京都には、数多くの紅葉の名所があります。
なので、秋になるとどこに紅葉を見に行けば良いか迷う方も多いはず。
有名な紅葉の名所ばかりに行こうとすると、移動時間ばかりがかかってしまいますから、あまりおすすめできません。
この記事では、私が今までに訪れた紅葉の名所の散策コースをまとめています。
基本的に1日で廻れるようになっていますので、京都での紅葉狩りを計画されている方は参考にしてください。
目次
世界遺産を含めた紅葉狩り
京都市内で最も豪華な観光コースは、金閣寺、龍安寺、仁和寺(にんなじ)の3ヶ所を1日で巡るコースでしょう。
きぬかけの道と呼ばれる道の東の端に金閣寺があり、そこから西に歩いていくと龍安寺、仁和寺にも行けます。
3ヶ所すべてが世界遺産に登録されているので、まさに京都観光のゴールデンコースと言えます。
そのゴールデンコースが、最も美しくなるのが秋の紅葉の時期です。
京都駅からすぐに行ける観光名所で、有名なところは東寺と西本願寺です。
どちらも世界遺産に登録されているお寺なので、一度は訪れておきたいですね。
東寺と西本願寺を同じ日に参拝するのであれば、紅葉の時期がおすすめです。
京都で最も人気がある観光名所は清水寺です。
清水寺は、春夏秋冬どの季節に訪れても見事な景色を見せてくれます。
もちろん秋の紅葉も、京都観光に訪れた時には一度は見ておきたい景色ですね。
また、清水寺だけでなく、近くの高台寺と圓徳院にも紅葉を見に行くと良いでしょう。
京都市右京区の嵐山は、旅行者や観光客に人気の観光地で、秋になるとたくさんの人が訪れます。
嵐山に多くの人が訪れるのは、たくさんの紅葉の名所があり、しかも、それぞれの紅葉の名所がとても美しいことが理由です。
一度でも、嵐山に紅葉狩りに行ったことがある方なら、また来たいと思うことでしょう。
嵐山の中でも、天龍寺、常寂光寺、二尊院は特に人気があって人が多いのですが、それでも見事な紅葉を見れるので拝観しておきたいですね。
京都市内の紅葉の名所で忘れがちなのが、洛南と呼ばれている京都市南部地域です。
特に京都駅から若干行きにくい場所にある醍醐寺、隨心院、勧修寺(かじゅうじ)は、美しい紅葉を見ることができるのですが、秋の行楽シーズンにしては拝観に訪れる観光客や旅行者の姿が少ないですね。
京都市右京区の高雄、槙ノ尾(まきのお)、栂ノ尾(とがのお)は合わせて三尾と呼ばれており、自然が豊かなことで知られています。
山の中なので空気が澄んでおり、秋になると清々しい気持ちで紅葉狩りをできます。
三尾で有名な紅葉の名所は、神護寺、西明寺(さいみょうじ)、高山寺です。
3ヶ所は比較的近い場所に建っているので、三尾に紅葉を見に行くときは全て参拝しておきたいですね。
京都市中心部エリア
京都市中心部で有名な観光名所は京都御苑です。
京都御苑には、様々な木々が植えられており、秋には、いたるところで真っ赤なモミジを観賞できます。
また、京都御苑の周囲にも紅葉の名所がいくつかあります。
その中でも相国寺と梨木神社(なしのきじんじゃ)が比較的近くて、同じ日に紅葉狩りをするのにおすすめです。
京都市北部エリア
京都市北区は、京都市の中でも気温が比較的低いためか、美しい紅葉を観賞できるところがたくさんあります。
多くある北区の紅葉の名所でも、大徳寺周辺は交通事情が良いので比較的訪れやすいです。
大徳寺周辺で訪れたい紅葉の名所は、高桐院、今宮神社、建勲神社(たけいさおじんじゃ)ですね。
京都市北区の鷹峯(たかがみね)は、江戸時代初期に本阿弥光悦が、芸術村をつくった地です。
その鷹峯は、秋の紅葉がとても美しく、風景までもが芸術村と言っても過言ではありません。
鷹峯で特に紅葉が美しいお寺は、光悦寺、源光庵、常照寺ですね。
秋の京都観光の定番は紅葉狩りですね。
京都には、たくさんの紅葉の名所があり、どこに行っても美しいモミジを見ることができます。
