FOOT×BRAIN【五郎丸歩登場!!“ヒーロー”の本音をすべて聞く!】 2015.11.07


ワールドカップでの歴史的な3勝は奇跡でなく…
見参!
いちばんのキーですね。
あそこで自分がルーティンをまったく持ってなかったらどうなってたんだろうって…。
サッカーそして…
うまくいってるのに…。
五郎丸が
この男かなり…
では今夜のブレインお呼びしましょう。
なんと!この方です!
本日のブレインは…
名キッカーであり…
どういうタイプなんですか?僕ですか?本日のテーマはこちらです。
ラグビー日本代表五郎丸選手に聞く…。
聞きたいですねこれは。
そうですね。
過去7大会のワールドカップでわずか1勝だった日本代表がいかにして世界との力の差を縮めたのか
彼が経験から学んだ大事なものとは…。
のっけから五郎丸が…
こんなに距離が縮まると思いました?まあそれだけのトレーニングはしてましたね。
4年前と比べて日本代表がいちばん変わったところってどんなところですか?やっぱプライドを持ったことですかね。
ワールドカップのいちばん最後のアメリカ戦でしたけど。
そこでエディーさんは涙ぐみながらお前らに俺はプライドを持ってほしかった。
みたいな。
ってことは言ってて。
それ前にもなんか記事で見たことがあるんですよ。
プライドを持たせたいって。
僕は日本で生まれて日本人としてずっとここで育ってきて。
日本人のプライドが持ててないっていうそのコメントがすごい頭にきて。
でもほんとにみんな…。
世界との距離を縮めるため…
世界に打ち勝った
まずは五郎丸が日本のラグビー界に一躍名乗りを上げた高校時代。
実はここにアスリートとしての重要なポイントがある。
それが…
佐賀工業に入ってくるラグビー選手って結構他競技の方が多くて。
野球してたりサッカーしてたり陸上してたり…いろんな選手がいるんで。
まずはほんとにパスのほうり方から走り方から。
基礎ばっかりやってましたね。
基本さえできとけばこれから大学社会人ってなったときに必ず花咲くからっていう考えですね。
先日日本のサッカーの父といわれたデットマールクラマーさんってドイツ人の方が亡くなって。
最初に日本代表の選手たちに最初にやらせた練習がサイドキックだったっていういちばん基礎の。
それでみんなちゃんと練習するようなったっていう。
それがしっかりしてないと次の応用にはいけないですからね。
すごく大事だと思いますよやっぱりその基礎っていうのは。
当たり前のことを当たり前にしたらトライが取れるっていうものなんで国際試合に出れば出るほど基礎の重要性というか。
そこで感じたことが…
恐怖?そのときはラインが細かったんで。
海外の選手とか18歳19歳でプロに入ってあのでかいこれが19歳みたいな感じです。
もうコンタクトするの怖くてしようがなかったですね。
高校のときはどのくらいだったんですか体重は。
80kgくらいですかね。
今は100?今は100ですね。
20kgはでかいですね。
20kgでかいですね。
世界を意識した五郎丸が…
カリスマといわれる
そして清宮の直々の指名で後を引き継いだ
特に中竹は
それが…
以前番組でもその指導法に迫った
ような概念。
メンバーとかフォロワーがどうやって組織を動かしていくかという考え方ですね。
今の自分たちのこの20分がどうだったかっていうことを自分たちで話し合うチームトークという言葉を作って選手たちに考えてもらったと。
それが浸透するまで…。
これ五郎丸さんは死ねとかバカとか…。
いや僕はいちばん…。
違います。
僕はいちばんについていきましたね。
どんな監督でしたか?中竹さんの場合はチーム中心にいてみんなを運ぶって感じですね。
清宮さんは…。
どちらのほうがチームの仕上がりが早くなっていくとかそういうのは感じられたことありますか?清宮さんのほうがラクです。
何もしなくてついていけばいいんで。
ただ清宮さんの場合は選手はあまり考えないですね。
文化としてあんまり残らないですね。
中竹さんの場合は選手がみんなで意見を出し合っていい方向に進めていってくれるんで必勝法というか理論がチームに残りますね。
選手も監督目線みたいな見かたができるようになったりとか。
監督とぶつかるみたいなことはないんですか?ありますあります。
清宮さんのほうが怖いんでちょっとおとなしめにはいきますけど。
しっかりとした答えが返ってくるまではしゃべらせてもらえますけどね。
あんまり感情的になって口論になるような感じではないんですか?口論にはならないですよ。
オフト監督の胸ぐらつかむとかそういうことはないんですか?そういうのはないですね。
(笑い声)胸ぐらなんかつかんでないですよ。
では続いて五郎丸選手にお聞きしたいテーマはこちら。
ラグビー日本代表はワールドカップ4試合のなかでも特に世界に衝撃を与えたのが初戦の南アフリカ戦でした。
