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豪新潜水艦 受注目指すドイツ企業にハッキングか
11月9日 11時49分

豪新潜水艦 受注目指すドイツ企業にハッキングか
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オーストラリアが導入を計画している新しい潜水艦を巡って、地元の複数のメディアは、共同開発国として受注を目指すドイツの企業に対し潜水艦の機密情報を盗み取ろうとするハッキングの動きがあったと伝え、同じく受注を目指す日本も情報管理の対策強化を迫られそうです。
オーストラリアは2020年代に導入する新しい潜水艦について、日本・ドイツ・フランスの3か国の中から共同開発国を選ぶことにしていて、各国が売り込みをかけています。
これに関連して、オーストラリアの複数のメディアは9日、ドイツの大手機械メーカー・ティッセンクルップのコンピューターからオーストラリアの潜水艦に関する機密情報を盗み取ろうとする動きがあったと伝えました。
このうち、有力紙のオーストラリアンは「ドイツ北部のキールにある潜水艦の建造拠点がハッキングの対象となり、1日に30回から40回の不正なアクセスがあった」と伝えています。
これまでに盗み取られた機密情報はないということですが、各メディアは、ハッキングは中国やロシアからだったという見方を伝えています。
日本など潜水艦の共同開発国を目指す各国は今月末までにオーストラリア政府に建造計画を提出することになっていて、機密情報の管理について対策の強化を迫られそうです。

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