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米国防長官 “南シナ海の航行継続”強調11月8日 11時00分
南シナ海を巡って、アメリカのカーター国防長官は、中国が主権を主張する人工島から12海里以内の海域でアメリカ軍の艦艇を航行させる活動を今後も実施する考えを強調するとともに、中国に対し軍事拠点化しないよう求めました。
カーター国防長官は7日西部カリフォルニア州で演説し、「中国は南シナ海でほかのどの国よりも埋め立てを行っており、懸念している」と述べ、中国による人工島の造成を批判しました。
そのうえで先月、南シナ海で中国が主権を主張する人工島の周辺にアメリカ海軍のイージス艦を派遣し、国際法上の領海と同じ範囲の12海里、22キロ以内の海域で航行させたことに触れ、「また行う。われわれは本気だ。国際法が認める、あらゆる場所で航行などを続ける」と述べ、同様の活動を今後も実施する考えを強調しました。
また、「中国は南シナ海を軍事化するつもりはないという習近平国家主席の約束を守らなければならない」と述べ軍事拠点化しないよう求めました。そして習主席からの招待を受けて、来年中国を訪問し、南シナ海など対立する問題とともに、海賊対策など協力分野についても協議する意向を示しました。
一方で、カーター長官は演説でロシアについても言及し、「ウクライナで主権を侵害するとともに、シリアでは長引く内戦にガソリンを注ぎ込んでいる」と述べて強く批判しました。
そのうえで先月、南シナ海で中国が主権を主張する人工島の周辺にアメリカ海軍のイージス艦を派遣し、国際法上の領海と同じ範囲の12海里、22キロ以内の海域で航行させたことに触れ、「また行う。われわれは本気だ。国際法が認める、あらゆる場所で航行などを続ける」と述べ、同様の活動を今後も実施する考えを強調しました。
また、「中国は南シナ海を軍事化するつもりはないという習近平国家主席の約束を守らなければならない」と述べ軍事拠点化しないよう求めました。そして習主席からの招待を受けて、来年中国を訪問し、南シナ海など対立する問題とともに、海賊対策など協力分野についても協議する意向を示しました。
一方で、カーター長官は演説でロシアについても言及し、「ウクライナで主権を侵害するとともに、シリアでは長引く内戦にガソリンを注ぎ込んでいる」と述べて強く批判しました。
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