの完成
そういう外国人マーケットもそうですけどこっちの…。
現在バナナペーパーはイラストなどを加えポストカードにして土産物店で販売
月産600枚ほどでなんとか従業員の給料を払うことができるようになりました
午後拓弥さんは日本の学生を村のゴミ山へ案内しました
マスクとかもしてないですもんねぇ。
それは市内で…。
40〜60ドルぐらい…。
80ぐらい?え〜市内と変わらんねや。
変わんないんだ。
ゴミ山をあさるほうが農業をするよりも現金収入が多い
それがアンルンピー村の現実なのです
村の子ども達のために拓弥さんのNGOが取り組むもう1つの活動があります
「1英語が嫌いですから」…。
拓弥さんのNGOが取り組むもう1つの活動が日本語学校
無料で日本語を学べ拓弥さんも週に3回ほど教えています
じゃあ今日はこのプリントで授業しようと思います。
カンボジア人のキム先生の給料も拓弥さんがガイドの仕事で得た収入で賄っています
この学校が設立された目的はゴミ山でその日暮らしをする子ども達が5年後10年後の将来ここを出て生きられるようにすること
「わたしはアランです」。
しかし子ども達は公立の学校にも通い家の手伝いもあるためこの日本語学校に通うことは簡単ではありません
当初100人だった生徒は今では30人ほどに減ってしまったそうです
まだまだだなと思いますね。
この日土産物店が立ち並ぶオールドマーケットへ納品にやって来た拓弥さん
現在バナナペーパーを扱っているのは日本人が経営する土産物店やホテルの飲食店など合計7軒
拓弥さんが飛び込み営業で増やしてきました
はい。
そうなんですよだからあのよかったと思って…。
(店員)これだけなんですホントにこれだけなんです。
多いほうがいいですね。
分かりました。
はいありがとうございます。
うれしいです。
拓弥さんの自宅はシェムリアップの中心地にあります
(スタッフ)おはようございます。
こちらが…。
はい僕の家です。
どうぞ。
(スタッフ)これワンルーム?ワンルームですね。
(スタッフ)へ〜エアコンは?エアコンは無いです。
(スタッフ)今ここでお1人でお住まいなんですか?今ちょっと彼女も遊びに来てるんですけど…。
(スタッフ)えいいんですか?
(カンニャさん)こんにちは〜。
(スタッフ)え〜っとどちらの方ですか?カンボジア人の彼女です。
(スタッフ)どれぐらいですかお付き合いされて?もう1年半ぐらいですかね。
そうですね。
ここに日本語の教科書と…。
カンボジアに渡って3年。
うまくいかない状況に自分の力の限界を感じた拓弥さん
なんとか糸口を掴みたいとの思いから経営学を1から学ぶことに決めたのです
翌朝キム先生に突然呼び出された拓弥さん
日本語教師を辞めたいとの申し出でした
翌朝キム先生に突然呼び出された拓弥さん
日本語教師を辞めたいとの申し出でした
…っていう事がかなりの期間あって。
う〜ん…。
お母さんいかがでしたか?VTRご覧になって。
実際はじめて見る光景もたくさんあったと思いますが。
やっている仕事自体は厳しい状況なんだなというのは初めて知りました。
多分私があの年代では絶対できないですね。
1から作っていくっていうのがしかもいろんな環境が限られてる中でやるっていうのはそこはすごい褒めてあげたいところですね。
最後にあったようにちょっと空回りしているうまく両立できないっていうところは本人も限界感じて何かもうちょっとステップアップしてやらなきゃいけないのかなっていうそこらへんの迷いっていうのがあるように思いましたね。
お子さん時はどういう子だったんですか?拓弥さん。
頑固はず〜っと頑固で。
赤ちゃんの時から…。
自分がこうだと思ったら…。
自分がこうだと思ったことは絶対に親が取ろうが何しようが。
ご兄弟の中でも?
(母)はい…。
そこは極めてましたうん。
(母)あとは優しいです。
何かが起こっているなっていうことを察するみたいなところはあったかなと思います。
頼もしい。
でそういうのがずっとやっぱあるんですよね根本にね。
わかりました。
この後お届けものをさせていただいてるところをまた引き続きご覧頂きたいと思います。
拓弥さんカンボジア。
グッと!
日本語学校のキム先生から教師を辞めたいとの申し出を受けた拓弥さん
この日拓弥さんは村の生徒を訪ねることにしました
チアさんとソリーくんはクラスの中でも年長で中心的な存在です
こんにちは。
生徒たちはその後話し合いキム先生に手紙を書くことにしたそうです
そういうこともあるので現実と理想は…。
19歳でカンボジアへ渡って3年
理想と現実のギャップの中でもがきながら村人たちの未来のため奮闘している拓弥さんに日本の両親から届けものです
(スタッフ)お渡しします…。
え?えっ?何すかこれ。
え?えっ?何すかこれ。
おぉ〜なるほど。
届けものは災害用の救急セット
共に看護師だった両親が危険と隣り合わせの場所で活動を続ける息子の助けになればと送ったものです
へぇ〜。
まあゴミ山の人たちに手当てしてあげてってことじゃないですかね。
添えられていた手紙には両親の想いが綴られていました
これだけもう応援してもらってるので僕がしたいことを応援してもらってるのでこれ以上のものはないというか。
一番力強い…。
味方でいてくれてるので。
まあ今後も…。
活動は続けていきたいと思ってます。
ん〜やってることは違うけど人の為にっていう思いは同じことやってらっしゃるんですよね?そうですねはい。
もともとの生活習慣文化が違うわけですから拓が思っているようなことをそのままやれると思ってはいけないと。
そこはこの3年間やってきて自分でも感じてるとこだと思いますので。
現地の人が自分で考えて現地が花開くような形っていうものをお手伝いさせていただければそれでいいんじゃないのかなと。
どこで諦めて帰ってくるかわかんないですけどそれまではとにかくやってこいっていう「生きて帰ってきなさい」という気持ちですね。
なるほどね〜。

(国生)高見さん初めて?
(高見)私はね何回か来てるんだけれども出雲大社。
きました!2015/11/08(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【カンボジアのゴミ山で暮らす人々の為に奮闘する息子へ】[字]

海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽ゴミ山で暮らす人々のため産業を興そうと19歳でカンボジアに渡った青年▽壁にぶつかりながら奮闘する息子に両親から届けもの

詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ

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日本語ステレオ
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