『本棚探偵の生還』喜国雅彦
本棚探偵は古本を求め、ついに世界へと旅立った。行先は台湾!ロンドン!もちろん聖地・神保町も忘れてはいない。マラソンが新たな趣味に加わった著者は、古本とマラソンを一度に愉しもうと、古書店で本を買いながら八王子を目指す(「マラ本マン」)。このシリーズでお馴染みのアノ人の蔵書整理もあり(「二つの本の引っ越し」「奇遇な交差点」)。さらにパワーアップした古本エッセイ第3弾。
<評価>★★★★☆
喜国さんの古本エッセイ3冊目。「冒険」「回想」ときて今回の「生還」です。シャーロックホームズシリーズのタイトルですね。本書は本屋さんをぶらぶらしていてはっと気づいて買いました。アマゾンで調べていたらなんと最終巻「最後の挨拶」も出ているではないですか!読まないと。
今回も面白かった。お風呂でも読める文庫本、フロンティア文庫のラインナップがなかなか良くて、買おうと思って検索したら、ほとんどどこも売り切れだった・・・残念です。マラソンしながら古本を買うまら本マン。マラソンかー、えらいなあ。でも本って重いし、リュックに入れるとしても大変そうだな、なんて思いながら読みました。こんな企画、喜国さんならではですよね。一番興味深かったのは古書収集マニアの日下邸を訪問した回かな。こんな本だらけの家があるなんて!遊びにいきたい。片付け手伝いたいです。でも、自分はここまではなりたくないです・・電話まで本に埋もれてるなんて。。本棚を整理しようと思いました。
本を読むためだけに電車にのるという只見線、読書の旅も笑いました。真面目に読もうとしている喜国さんをしりめに、車掌さんやメーテルのコスプレをする仲間たち。楽しすぎます。本を読むための電車や旅・・すごく贅沢で素敵です。私も一回でいいからやってみたいなあ。こうゆうゆるめのお馬鹿なエッセイって楽しいです。