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■お客様に聞く -全国大学生活協同組合連合会様
― 全国大学生協連ついて概要を教えてください。 全国大学生協連は、全国の大学生協を中心に事業連合やインターカレッジコープなどが協同して事業を行う生活協同組合連合会です。現在、225の大学生協が加入しており、150万人を超える学生・院生・留学生・教職員が組合員となっています。 さまざまな分野で、魅力ある大学づくりと学生・教職員のキャンパスライフに貢献するため、各地域および全国規模で相互交流を図りながら事業を推進しており、全国・地域ネットワークを通じて大学規模の大小を問わず、大学生活に必要な製品を提供するための活動をしています。
― AirScopeの利用状況を教えてください。 全国大学生協連ではサーバ環境をデータセンターに全面移行し、プライベートクラウド環境でシステムを利用できるようにしています。AirScopeは、クラウド環境へアクセスするためのシンクライアント環境を実現するために利用しています。 ユーザは認証用のUSBキーをPCに差し込めば、事務所内のどのPCからでも事務所の自分のデスクにあるPCと同じ環境でシステムを利用できるようになっていて、現在シンクライアント環境を利用しているのは30台ほどです。 今後、連合会並びに全国大学生協共済生活協同組合連合会のすべてのPCを、シンクライアント環境に移行する予定です。 なお、システムの構築と運営はデータセンターを運営するベンダーとジェイエムテクノロジーにお願いしており、毎月、サービス利用料を支払う形で利用しています。
― シンクライアント環境を導入した目的を教えてください。 全国の大学生協では150万人にもおよぶ個人情報を取り扱っており、そのうち約40万人の情報が大学の卒・入学にともない入れ替わります。また、共済加入者情報などのセンシティブな情報を取り扱うこともあるため、3年ほど前にセキュリティーポリシーを全面的に見直し、より厳密な情報管理体制を構築するとともに情報漏えい対策などにも積極的に取り組んできました。今回のシンクライアントの導入はその施策の一環として、全国大学生協連が率先して情報セキュリティを強化するという大きな目的があります。 また同時に、PC端末の運用管理負荷を軽減するという狙いもあります。事業所が分散していることもあり、ハードウェアのトラブルや入れ替え、設定変更など、PC端末に関連するヘルプデスク業務の負荷は大きく、シンクライアント化によるPCの集中管理環境を実現することでサポート業務の負荷軽減を目指しました。
この中でも、最も重視したのは「5年間の総コスト」です。
ジェイエムテクノロジーからの提案は、既存のサーバ環境を大きく変更することなくデータセンター側にシンクライアント用制御ボックスを設定するだけで、シンクライアント環境を実現できるという内容でした。 他社の提案は専用のサーバシステムやクライアント環境を導入して、シンクライアント環境を一から構築しなければならないものだったので、システム構築の手間がかからず、スピーディにシステムを導入できる、ジェイエムテクノロジーの提案には興味を引かれました。 しかもジェイエムテクノロジーの提案は、サービス利用料を支払えばシステムを導入できるという内容で、初期導入費用の投資に対するリスクを抑え、5年間のTCOで見た場合でも優れていました。 ― 処理がデータセンターに集中化することによる、パフォーマンスの低下などは懸念されませんでしたか。 事前にパフォーマンステストを実施してもらい、ネットワーク構成などを多少調整してもらいました。ネットワーク回線などの補強などは不要で問題無く利用できるということを検証してもらいました。 ― AirScopeの機能面についての評価を教えてください。 USBキーで利用者の認証を行うので利用者側にとっても使い勝手がシンプルで、USBキーの無効化や再設定なども容易に管理できることから、AirScopeに関しても高く評価しています。 また、AirScopeはジェイエムテクノロジーの自社開発製品なので、細かい部分でのカスタマイズや仕様変更にも柔軟に対応してもらえるだろうと期待もしました。
― シンクライアントシステムの導入効果を教えてください。 シンクライアント化によるセキュリティの強化はもちろんですが、「管理コストの軽減」、「業務中断時間の短縮」「既存PC端末の延命」といった管理面で大きな導入効果が見られました。 (1) 管理コストの軽減 PC端末環境を集中管理できるようになり、管理負荷が軽減されました。その結果、ヘルプデスク業務に関わる要員やコストを削減し、別の業務へ振り向けることができるようになりました。 (2) 業務中断時間の短縮 ハードウェアの故障などが発生した場合でも、代替機に入れ替えればすぐに業務を再開できるので、PC端末のトラブルによる業務中断時間を大幅に短縮することができました。 (3) 既存PC端末の延命 ローカルでシステムを稼働させているときよりもシンクライアント環境の方が動作が軽いので、従来であればリプレースが必要なPC端末でも引き続き利用できるようになり、新規導入の台数を大幅に減らすことができました。 ― 今後の拡張予定などはありますでしょうか。 まずは全国大学生協連ならびに全国大学生協共済生活協同組合連合会の全PC端末をシンクライアント環境に移行し、その後、システム運用をサポートしている関連団体などへもシンクライアント環境の導入を展開していきたいと考えています。 また同様に、職員が出張する先の関連団体内のPCへUSBキーを差し込むだけで、シンクライアント環境を利用できるようにもしたいと考えています。
― ジェイエムテクノロジーへの期待や要望などあればお聞かせください。 システムの設計・構築時、専任の技術担当者が柔軟かつスピーディに対応してもらいとても助かりました。またシステム稼働後もシステム環境を熟知しているエンジニアが引き続きシステムのサポートに携わってもらっているので、信頼してサポートを任せることができます。これは直接見えにくい部分かもしれませんが、運用コストの削減に間接的に貢献していると思います。 製品を購入するだけで直接やり取りする機会の少ないベンダーもいますが、ジェイエムテクノロジーは、営業担当を含めお互いの顔が見える関係を築くことができているので、安心感にもつながります。今後も変わらない姿勢で、全国大学生協連のサポートをお願いできればと思っています。 ・全国大学生協連のウェブサイト ・ 取材日時 2012年1月 |