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08 Nov 2015 17:11
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(cache) 東大が「ほぼ破壊不可能なガラス」を開発。割れないスマホができるか。
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東大が「ほぼ破壊不可能なガラス」を開発。割れないスマホができるか。

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鋼鉄のように硬いガラス。日本の研究者が、そんな常識外れのガラスを発明しました。

Japanese Researchers Make Glass That’s Nearly Unbreakable

http://gizmodo.com/japanese-researchers-make-glass-thats-nearly-unbreakabl-1739673940

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このガラスが大量生産できるようになれば、窓ガラスの新時代が到来します。そしてタブレットや PC、スマートフォンのスクリーンなどにも応用できるでしょう。今月初め、東京大学生産技術研究所の研究チームによる、このガラスの論文が Nature グループの学術雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。誰でも論文をダウンロードできますので、興味のある方はリンク先へどうぞ。

「五年以内にこの技術を商業化しようと考えています。」東京大学生産技術研究所 物質・環境系部門 井上研究室増野敦信 助教は、取材に対しこう答えています。

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硬さの秘密

この超硬ガラスには秘密の材料があります。アルミニウム酸化物。通称「アルミナ」と呼ばれる物質です。アルミニウム酸化物(Al­2O3)とタンタル酸化物(Ta2O5)を混ぜ合わせると、とても丈夫なガラスを生成する事が出来るようになったのです(リンク先はAl­2O3と二酸化ケイ素(SiO2)となっていますが、論文ではTa2O5です)。

問題点と解決策

問題は、過去に大量のアルミナを扱おうとすると、コンテナーに触れるとすぐに結晶化してしまうという点でした。そこで、東大の研究チームはコンテナーを使わない合成法を編み出しました。固体のコンテナーではなく、ガスを使うことにしたのです。そしてその結果、アルミナ含有率50%を達成し、弾性率は鋼鉄にも匹敵する値を示しました。

様々なものに応用できると考えられます。ガスを使って作られたこの超硬ガラスはとても薄く、軽く、そして光学的性質も素晴らしいのです。

(追記)iPhone9のタッチパネルに採用される…かもしれない?

これはまだ噂の段階ですが、「5年以内に商業化を目指す」という発言から、もし五年後に商業化されればiPhone9のタッチパネルに採用されるんじゃないか…

という噂というか期待が一部で高まっているようです。もし本当に採用されたら快挙ですね。

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この記事を書いたのは

|現在の記事投稿数: 199| 主に医薬論文、ガジェット系記事などの翻訳やライティングをしております。執筆を続ける中で、私自身気づかされることや再発見することも多々あります。→詳しいプロフィールはこちら

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