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JPFP設立40周年

世界初の人口と持続可能な開発に関する超党派議員グループとして1974年に設立された国際人口問題議員懇談会(JPFP)は、2014年で設立40周年を迎えました。設立40周年を祝し、2014年11月27日にJPFP40周年記念レセプションが開催されました。

人口問題は一人ひとりの生き方の問題であり、だれも強制することはできません。国民の代表である国会議員が、国際的な平和と安定のために、そして各国の人々の福利を向上させるためにこの日本の経験を途上国に伝えたいという思いからJPFPは始まりました。世界中すべての人口と開発に関する議員活動は、このJPFP活動から生み出されたといっても過言ではないのです。






人口急増が開発途上国の社会開発・経済発展に重大な支障をきたしているという問題意識を背景に、1973年、岸信介元首相を団長に日本の国会議員有志がアジアの人口事情を視察しました。そこで議員団は、人類の平和を脅かす人口分野に対する日本の国際協力が、他の先進国に比べて、著しく立ち遅れていることを強く認識しました。

この視察の成果を受けて、1974年4月、人口問題を中心とする資源・食料危機に深い関心を寄せる日本の国会議員有志が、「国連人口基金(UNFPA)及び国際家族計画連盟(IPPF)の基本主旨に賛同し、人口問題とこれに関連する資源・食料・環境並びに国際協力等の諸問題を研究し、かつその対策を建議する」ことを目的に、世界で初めて人口問題に関する超党派議員組織「国際人口問題議員懇談会(JPFP)」を設立しました。

人口問題は決して強制できる問題ではありません。この問題を解決に向けるには、国民の代表である立法府の議員が各国で人口政策や人口プログラムの形成に積極的に努力することが決定的に重要となります。JPFPは国連などの国際機関とも密接な協力関係を保ちながら、世界各国の人口と開発問題に関する議員グループとの交流、各国の人口事情視察団の派遣、人口と開発に関する数多くの国際会議への参加を通じて、活発な活動を行っています。


国際人口問題議員懇談会活動要史



1974年初代会長に岸信介元首相が就任、1979年より福田赳夫元首相、1990年より安倍晋太郎元外務大臣、1991年より中山太郎元外務大臣、2007年から福田康夫元首相、2013年から谷垣禎一 元法務大臣が会長を務めています。


岸 信介 元首相
1974~1979


福田 赳夫 元首相
1979~1990


安倍 晋太郎 元外務大臣
1990~1991


中山 太郎 元外務大臣
1991~2007


福田 康夫 元首相
2007~2012


谷垣 禎一 元法務大臣
2013~