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中韓「蜜月」のはずが“激突”…「東シナ海」海洋権益、双方譲る気配なし
韓国・ソウルで行われた日本、中国、韓国による首脳会談では、日本を牽制(けんせい)するために歴史問題で共闘するのではないかという中韓両国の姿勢に注目が集まった。しかし、そんな中韓両国の間にも簡単には抜けそうにもないトゲが刺さっているようだ。その一つが、東シナ海における排他的経済水域(EEZ)の境界線画定問題だ。中韓両国はこれまでも境界線画定交渉を行ってきたが、双方の主張は対立したままで、成果は挙がっていない。
「欠落」した発表
朝鮮日報日本語版(電子版)によると、中国外務省の発表では10月31日の中韓首脳会談で、中国の李克強首相がEEZの境界線を画定するための会談を早期に開くように求め、中国側メディアはこのことを盛んに伝えたが、韓国側の発表にはその部分が欠落していたという。
中韓両国のEEZの境界線画定問題は、済州島の南にある離於島(イオド、中国名・蘇岩礁)をめぐる問題に起因する。韓国は中韓両国のEEZが重なる部分の中間線を境界線とすべきだとしている。しかし、中国は離於島は国際法上、島ではなく岩礁であると主張。国連海洋法条約では島であればEEZを設定できるが、岩礁の場合はできない。
東シナ海“全域”の独占狙う
もともと大陸棚延長論を唱え、東シナ海ほぼ全域の海洋権益を独占しようとしていた中国は離於島周辺の管轄権も自らにあると主張し、韓国側と対立していた。
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