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シリウス先生の最強受験ブログ

最速でセンター古文を解けるようにする勉強法

この記事は7分で読めます

最速で点数が取れる古文の考え方を一緒に勉強してもらおうと思ってます。

もちろん秋にこの記事に行き着いてそれから大急ぎで古文をなんとかしよう、と虫のいい考えをしてる人にも役に立つようにしてみるつもりです。

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ちなみに私は古文の専門家でも何でもありません。古文自体の研究などには携わったこともありませんし、大体、そういうことに全く無関心だったりします。ぶっちゃけ古文は好きではありません。面白みを感じないからキライですね

そんなやつに着いていく基板ないぞ!という人は、こんな記事読まなくていいですよ。自分の理想とするスタイルで、頑張って勉強してもらえれはかまいませんので。

対象は・・・ちんぷんかんぷん、模試では点が取れない、センター試験に歯がたたない、早稲田大学になると歯がたたない、かといってどうやって勉強したらいいのか分からない、という救われることのない古文難民たちです。

そんな人をなんとかして救いたいと思い、古文の先生でない立場の人があえて最速で解けるように導いてみようとする企画です!点数が取れるようになるのに無駄が無い最速の手順で説明していきますね!!

ちなみに私の戦闘力は・・・古文を今まで000題は解いてきてセンターや早稲田程度なら五分かからないくらいでは解答出来ます。ごくマレに、早稲田での変な知識を問う問題で間違えたりしますヽ(‘ㅅ’;)ノ文が課されている全学部の20年分の去問をやって1問くらいですけどね。センターとかマーチレベルなら。さすがに間違えようがないですね。

ただし古文の先生みたいな 正確な知識と背景知識などを駆使して問題を解いてるわけではありませんので学問的にどうなのかなぁ?というレベルの解説です。よって正確に全文訳をひとつひとつ細かにやって入試でもそういうやり方で取れるようにする、という大いなる勇者には受け入れられない考え方が多いと思いますのでこの関連の記事をお読み下さるのは辞めにしといてね。

あくまで勉強時間を極力省いてかなりの手抜きで満点(近く)を取れるようにしたい、という大いなる野望(?!)を持った人だけがお読みになって実行されたらと思っています。多くの問題と接してきてふるいにかけてきた考え方ですので、それをどう捉えるかは皆さん次第ということにしておきますね。それでは早速、初の提案からまいりましょう!

単語は3日で200個を

まずは基礎語200個ほどを三日でおよそのベクトルをつかめるようにする!!

名詞と副詞的な単語以外はアバウトにあおよそのイメージだけ覚える!

→細かい違いは後回し!!

→単語の意味を直接聞く試験は少なく、雰囲気つまりベクトルさえ捉えておけば読解はさして困りませんよ。

このくらいの語数を身につけておけば早稲田大学あたりでも、解く技術があればさほど困りませんので!!

単語を完全に覚えないと読解を始めれないという無駄な恐怖心が古文を遠ざけてしまいます!さらに単語の勉強にあんまり時間が費 やせないですので、ちまちまやってると、覚えて忘れてを漠然と繰り返し、そのうちやらなくなります(笑)

そうならないために、3日でめ込むのです!ちょっと気合入れたら終われますし、3日なら頑張れる でしょ?

そして完全におぼえれてなくても、読解段階でも必要な単語ならよく見かけますので、その都度単語集をチェックしとけば
勝手に覚えてしまいます!

古文ごときにプレッシャーを感じてはいけません!まずはその恐怖心みたいなものを払拭しましょう!

ということで3日だけ単語200個勉強に時間を取ってくださいね!

敬語

単語ちゃんと覚えてくれた?

 

古文単語を覚えるだけでも苦手意識の少しは払拭できるもんやから最初の試練として乗り越えてや!200個くらいなんやからちょいとした根性と気合いでなんとかなるぜ!!英単語が覚えれるなら古文単語は雰囲気がつかみやすい分、さらに覚え安かったりするから頑張ってくれや!!

次は解くのに対に必要な最低限の知識を詰め込んでしまおう!!

まずは敬語やな!!

