2015年11月8日05時17分
大阪都構想や橋下徹市長の改革への評価などが争点となる大阪市長選が8日、告示される。12月での政界引退を表明した橋下氏が代表の地域政党「大阪維新の会」の吉村洋文(ひろふみ)前衆院議員(40)と、自民党が推薦する柳本顕(あきら)前市議(41)、無所属の中川暢三(ちょうぞう)元北区長(59)ら新顔4人が立候補を表明。大阪府知事選と同じ22日に投開票される。
吉村氏は7日、橋下氏と大阪市内5カ所を回り、「後継者」の立場をアピール。「改革は道半ば。大阪の改革を前に進めなければいけない」と強調。5月に大阪市内で行われた住民投票で廃案となった都構想への再挑戦を掲げ、「大阪府と大阪市が一つになって成長を目指す」と訴えた。
柳本氏は地元の大阪市西成区で、「公募校長など、やったことの検証が不十分。新たな未来への創造もなかった」と橋下市政を批判。都構想に反対するとともに、区役所の権限強化や一人暮らしの支援体制づくりを進めると訴えた。民主党府連が支援、共産党が「自主的支援」に回る。
中川氏も大阪市北区で「また4年間、都構想で混乱させてはならない」と主張。行政運営の効率化や減税を進めると訴えた。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ
PR比べてお得!