※ 以下は「伸縮する数学書」のテストです.
ステートメントや証明中の特定の場所をクリックすると,説明が挿入され(ることがあり)ます.

定理 1.1

である.
有限整域とは,台集合の濃度が有限であるようなのことである.
整域とは,零環ではない可換環のうち,ab=0 を満たす任意の元 a, b について,a=0b=0 が成立するもののことである.
とは,零環ではない可換環のうち,0 でない全ての元が可逆であるもののことである.
証明: A について,Aであることを示す. A の 0 でない任意の元 a をとる.a の逆元が存在することを証明したい. そのためには,写像 f\colon A \to A; x \mapsto ax が全射であることを
なぜなら,これが全射であれば f(b)=1 を満たす b\in A がとれるが,この ba の逆元とからである.
f の定め方から ab=1 であるが,A は整域であり,従って可換環だから ba=1 でもある.)
ところが,A は整域だから f
これを示すために,2 元 b, c\in Af(b)=f(c) が満たされるものをとる.すると,ab=ac すなわち a(b-c)=0 が成立する.A が整域で a\neq 0 であることから,b-c=0,従って b=c が成立する.これで f の単射性が示された.
また,A は有限集合だから f は全射でもある.(証明終)

なお,有限体の理論の研究は読者に任せる.

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