難しいことはいらんからまずは下の区別を覚えてや!!

  • 尊敬語・・・主語がエライお方やねん!
  • 謙譲語・・・相手がエライお方やねん!
  • 丁寧語・・・読者、会話相手に愛想よくしてる

以上やけど、覚えれた??→こんなところは丸覚えでよろしい!!

次に、どんな単語が、上のカテゴリーにあるのか、覚えてないとアカンねんで

尊敬語(の補助動詞)(~なさる、お~なる)

  • 給ふ(基本的に意味はない、動詞にひっつくだけやからな)
  • ぼす(→思う)
  • おはす(→来る、いる)
  • のたまふ(→言う)
  • せ給ふ/させ給ふ
    →ほとんどが、尊敬の最高レベル
    →たまに、使役(〜させる)+尊敬、のことあり

 →これらが頻繁に出るから先に覚えてや!あとの残りは、敬語表なんかで、ぼちぼち覚えていったらよろしー

謙譲語(の補助動詞)(~申し上げる)

  • 申す/奉る(→基本的に意味はない、動詞にひっつくだけやからな)
  • 聞こゆ(聞こえ)(→言う)
    →聞こす(→聞く)は、尊敬やからな!
  • まかる(まかづ)(→エライ人のところから退出する)
  • まいる(参る)(→エライ人のところへ参上する)
  • 啓す/奏す(→帝レベルの人に、言う)

→とりあえず、こんくらいをまず覚えててや!

丁寧語(の補助動詞)(~です、~ます)

  • 侍り、候ふ

上のモノの中には例外もあるんやけどそんなのは後回しやで!!カチっと上のことが自然になってきて当たり前な反応になってからそんなのは押さえたらええねん。

ちなみに

  • 給ふ
    ・・・紙の中で下二段(給ふ、みたいな活用してまっせ)で使われたら謙譲語
  • 侍り、候ふ・・・たまに謙譲語の普通
    (→そばにいる、仕える)

と変わることもあるくらいは知っておいて損はせえへんよ!

使われ方

じゃあ、ちょい使われ方を見てみよーや!

  • A、Bに文書き奉る→Aがカス、Bがエライ
  • A、Bに文書き給ふ。→Aがエライ、Bがカス
  • A、Bに文書き奉り給ふ。→AもBもエライ(謙譲語+尊敬語の順に並ぶ)
  • A、Bに文書き奉り給ひ侍る。→AもBもエライ、読者か相手に愛想まく
  • A、参る。→Aはカス 、エライ人のところに来た
  • A、参り給ふ。→Aはエライ、エライ人のところに来た

使われ方、理解できた???

語はどこで役に立つねん??

  • ①速読するときにスルーできたり、意味がわかる
  • ②主語や相手がエライと分かり、誰かが特定できることもある!
  • ③敬意の対象の問題が解ける
    (→これは本文での主語や相手がわからんと解けへんから、結局は簡単な文脈がわかってるかどうかやねんけどな)

源氏物語あたりやとエライやつばっかで、敬語が乱れ飛ぶから・・・そっとスルーしてやってください(笑)

自分で場面を頭に描いて、誰が誰に行動してるのか?えやんとアカンよ!

一口に敬語と言ってもけっこう覚えることがありますが、とりあえずを詰め込んで先に進むのがベターやと思うで!ごちゃごちゃ詰め込んで大切なことを忘れてしまうより、敬語の大原則とよく出る単語だけ押さえておけば基本的にはそれほど困ることはないからな!

余裕が出てきたら細かいことを覚えておくのもええし、時間がなかったら他のことを勉強しててくれたらええからね!

話の筋を捉えることが重要!

今回は古文のテストで最も大切な姿勢についてお話しますね。古文では話の筋をとらえることが何より大切なのです。細かい文法的な知識を処理することも設問がそこに付されてるなら大切ですが、それらよりも大切でそして大抵の人が出来てない文脈をとらえることこそ点数を大幅にアップさせることに真っ先に考えておかないといけないのです。

古文で点数が取れない受験生の入試会場での取り組みの中で陥りやすいワナとは・・・

  • ①全文を訳そうとして、一字一句を追いかけて、単語文法力を一つ一つに駆使して
  • ②分からないところでつまずき、無理やり話を作り
  • ③??のまま設問に勘でなんとなくで答える
  • ④結局話の内容は??ってなっていて
  • ⑤出来た感がない

って感じやないでしょうか??

