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高エネルギー加速器研究機構職員 大量の個人情報紛失11月4日 21時17分
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茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構の男性職員が、職員や施設で研究している大学院生の名前や所属など重複するものも含め、およそ8000人分の個人情報が入った記憶装置を、出張先のイタリアで紛失していたことが分かりました。
高エネルギー加速器研究機構によりますと、放射線を扱う業務に携わっている男性職員が先月18日、出張先のイタリアで個人情報が入っている記憶装置をバッグごと紛失していたことに気付きました。記憶装置には、放射線管理区域に立ち入る職員を含むすべての職員1030人分の名前や所属のほか、施設を利用する大学院生や委託業者などの名前、さらに一部の職員の自宅の電話番号など重複するものも含めて、およそ8000人分の個人情報が入っていたということです。
男性職員は、研究資料のデータをパソコンから移す際、誤って個人情報も記録してしまい暗証番号も設定していないということですが、これまでのところ不正に利用されたなどの連絡はないということです。
研究機構は、個人情報が流出したおそれのある職員や大学院生などに経緯を知らせる文書を送って謝罪しています。
高エネルギー加速器研究機構の野村昌治理事は「深くおわび申し上げます。再発防止策を講じ、情報管理の徹底を図ります」と話しています。
男性職員は、研究資料のデータをパソコンから移す際、誤って個人情報も記録してしまい暗証番号も設定していないということですが、これまでのところ不正に利用されたなどの連絡はないということです。
研究機構は、個人情報が流出したおそれのある職員や大学院生などに経緯を知らせる文書を送って謝罪しています。
高エネルギー加速器研究機構の野村昌治理事は「深くおわび申し上げます。再発防止策を講じ、情報管理の徹底を図ります」と話しています。