叡山沿線沿いの一乗寺には、紅葉の名所が密集しており、圓光寺、詩仙堂、金福寺(こんぷくじ)が特におすすめです。
移動時間があまりかからないので、一乗寺界隈に紅葉狩りに出かけた時は、この3ヶ所を拝観すると良いでしょう。
京都市東部エリア
京都市左京区の哲学の道界隈は、春と秋の行楽シーズンになると多くの観光客や旅行者の方で賑わいます。
哲学の道より少し南の永観堂は、特に秋になるとたくさんの拝観者が訪れますね。
また、紅葉の季節には永観堂とともに金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)と真如堂にも紅葉を観賞しに行くのがおすすめです。
京都市左京区の南禅寺は、京都市内でも人気のある紅葉の名所で、秋になると多くの観光客や旅行者の方が訪れます。
また、南禅寺周辺にもいくつか紅葉の名所があり、この辺りは秋の紅葉狩りにおすすめの散策コースです。
比較的移動時間が少ない紅葉狩りは、南禅寺、天授庵、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)と廻るコースですね。
京都市西部エリア
京都市右京区の嵐山や嵯峨野は、秋の紅葉の時期に多くの観光客や旅行者の方が訪れます。
それだけ、この辺りの紅葉は美しいということですね。
実際に行ってみるとわかりますが、どのお寺でも神社でも見事な紅葉を観賞できます。
嵐山で人気があるのは渡月橋周辺の観光名所です。
でも、渡月橋からかなり北に位置する化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)、鳥居本、愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)も、他とは趣の異なった紅葉狩りができるので、一度は秋に訪れたいですね。
京都市内でも、比較的旅行者や観光客が少ない紅葉の名所は、いくつもあります。
多くの場合、京都市の端にある紅葉の名所、特に山の上に行けば、それほど混雑することはありません。
京都市西京区の大原野に建つ善峯寺と十輪寺も、そんな紅葉の名所です。
京都市南部エリア
京都市内には、紅葉の名所がたくさんあります。
どの紅葉の名所も個性がありますが、カエデの数が多いところを選ぶなら、東山区の東福寺が一番だと思います。
また、東福寺の近くには泉涌寺(せんにゅうじ)という格式の高いお寺があり、こちらでは気品のある紅葉を楽しめます。
京都市外の紅葉狩り
京都の紅葉の名所は、京都市以外にもたくさんあります。
京都市西京区の隣の長岡京市も、光明寺、乙訓寺(おとくにでら)、長岡天満宮といった紅葉の名所があるので、秋の行楽シーズンに訪れるのがおすすめです。
京都府八幡市は、京都府と大阪府の境に位置しています。
京都観光で八幡市まで訪れる方は、それほど多くありませんが、秋は見事な紅葉を楽しめる名所がいくつかあります。
特に石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)、善法律寺、神應寺(じんのうじ)は、秋に八幡市を観光する場合には立ち寄りたいですね。
なお、無料で紅葉狩りできる紅葉の名所をお探しの方は以下の記事をご覧になってください。
秋が深まってくると観に行きたくなるのが紅葉ですよね。
京都にはたくさんの紅葉の名所があります。
有名な紅葉の名所は、拝観料が必要になることが多いのですが、探してみると無料で拝観できる神社やお寺も結構あります。
そこで、今回の記事では、私が過去に訪れたことがある無料で紅葉狩りを楽しめる名所をいくつか紹介したいと思います。
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