台北=鵜飼啓、北京=林望
2015年11月9日20時39分
台湾の馬英九(マーインチウ)総統が、シンガポールで7日に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談した際、中国に台湾対岸のミサイル撤去などを強く求めていなかったことが分かった。行政院大陸委員会が9日、非公開部分の発言を公表した。台湾での会談の評価は割れているが、批判が強まる可能性がある。
1949年の分断以来初となった首脳会談は冒頭発言が報道陣に公開された後、非公開で行われた。
公表された発言によると、馬氏はミサイルや台湾侵攻を想定した軍事演習をめぐり、「野党が両岸(中台)関係を批判する際の口実に使われる。機会があれば善意ある具体的行動を取っていただけないか」と述べていた。総統として軍を統帥する立場だが、自身は問題視していないと受け止められかねない内容だ。
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朝日新聞国際報道部
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