奇跡の勝利とも言われましたが五郎丸選手はあの勝利どう受け止めていますか?ラグビーに奇跡はないんで。
世界一タフな南アフリカ。
この選手たちに…。
いちばんのキーですね。
2012年にヘッドコーチに就任した
筋力をつけても日本人の持ち味スピードが落ちないように強化をはかった。
五郎丸もその効果を実感
やっぱり世界一タフな練習をするだけあって…。
動きとかってのは何か変わりました?体は大きくなりましたけど走力は変わらなかったですね。
スピードは変わらない?スピード変わらないです。
やっぱりフィジカルから逃げてしまうとどうしてもやっぱり戦えないですよねラグビーもサッカーもそうだと思うんですけど。
しっかり摂取していいトレーニングしていけば体は必ず大きくなりますね。
いかがですか?今の日本人は小さいっていうのを打破しなきゃいけないっていう。
やっぱサッカーでもずっと日本人はそんなに大きくないしスペインの選手と同じようにパスを重視してみたいなことになってるじゃないですかこうやってお話を聞くと。
でも実際はスペインも南米の選手も下半身ボンッて太いですよ体幹も違うしそこは気づかなきゃいけないんですよねほんとに。
更に厳しく見ていく必要あるかなっていう感じしますね。
エディーヘッドコーチはもちろんタフな練習を我々に要求してきますけども8割9割くらいのとこで止めるんですよね。
もう限界っていうところのちょっと手前で止めるんです。
そしたらまた明日もやんなくちゃいけないじゃないですか。
もう限界ってなったらもうなんかもうやりたくないってなるんですけど。
止められるとまたやりたくなるんですか?いややりたくなることはないですけどまだいけるんじゃないみたいな明日もみたいな。
日本で言ったら結構きれいな練習というか成功するためにはこうだよねみたいなきれいに練習が終わるじゃないですか。
日本代表の場合は全然違ってわざとミスをさせるようなトリックをいろんなとこにかけるんです。
例えばラグビーボールでラグビーをするんじゃなくてサッカーボールをせっけん水につけてわざと滑りやすい状態でやったりだとか。
こううまくいってるのにいきなり監督がキレ始めたりだとか。
へ〜。
まあゲームと同じシチュエーションですよね。
ミスが続いて続いてパニックになった状態を選手がどう打破するか?これが練習のなかで常に組み込まれてます。
ほうおもしろい…。
すべて想定内にしとくってことですよね?そうですね。
試合のときにまさかがおきないようにしとくということですよね。
基本的にパニックをおこすっていうのは情報量をこえるってことですからどんだけ情報をためるってことですからね。
ミスがずっと続いてたときにある日突然卵をいっぱい持ってきてとってみろみたいな感じでぶん投げられました。
シュってとらないともうベチャベチャですよね。
生卵ですか?生卵です。
へ〜。
まあやっぱりワールドカップ行って戦うなかであそこで自分がルーティンまったく持ってなかったらどうなってたんだろうって思いましたねほんとに。
あのポーズをいちばん初めにやったときの周りの反応ってどんなものでしたか?いや…。
海外行ったらもう…。
へ〜。
ヘンテコって言い方はあれですけど。
手こんなになってたりとかいろんなポーズの人がいます。
でもそれはその人のタイミングであったりとか自分のポーズなので。
それでメンタルが落ち着いてね蹴られるんであれば全然いい。
実はあのルーティンもメンタルトレーナーが代表チームに導入されたことがきっかけ。
しかし…
まあ僕やっぱりメンタルトレーナーっていう肩書がしっくりこなかった。
メンタルって見えないモノと戦うっていうイメージだったから。
もう最初からシャットダウンだったんです僕。
無理ですと。
へ〜。
まあでも話していけば…実際にやっぱり自分が感覚でやってしまってるものを実際字におこして感覚じゃなくて自分のものにしなさいっていうような。
自分がコントロールできるところでメンタルにアプローチしていくっていう方法だったんですね。
だからすごいすんなりスッキリきて。
メソッドを作るってことですからね。
自分のやってることをちゃんと方法論にするっていう。
メンタルとかプレッシャーとかっていうのをあんまり理解せずに大人って結構発信してしまうじゃないですか。
やっぱり子供のときにそういったインパクトを持ってしまうとず〜っと間違った知識のもとで生きていくから。
大舞台に立てばイコールプレッシャーかかるんだとか。
だから僕らとかは正しい知識をメディアさん通じて皆さんに…。
自主性っていうのが日本のスポーツには欠けてるのかなと。
つくづく思いましたね。
監督が言うのを待ってる自分たちがいて自分たちがどうしてほしいっていうのを伝えることができなかったですね最初。
うん。
