日経トレンディ12月号に、「2015年ヒット商品ベスト30」という記事が掲載されていました。見事1位に輝いたのは3月14日に開業した「北陸新幹線」。このランキングを知ってとても嬉しかったです。
なぜかというと自分も乗ったから。
流行に疎い私にとって、ヒット商品に絡んだというその事実だけで喜びがこみあげてきちゃいます。
北陸新幹線の概要
北陸新幹線について簡単に書いてみます。
開業日は2015年3月14日。
9月13日までの半年間で新幹線に乗車した人は約482万人。これは昨年同期の特急「はくたか・北陸」の約303%に相当するようです。
下りの終着駅は金沢。
江戸時代、金沢のある加賀藩から前田家が参勤交代で要した日数は片道で約14日前後と伝えられています。それが今では、東京駅から金沢駅まで最短でわずか2時間28分で結ばれるようになりました。
(日経トレンディ12月号より引用)
私が乗車したのは「はくたか553号」
上野7:58分発、金沢10:48分着の列車でした。
乗車時間は2時間50分。
最短の「かがやき」は時間が合わなかったので、はくたかの方に乗車しました。
金沢と新幹線の青、武家好みの金沢
金沢に関する話を2点ほどあげてみます。
1.金沢と新幹線の青
「金沢の空ってホント青いんですよ」
お世話になったタクシー運転手の方がおっしゃっていたセリフです。タクシーに乗車した日は快晴とまではいかず、残念ながら薄曇りの空模様。運転手はなんだか当日の空の色に不満気味でした。金沢の青はこんなもんじゃない、と。
しかし翌日は雲ひとつない快晴で、空は深みのある青でした。ああ、これが運転手の言っていた空の青さか……
言われてみればたしかに。
金沢の空は地元茨城の青とはまたひと味違う、深みのある青かなと。
北陸新幹線や金沢駅のシンボルカラーは、特徴的な青い色になっています。
この青は、金沢の空をイメージした青では? ググって確かめてはいませんが私の中では、
新幹線と金沢駅の青は金沢上空のイメージカラー
そう勝手に決めつけています。
おかげさまでいい空の色を堪能できました。
2.武家好みの金沢
「公家好みの京都、武家好みの金沢」
運転手はそんな言い回しも教えてくれました。
京都はどこか雅で風流のある公家(くげ)が好む街。
金沢は実直的な手工芸品の得意な武家(ぶけ)が好む街。
そういう意味なんだろうと受け取りました。
たしかに金沢は、クラフトワーク(手工芸品)にあふれた街。おたくら工芸品オタクじゃないの? そう思うほど手工芸品にあふれ、手工芸品を愛する土地柄でした。
金沢駅の構造物は「傘」のイメージらしいです。
旅人が雨に濡れぬよう、駅が傘をさしておもてなしをするイメージで作られたんだとか。
うん、解説してくれないと何のイメージか分からない。
解説を聞いて、ああそういう意味なのか、とやっと理解しました。
北陸新幹線以外のヒット商品
北陸新幹線以外の話題を少し。
日経トレンディによる「2015年ヒット商品」を、第10位まで紹介してみます。
順位 | 商品名 | 概要 |
---|---|---|
1位 | 北陸新幹線 | 前年比300% |
2位 | 火花 | ピース又吉直樹による小説 |
3位 | インバウンド消費 | いわゆる“爆買い” |
4位 | コンビニドーナツ | コーヒーのおともに |
5位 | ココナツオイル | “万能オイル”がもたらす美と健康 |
6位 | ガウチョパンツ | 南米発祥の“ゆるい”パンツ |
7位 | チョイ呑み | 吉野家「吉呑み」は夜間売り上げ3割増 |
8位 | 明治プロビアヨーグルトPA-3 | 「プリン体」と戦う。男性に人気の商品 |
9位 | 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ | 味の感想がSNSでブレイク |
10位 | アップルウォッチ | 数十万人が飛びつき2000億円市場に |
ベスト10には、実際に購入したものから名前だけ聞いたことあるもの、初めてきいたものまで様々な商品が並んでいました。流行に疎い疎いって思ってましたが、意外と知ってるものなんですね。それだけ話題になったものがランキングには並ぶってことかな。
最後に
北陸新幹線が1位というのは、最初はTVで知りました。
関わったものが1位って嬉しいものなんですね。
金沢旅行を思い出し、気分がハイになりました。
2015年も残すところ約50日。
「今年のヒット商品」のような1年を振り返るまとめ記事が出てくると、余計に年の終わりを感じちゃいます。
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