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VWの二酸化炭素排出量不正 ガソリン車でも
11月5日 5時56分

VWの二酸化炭素排出量不正 ガソリン車でも
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ドイツの大手自動車メーカーフォルクスワーゲンが、窒素酸化物だけでなく二酸化炭素の排出量でも不正を行っていた問題で、ドイツの運輸相は不正の対象におよそ9万8000台のガソリン車が含まれることを明らかにしました。
フォルクスワーゲンは、排ガス規制を逃れるため、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題を受けて内部調査を進めた結果、窒素酸化物だけでなく二酸化炭素の排出量の測定の際にも不正が行われていたと3日発表しました。
これについてドイツのドブリント運輸相は4日、新たな不正の対象になったおよそ80万台の車のうち、およそ9万8000台はガソリン車だと明らかにしました。対象となったのは、フォルクスワーゲンやアウディの排気量が1400CCのガソリン車で、日本に輸出されたかどうかは分かっていません。
ドイツでは、二酸化炭素の排出量が少ない車ほど自動車税が軽減されるため、不正の対象になった車の所有者は不足分の税金を購入時にさかのぼって支払う必要があります。ドブリント運輸相は、車の所有者ではなくフォルクスワーゲンが支払いを負担するよう対応を検討するとしていて、フォルクスワーゲンは、今回の不正への対策費がおよそ20億ユーロ(およそ2700億円)に上るとしています。
新たな不正の発覚を受けて、4日の株式市場ではフォルクスワーゲンの株価が一時10%以上下落するなど、懸念が広がっています。

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