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美しすぎる維新市議にも「いさぎよく」と堺市長が辞職迫る 1000万円政活費不正 告訴も検討
小林由佳(よしか)堺市議(37)が住民監査請求の監査結果を受け、未配布のチラシなどの政務活動費約1千万円の返還を求められた問題で、竹山修身市長は4日の定例記者会見で、小林市議と当時秘書だった黒瀬大市議(39)に「潔く辞職すべきだ」と辞職を求める一方、辞職しない場合は詐欺罪などで刑事告訴を検討する考えを示した。
竹山市長は会見で、小林氏の政活費について「全国でも例をみない無責任な使用」と厳しい口調で指摘。そのうえで小林、黒瀬両氏について「議員を続けることが市民の理解を得られるのか。潔く辞職すべきだ」と主張した。辞職しなければ「詐欺罪や公文書偽造罪で刑事告訴も視野に入れたい」と述べた。
ただ議会では、関係者に出頭や証言を求めることができる調査特別委員会(百条委員会)の設置が検討されていることから、「百条委ができれば、それを優先し、(百条委の結論を)見極める必要がある。刑事告訴は慎重に対応したい」と語った。
百条委が設置されない場合は、法的措置の検討を行う考えを示した。