小さいときから監督だったりコーチっていうのがすべてでそこに対して意見を言うことはイコール文句を言ってるっていうようなとられ方をするんでそういった環境っていうのはあんまりよくないのかなと。
海外でプレーしたりするとつくづく思いますね。
選手よりもハードワークしてます。
僕ら5時から朝練を行うときありますけどもその時にはすでに汗を流してますね。
エディーさん。
監督が?監督がもう自ら。
それは何のためにですか?やっぱり指揮官としてまずは態度で示すっていう。
ついて行こうっていう気になりますよね。
(笑い声)一瞬ですね。
おっと思いますね。
頭のいい監督ですね。
めちゃくちゃ頭いいですね。
すべてコントロールしてますね自分のところで。
ラグビー人気継続そして…
ラグビー界として今後どう取り組んでいくかっていうことをマネージメントサイドがしっかりとコントロールしてほしい部分ではありますけど。
ラグビーだけじゃなくてスポーツ全体の問題ですね。
海外とか行くとシーズンによって例えば冬はラグビーやってシーズンまた冬終わったらサッカーやってっていう子供が何種目もスポーツを選択できるシステムっていうのがありますけどもやっぱり日本っていうのはラグビーやったらラグビーしかできないっていうような子供の可能性をちょっと潰してしまってるかなっていうところはありますよね。
ブラジルとかのスポーツクラブ行くともう子供からおじいちゃんおばあちゃんまでみんなが同じエンブレムのTシャツを着て水泳やったりバスケやったり卓球やったりフットサルやったりサッカーやったりって自由にやってるんですよね。
あれはほんとにうらやましいなっていう。
ほんとに海外に学ばなくちゃいけないとこたくさんあると思いますけど。
まあでも楽しみですよね。
そうですね。
変化をこれからできるっていう将来的に見れば楽しみがいっぱいありますよね日本っていうのはね。
ゼロからスタートお願いします。
ハテナばっかりじゃないですか。
北澤以来じゃねえかこんなの!まあちょっとまだワールドカップ終わったばっかりで気持の整理もついてませんし。
まずはやっぱりトップリーグで優勝するっていうこう短いビジョンで。
実はこの未来予想図にも前回の監督されてたジョンカーワンヘッドコーチのミーティングのときに言われた言葉なんですけど。
あんまりパフォーマンスがよくなくてホワイトボードに過去と今と未来と書いてあって過去から「まずお前は過去を変えられることができるか?」って言われました。
それはできませんと。
じゃあお前「未来変えることできるか?」って言われてはいって答えたらノーって言われたんですよ。
「お前が変えなくちゃいけないのは今なんだ」って言って。
「今を変えないと未来も変わらないしあんまり先を見ずにお前はまず今の時間を大切にしろ」と。
それはすごい胸に刺さりましたね。
もちろんビジョン持つことは大事ですけど結局は目の前のことの積み重ねが将来の自分の夢だったり成功につながるのかなっていうのは感じますね。
海外の小説でも『BEHERENOW』っていうのがあって今を生きるっていう大事なことですもんね。
今ですもんね本当に。
そうですね。
それであのフリップだったんですね。
なるほど。
気づいた。
気づきました。
そこにつながるわけですね。
今日11月7日は…。
イタリアといえば福田さんでしょう。
あぁ。
ロッシ。
もっと前じゃないですか?もっと前?71年前の今日1944年11月7日はイタリア代表歴代最多ゴール記録を持つルイジリーヴァが誕生した日です。
わかるかい!ちなみにラグビー日本代表の歴代最多得点記録保持者は本日のブレイン五郎丸歩選手です。
よっ!
(拍手)六本木だ。
六本木。
2015/11/07(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT×BRAIN【五郎丸歩登場!!“ヒーロー”の本音をすべて聞く!】[字]

押しも押されもせぬ日本スポーツ界の“ヒーロー”となったラグビーW杯代表の五郎丸歩が満を持して番組に登場!ラグビーは当然としてサッカーと日本のスポーツに提言です!!

詳細情報
番組内容
“彼”の本音をこれまでどれくらい聞いただろうか?本当に聞きたいことを聞きたい…。一躍日本スポーツ界の“ヒーロー”となった五郎丸歩に聞きたいことをすべて聞く!エディー・ジョーンズ監督や清宮監督をはじめ理想の指導者論、そして何より世界で勝つために彼らが過ごした4年間をサッカーに投影できないか?この難しい投げかけにも五郎丸歩は真摯に語る!その先には日本人、そして日本スポーツ界への愛と提言も!必見です!
出演者
【司会】
勝村政信、皆藤愛子
【ゲスト】
五郎丸歩(ラグビー日本代表、ヤマハ発動機ジュビロ)
【解説】
都並敏史、福田正博(ともに元日本代表)
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