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『板垣氏がゲームのパクリの状況について語っている記事がアップ』が掲載中。

板垣氏がゲームのパクリの状況について語っている記事がアップ、が掲載中。自分流のゲームを作れ!という意味合いが強いものになっていて、成功体験だけを追うのを危惧しているよう。









板垣 パクリについての話がしたくて。つまり要素を分解する能力があるかどうかなんだけど。
たとえばいまから、あなたの感情を操作しようとするでしょ。

――はい。

板垣 たとえば、誰かが「ワンワンワン」と言ったらあなたが笑ったとするじゃないですか。
そこで、僕があなたを笑わせようとして「ワンワンワン」と言ったら、それはパクリ
なんですよ。それはそうでしょ? だから、なぜあなたが「ワンワンワン」で笑った
のかを考える。「琴線にどういう風に触れたのか?」というメカニズムを要素分解
して分析し、同じ琴線に触れる別のやりかたを考えるんです。それが「ニャアニャア
ニャア」なのかはわかりませんけど、そういう風に昇華していかないと、ただの猿
真似になっちゃうんですよ。

――それが要素を分解する力があるかどうかなんですね。

板垣 そう。だから中身を要素分解して、いらないものは切り捨てて、必要なもの
だけを自分の作品に取り入れるんです。僕としては、そういうゲームデザインを
して欲しいんですよね。というのも、最近はパクリが多すぎる!

――確かに、似たようなタイトルが多いと感じることはありますね……。

板垣 昔と比べると、知恵を得る機会が失われつつあるという話がありましたけど、
であればこそ、若い開発者にはもっとがんばってほしいとと思うんですよ。オンライン
ゲームやVRなんて、若い人たちのほうが順応性は高いんだから。最初は、モノマネ
でもいいんです。何かのゲームやクリエイターに憧れて、働き出して、皆そこから
始めるので。でもね、プロになって3年経っても、そんな猿真似を続けているよう
じゃ駄目です。

――そうやって、自分らしいタイトルを作っていけと。

板垣 えらそうなことを言っていますが、僕はヒールでいいんですよ。このクソ
ヤロウと思ってもらってけっこうです。むしろ、若い開発者に「ふざけんな、板垣」
と言ってケンカを売ってもらいたいですね。そうして、彼らにゲーム業界の未来を
作ってもらいたいですね。それが僕からのメッセージです。

岡本 板垣とほんとカブっちゃいますけど、僕も本当に同じ思いです。

板垣 我々がそうやってゲームを作ってきましたもんね。

金子 ボードゲームにしても、何が楽しいんだろうって考えて。その要素をぜんぜん
異なるジャンルのゲームに乗っけるだけの話ですから。いやもう、言うことが本当に
同じになってしまいましたね(笑)。

板垣 ほんとそうですよ。話が同じところに向かっていくのは、それが真理だから
じゃないでしょうか。アイディアなんて、沸いて出てくるもんじゃないですから。

北尾 そうですね。まあ、一方で言い訳になっちゃうのが、経営のせいってのがある
じゃないですか。予算管理だ、事業管理だ……。やっぱり、トップに立つ人たちは
それを理解してほしいですね。そうじゃないと、新しいタイトルは生まれないんですよね。



・・・と物まねからスタートするけど、最終的にはオリジナル作品を生み出せるように
しないとだめだと言う意見になっていますね。確かにその通りなんですが、この
作風なら売れる!という意味合いも強そうで、ゲーム性で攻めているソフトが
少なくなったのも事実ですよね。


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| [ゲーム]ゲーム情報記事 | 15時30分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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