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漁業者が福島第一原発の「遮水壁」を視察
11月6日 16時21分

漁業者が福島第一原発の「遮水壁」を視察
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東京電力福島第一原子力発電所で汚染された地下水が海に流れ出すのを抑える「遮水壁」と呼ばれる施設が先月、完成したのを受けて、6日、地元の漁業者が初めて視察に訪れました。
福島第一原発では汚染された地下水が海に流れ出るのを抑えるため、護岸沿いに鋼鉄の壁を打ち込んで地下水をせき止める「遮水壁」が先月26日に完成し、その後、護岸沿いの海水に含まれる放射性物質の濃度は下がる傾向にあります。
6日は地元の漁業者9人が完成後初めて遮水壁の視察に訪れました。漁業者は東京電力の廣瀬直己社長の案内を受けながら、遮水壁の陸側の水面が海面より高くなっていることなどの説明を受け、効果を確認していました。
視察を終えた福島県漁業協同組合連合会の野崎哲会長は「遮水壁の陸側と海側の水位の差を、実際に目で見て確認できた。福島の海にとって大きな第一歩が踏み出せたことを消費者に理解してもらいたい」と話していました。
また、案内に当たった東京電力の廣瀬社長は「地下水の流出について、幸いよいデータが出ていて、それを見ていただけてよかった。今後も、漁業関係者と相談し、理解をしてもらったうえで、汚染水対策を進めていきたい」と話していました。

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