首相 外国人旅行者増へ新観光ビジョン策定を指示

11月9日 12時30分

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安倍総理大臣は、外国人旅行者、年間２０００万人の政府目標の達成が視野に入ってきたことを受け、関係閣僚らに対して、外国人旅行者をさらに増やすための具体策や目標を盛り込んだ新たな観光ビジョンを今年度中をめどに取りまとめるよう指示しました。

政府は、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる２０２０年に日本を訪れる外国人旅行者を年間２０００万人に増やす目標を掲げていますが、先月時点での推計で１５００万人を超え、目標の達成が視野に入ってきています。
これを受けて、政府は、外国人旅行者を増やすための施策を検討するため、関係閣僚や観光分野の有識者で構成する新たな会議を設け、９日午前、総理大臣官邸で初会合を開きました。
この中で、安倍総理大臣は「安倍政権は経済を最優先に、ＧＤＰ＝国内総生産６００兆円を目指した取り組みをスタートさせた。なかでも観光は成長の重要なエンジンだ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「２０００万人は通過点だ。前例にとらわれない、思い切った知恵を出していただき、次なるステージのロードマップを示していただきたい」と述べ、外国人旅行者をさらに増やすための具体策や目標を盛り込んだ新たな観光ビジョンを今年度中をめどに取りまとめるよう指示しました。