実生活で必要性がないから。
勉強が続かなくても、自分の人生に痛くもかゆくもないからである。
外国人が日本に来ることが昔より増えた。
そうはいっても、ほとんどの人にとって英語を話す必要があるのは海外旅行か、外国人に道を聞かれたときぐらいではないか。
そのときにできなくて悔しい思いをしても、すぐ忘れてしまう。
次の旅行や道を聞かれる機会までに、かなり間があくから。
しかも旅行先での会話や道案内ができなくても、ほんの一時のことで人生には影響ない。
または、「英語が話せるとかっこいい」という漠然とした理由で勉強を始める。
これが全然続かない。
かっこよさ、または失敗してかっこわるさを感じる機会がそもそもない。
「私、なんで勉強してるんだっけ?面倒だからもういいや」となる。
過去に通訳学校に通っていたときに、すでに通訳として働いている人に
「仕事でやってないのに、学校通って勉強するモチベーションがあってすごいですね」と言われて驚いた。
プロの人でもそんなにモチベーションが必要なのかと。
毎日現場で失敗する可能性がある緊張感がないと、勉強し続けられないんだ〜と。
私の場合「英語ができないとこの先の人生が終わりだ」と思い込んでいて、それがモチベーションになっていた。
28歳フリーターで夢を諦めて次何しようか考えた時、何もできないけど英語ができるようになれば人生が開けるのではと思ったのだ。
実際は「英語さえできれば何とかなる」というのは妄想なんだけど、その危機感がモチベーション的には効いて7年かかったが話せるようになった。
なので、やらないと痛い目に合う状態に自分をもっていくのがいい。
人前で英語で発表するとか、冷や汗をかく状態。
勉強したほうがマシと思えるような状態がオススメ。