【シンガポール=比嘉清太】中国外務省によると、中国の習近平国家主席は7日、訪問先のシンガポールで中台首脳会談に先立って講演し、「南シナ海の諸島は古来、中国の領土であり、領土主権と海洋権益を守るのは中国政府の責務だ」と主張した。
米軍が10月末、中国が造成した人工島の12カイリ内で巡視活動をして以降、習氏が公の場で南シナ海問題について言及したのは初めてとみられる。
習氏は「(南シナ海において)これまで航行や飛行の自由に問題はなかったし、これからも問題は起こらない」とした上で、「中国は東南アジア諸国連合の国と共に南シナ海の平和と安定を維持する能力と自信がある」と述べ、米国などの介入を暗に批判した。