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【北朝鮮情勢】
最側近のはずの崔竜海氏が葬儀委から外れる 「不手際で更迭」?観測も
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の故金日成主席が率いた抗日武装闘争に参加した革命第1世代、李乙雪(リ・ウルソル)元帥が7日、肺がんのため94歳で死去した。金正恩第1書記を委員長とする国家葬儀委員会の名簿を同通信が8日報じたが、金第1書記の最側近で朝鮮労働党の崔竜海(チェ・リョンヘ)書記(政治局員)の名前は含まれなかった。
朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長ら指導部が名を連ねる中、崔氏が外れた理由は不明。韓国の聯合ニュースは、何らかの不手際による更迭など「身の上に変動が起きた可能性がある」と伝えた。
崔氏は9月、中国の抗日戦争勝利記念行事に出席し、10月には訪朝した中国共産党の劉雲山政治局常務委員と会談。ラヂオプレス(RP)によると、崔氏の動静報道は10月22日の体育大会の開幕式出席が最後で、同31日付の労働新聞は崔氏の寄稿を掲載していた。(共同)