実は、、、これらの流れは単語集である程度覚えて文法の識別問題までを頑張っていた人達こそがこぞってなぞってしまうパターンなのです。英語や数学が得意な人達の人数に比べると古文が得意な人達の人数は圧倒的に少ないのが現実です。

授業などもそれなりにあって古文の参考書や問題集も充実していて、それなのにこういう流れとなっていることに違和感を感じて欲しいのです。もちろん古文そのものに接してる時間が少ないことに起因してる部分もありますが、、、。何をやっても読めるようにはなかなかならないという点にあるのではないでしょうか?

古文の先生は言います。古文単語をたくさん正確に複数の意味をえて文法を識別出来るレベルにまでやりこんで品詞分解しながら徹底的に一つ一つ確実に全文訳してんでいき、当時の文化背景や古文常識を押さえていけば、入試当日には読めるようになっていて解けるようになっている。ただし慣れるまでにそれなりに時間がかかるからしっかり頑張っていこう!!とおっしゃります。

Σ\( ̄д ̄;)ォィォィどこにそんな勉強の時間があるんや?

それとセンター試験などの当日、難度が高く分量が多く時間が足りないという事実がありながら、速くとらえるやり方を提示してきてないのに・・・。あとは頑張って!って無責任やない??

受験生が知りたいのはそんな先生の今までの古文勉強で得た趣味的な豆知識なんかやなくて、ごく少ない知識で小学生でも取り組めるような簡単な方法で得点が取れるようになる読み方があるなら、それを教えてほしい!ということやないかな?

私個人としては趣味として古文は面白いとは思うけど、ぶっちゃけ受験生はたいていはこんな感じで思っていますよ!

ブログへの検索も夏過ぎたら「センター 古文」「古文 速読」「古文単語 暗記」「古文  センター 満点」・・・といったワードが検索ワードの上位10位を占めてますよ!「英語 速読」みたいなワードではたどり着いてないんですね。

「みんな古文の勉強をとても面倒に感じていますよ!そして勉強してもとても点数が取れるものには思えない。特にセンター試験では・・・(^_^;)」と思ってる受験生が国公立医学部を志望される人を含め後を絶たないように思います。なんとかしなきゃですね。センターはみんなが受験するんですから・・・。

というわけで僕なりの戦術をヒントとして与えていきながら、何としても古文で点数をとってき残ったる!!!という人達を応援しようとは思います。

ムダなことはムダと言います。そして必要なことは勉強してもらえるようにします。

内容を素早く概括すること!

内容をざっと取れるスピード感こそ入試、特にセンター試験では大切なのは前にも述べてみました!なぜか?問題文が異常に長い、ややこしい、しかも設問の選択肢も長い、、、ということに尽きます。

しかも

初見の本文

異常な緊張感

取れないとヤバイという焦り

制限時間の異常な短さ

とにかく、真面目に勉強してきた人ほど、全文訳を必死に試みて分からないところで勘を使い、読みの遅さにイライラしながら、見えにくい話の内容に頭がスパークしてしまい、、、、色んな意味でハマってしまう。最後には、、、、言えません(^_^;)それがセンター試験の古文というものです。

センターレベルで概括出来ないのに、よりヒントの少ない、国公立二次、早稲田や立命館の古文では、さらにさらに苦戦してしまいます。

他の教科で相当点数が稼げれば別ですが、国公立医学部みたいにセンターでしのぎを削る状況の中では古文を捨て科目にするわけにはいかないでしょう。早稲田大学でも古文がアウトだとおそらく不合格となります。

これはヤバイことですので早急に手を打たなくてはいけませんね(^_^;)

ということでここのテーマである、内容を素早く「概括」(→ここが一番大切!)するには??ということですが・・・

主語動作を表す語を追って細かいところは設問で必要なら追い直す!!これに尽きます。

つまり「誰が」「誰に」「どうした」だけ追って読み進めていくのです。

面倒な背景的な描写や人物の細かい描写、無駄な就職語句などは飛ばして下さい!!!!!!

