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【大阪ダブル選】吉村氏・柳本氏、市長候補が経済で前哨戦 同友会主催討論会

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【大阪ダブル選】
吉村氏・柳本氏、市長候補が経済で前哨戦 同友会主催討論会

関西経済同友会主催の討論会で討論する吉村洋文氏(左)と柳本顕氏=4日午前、大阪市北区(大塚聡彦撮影)

 8日に告示される大阪市長選(22日投開票)で、関西経済同友会は4日、立候補予定者による討論会を大阪市内で開いた。経済政策を中心に、招待を受けた大阪維新の会公認の元衆院議員、吉村洋文(ひろふみ)氏(40)と、無所属の元市議、柳本顕(あきら)氏(41)=自民党推薦=が論戦に臨んだ。

 将来に向けて育成すべき産業分野を問われ、柳本氏は「AI(人工知能)やロボット産業」を挙げ、吉村氏は「再生医療や環境エネルギー」を掲げた。

 観光分野については、吉村氏が「湾岸地区に統合型リゾート(IR)を誘致する。JR大阪駅北側の『うめきた地区』は米のセントラルパークのようになり得る」と主張。これに対し柳本氏は「今の勢いだけに頼るのは危険で、歴史や文化などの大阪ブランドを育てる必要がある」と語った。

 リニア中央新幹線の東京-大阪間の同時開業などを実現する手段では、柳本氏が「関西圏全体の連携が必要」と主張。吉村氏は「まず府市一体で強力に実行する体制が大事」と述べた。

 市長選は他に、いずれも無所属で、元北区長の中川暢三(ちょうぞう)氏(59)と、アルバイトの高尾英尚(ひでひさ)氏(33)が立候補する予定。

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