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エスカレーター逆走 定期検査基準の見直しなど求める
11月9日 10時02分

エスカレーター逆走 定期検査基準の見直しなど求める
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去年1月、川崎市の武蔵小杉駅で上りのエスカレーターが逆走し、1人が足の骨を折る大けがをするなど、11人がけがをした事故について、国の審議会の部会は部品の劣化に点検の不備などが重なり、事故につながったと考えられるとして、国土交通省に対し、定期検査の基準の見直しや適切な保守作業の徹底を指導するよう求めました。
去年1月、川崎市中原区の武蔵小杉駅で、JRと東急東横線とを結ぶ連絡通路の上りのエスカレーターが逆走し、当時39歳の男性が足の骨を折る大けがをするなど、11人がけがをしました。この事故について、専門家からなる国土交通省の審議会の事故調査部会が報告書をまとめました。それによりますと、事故はモーターの力を伝える鎖が劣化や整備の不備で切れたうえ、作業員が調整を誤ったために安全装置も作動しなかっことなどが原因と考えられると分析しました。
また、平成24年12月に千葉県船橋市のJR西船橋駅でエスカレーターが逆走し、2人がけがをした同様の事故についても、安全装置の設計上のミスに加え、点検の際に十分確認しなかったことなどが事故の原因と考えられると指摘しました。
そのうえで国土交通省に対し、鎖が切れた場合でも安全装置が機能するよう必要な措置を講じるとともに、鎖ののびやたるみを判定する検査基準の見直しを検討することや、関係団体を通じて適切な保守業務の徹底を指導するよう求めました。

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