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広告にアイヌ協会が申し入れ

11月08日 23時01分

広告にアイヌ協会が申し入れ

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プロ野球・日本ハムが、新千歳空港に掲げている「北海道は、開拓者の大地だ。」という垂れ幕型の広告について、北海道アイヌ協会は、8日、日本ハムに対し、「アイヌ民族への配慮が足りない」などと申し入れを行いました。
この広告は、日本ハムが、新千歳空港のターミナルビルの天井からつり下げた4つの垂れ幕型の広告で、ことし6月から掲げられています。
このうち1つには栗山監督の写真とともに「北海道は、開拓者の大地だ。」と記されています。
これについて、アイヌ民族最大の団体、「北海道アイヌ協会」が、8日、日本ハムに対し、国会がアイヌ民族を先住民族として認める決議を行っていることなどを踏まえ、「広告の表現からはアイヌ民族の存在が読み取れない。北海道の歴史を考える上で、アイヌ民族への配慮が足りない」などと電話で申し入れをしたということです。
「北海道アイヌ協会」は、今後、理事会などを開き、さらに対応を検討するということです。
これについて、日本ハムは「協会の『配慮にかけるのではないか』との指摘は、理解できる。今後、こちらがあの広告を出した趣旨を説明をしたうえで、どうすれば納得してもらえるか球団として対応を検討していきたい」と話しています。

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