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今日は「119番の日」現役消防士に通報時に聞かれることを教わった

何の日シリーズ

おはようございます。「何の日シリーズ」のお時間です。今日は消防庁が1987年に制定した「119番の日」でございます。もちろん、由来はコール119。火事と救急は119番!と教えられたものです。

ちなみに、今日から1週間、「秋の全国火災予防運動」が行われるようです。気温も下がり、暖房器具の使用が増えます。つまり火災が増え始める時期でもあり、火のもとに気を付けてね!という消防さんからの注意喚起週間なわけですね。

「119番の日」の意義

国民の消防全般に対する正しい理解と認識を深め、住民の防災意識の高揚を図ることを目的として設けられている。だそうです。なんかお堅い(-_-;)防災意識の喚起もそうだけど、適正かつ迅速・的確な119番通報を呼びかける啓発活動が行われているそうですよ~!

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統計的な話(H25年)

平成25年(2013年)中の救急自動車の出動件数は590万9,367件、搬送人員は534万117人となっており、前年に比べてそれぞれ10万6,912件増(1.8%増)、8万9,815人増(1.7%増)と救急出動件数、搬送人員ともに過去最多を記録しました。 現場到着までの時間は全国平均で8.5分(前年8.3分)、病院等収容までの時間は39.3分(前年38.7分)となっています。 この時間は年々増加傾向にあり、現場付近の消防署以外から出動することが多くなっていること等が要因だと考えられています。

統計局から引っ張ってきました。これから読み取れるものを箇条書きにすると

  1. 救急出動件数も搬送された人も増えている
  2. 1は過去最多を記録した
  3. 現場までの到着時間平均は8.5分である
  4. 病院到着までの時間は39.3分である
  5. 3,4は年々増加傾向で、消防署ではない場所からの出動が増えていることが要因

5について、わかり辛いかもしれないけど、つまり出動件数が増えて、消防署に帰署するまえに次の出動に呼ばれちゃうから、不自然に現場までの距離が長くなっちゃうってことですね!

119したら何聞かれるのか現役ファイヤに聞いた

この記事を作成するにあたって、知り合いの消防のオジサンに色々と聞いてみました。「内緒だよ!」を連呼してたけど、別に職務上の秘密とかじゃないし法律にはひっかかってないから大丈夫だ、マッチョなおっさん!!

「119番消防です。火事ですか?救急ですか?」

しょっぱなは100%こう言われるらしいですよ。ここで例えば「いや~うちのかみさんがねぇ、メガネを失くしたっていうんですよ。いやぁ~困った困った」なんて言おうものなら、「おとといきやがれ!!」なんつって切られちゃうかもしれませんね。いや、実際には、消防さんは優しいらしくて「あ~、それはここに電話されてもこまるからね。ごめんなさいね」なんて優しくなだめるそうです。では実際に何を聞かれるのかを、火事ルートと救急ルートに分けて以下に記載します。

火事ルート

「住所とお名前を教えてください」

「何が燃えていますか、どこが燃えていますか」

「逃げ遅れはいませんか」

「隣家に燃え移りそうですか」

「爆発するものや危険物は屋内にありませんか」

「あなたは家の中ですか、身の安全は大丈夫ですか」

「通報者としてあなたの名前と電話番号を教えてください」

などなどを矢継ぎ早に聞かれるそうです。つか最後の住所と名前なんぞは燃えてる家の中で電話してたら悠長に言ってられないのでは(笑)。

 

救急ルート

「住所とお名前を教えてください」

「どなたがどうされましたか。年齢、性別、あなたとのご関係は」

「意識、呼吸はありますか」

「持病や、通院している病院はありますか」

「服用している薬はありますか」

「通報者としてあなたの名前と電話番号を教えてください」

ってここでも名前と電話番号聞くんかーい(笑)しっかしこれ、一気に矢継ぎ早に聞かれてすぐ答えられる人なんているんかいな?という感じですよね。同居の家族ならいざしらず、あまり関わりのない人にこんなことを聞いたって、ほとんど「?」な気がします(;´Д`)

意識呼吸ってどうやって確認するんだ!?

 

結語

えー、とりあえずですね。

119番通報で消防車なり救急車なり(時には救助隊も!)を呼ぶときは

 

最低でも住所と建物の名前は伝えよう!!

 

ということでした。

とりあえずこれを伝えれば飛んでくるらしいので。

 

以上で終わります。

 

もしまた消防にまつわるエトセトラが知りたいという需要があれば、マッチョオジサンに取材してきます。