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 8日にあるミャンマーの総選挙を、25年間待ち続けた在日ミャンマー人がいる。愛知県一宮市に住むココラットさん(45)。軍事政権を逃れて1991年に来日後、一度も帰国を果たしていない。「母国の民主化が確かになれば、老いた両親に会いに帰れる」と選挙結果に望みを託す。

 ココラットさんはミャンマーの最大都市ヤンゴン出身。全ビルマ高校学生連盟の書記長だった90年の総選挙の日に反政府デモを理由に逮捕され、釈放後も監視を受けたため、翌91年にタイ経由で日本に逃れた。

 この時の総選挙では、アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)が大勝した結果を軍政が認めず、スーチー氏は計15年間の自宅軟禁を強いられた。「圧倒的な民意を受けて軍政は数年で滅び、すぐに帰国できると信じていた」とココラットさんは振り返る。