さらに基本古文単語読める現代語だけに注目して、ややこしいところは飛ばして下さい。

→ここをきっちり割り切ってやっていかないと無駄な悩みが、流れの把握を阻害させてしまい、???という森へあなたを誘ってしまいます。

主語を捉える際

  • て/・・・前後で主語は変わりにくい
  • ば・・・前後で主語が変わりやすい

という、アンチョコなルールを使いながら(例外も多いですが、先を読めば、すぐに分かりますので、気にしすぎないこと!)

  • ず(ねど/ば  +名詞  ざり) 、まじ、で
    →打消

だけには気をつけて読み進めてください。それ以外の助動詞などは一旦無視していきます!→流れを掴むのに、ほとんど関係してきません。

接続語としては

  • ど、ども
    →逆接
    →内容の反転で、以下が重要であり、内容予測にも使える

を意識しておいてください。

最初のうちは本文に主語動作を表す語にマーカーで人物ごとに色を塗り分けして、先ほどの接続語にも〇などをつけてみて、主語の変化も確認しながら読み直してみてください!その際全文訳は大いに参考にしてもらってかまいませんよ!こうすることで内容がかなり把握しやすくなり、設問への対応もしやすくなることを実感してくださいね。

これで主語操作に納得のいかないところは、敬語の知識を使うことで解決することもあります。

まずは、自分で考えるのではなく解説や全文訳を参考にしながらこういうことが読解でまずは重要なのだ!と意識づけてくださいね!

内容を映像化させていくとより捉えやすくなることも付け加えておきますね。

古文への恐怖感はこういう練習を30長文くらいで行うことでだんだん払拭されていきます。はじめから(というより最後まで)全てを正確に捉えよう!と意気込んでしまっても、古文では何年かかっても不明な点が出てくる分、挫折感も出てくるものです。

古文の先生を目指したり古文を研究したりしない限り、完璧を目指すより、入試で点数が取れる程度の勉強に徹することに重きを置くべきだと思います。そして、飛ばして読むことに違和感を感じないように練習しておかないと、時間制限がある入試では、根底から崩されてしまう可能性があります。

センターでも早稲田、立命館でも国公立二次でも、その事情はさほど変わりませんし基本的には同じやり方で通用します。

もちろん口語訳や純粋な文法問題などのように、正確さがひたすら追求されてしまう問題にも出くわすことはありますが、部分点を稼ぐレベルでも、その他の受験生も大して高得点は取れないことを考えると合格は果たせるはずです。

大切なのは必要なことと不必要なこととの見極めにあると思います。

本文の概括ができるようになってきてストーリー展開がつかめ、ある程度の設問に答えれるようになってさらに細かい詰めをする必要があるなら、その時にまた頑張っておけばいいのではないかな、と考えていますよ!

そのことについても必要なことならこの記事に盛り込んでいきますね。

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コメント

    • 大平英佑
    • 2015.10.21

    古文の勉強法で悩んでいてこの記事にたどり着きました。
    記事を読んで疑問に思ったのですがこのやり方は基本的な文法である動詞,形容詞,形容動詞,助動詞などの知識が頭に入っている前提でのやり方なのですか?

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武智太(たけちふとし)

T式学習塾 塾長。受験指導一筋27年。センター試験全科目を制限時間の半分で満点を取る実力を持つ。自身のブログを読むだけでセンター国語が9割を超えてしまう人が続出。

独学ラボの与那嶺とともに、独学者のための最強の受験ブログを作るために両者のブログを融合。塾業界に革命を起こすために日々指導に精を出している。

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与那嶺隆之(よなみねたかゆき)

偏差値38から1年宅浪で早稲田大学に合格。1年で1日1万人が訪れる勉強法サイト「独学ラボ」を運営。

株式会社T式学習塾を経営しながら、独学者が予備校なしで学力を伸ばすために、シリウス先生とタッグを組み新たな勉強法ブログ「Winner!!」を立ち上げた。

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