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【ミャンマー総選挙】
ヤンゴン中心にスー・チー氏野党に9割が投票 出口調査
ミャンマーで8日、総選挙の投開票が行われた。2011年の民政移管後、初めての総選挙で、アウン・サン・スー・チー氏率いる野党、国民民主連盟(NLD)が優勢だ。政権交代を目指すNLDが単独過半数を獲得できるかが焦点で、9日以降に大勢が判明する見通し。
NLDの独自調査によると、一部の選挙区で同党候補が当選確実となった。一部の地元メディアは、最大都市ヤンゴンを中心とする出口調査でNLDに投票した人が9割に上ったと伝えた。
全土で4万以上の投票所が設けられ、日本などが選挙監視団を派遣。各地で大きな混乱はなかったもようで、高い投票率が見込まれている。スー・チー氏もヤンゴンの自宅近くで投票した。
軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)は劣勢となっているが、テイン・セイン大統領は選挙結果を尊重する考えを強調した。(共同)